映画評「ミス・マープル パディントン発4時50分」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1987年イギリス映画 監督マーティン・フレンド ネタバレあり 配信を含めてWOWOWの映画に観るべきものが少なく、最近本格推理に対してマイ・ブームが起っている為、長編TV映画の本作を選んだ。アガサ・クリスティのミス・マープルものの中でも有名な一編ではないかと思う。  国際的で華美な仕掛けの多い…
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ビートルズで韻を勉強しよう その2 : ウィズ・ザ・ビートルズ

それなりの反響があったので、続けます。と言うより、調べるのが面白くなってきたという感じですかね。 今回は、デビュー作『プリーズ・プリーズ・ミー』と同じく8曲のオリジナルと6曲のカバーで構成されている第2作『ウィズ・ザ・ビートルズ』を扱います。  リフが多く、 少なからず出て来る yeah という合いの手の類をどう判断したものか…
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映画評「文化果つるところ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1951年イギリス映画 監督キャロル・リード ネタバレあり 1980年代にフィルムセンターで観たのではないかと思うが、案外観ようと思っただけで、少し後で衛星放送で観た可能性も否定できない。  いずれにしても当時は原作者のジョゼフ・コンラッドを知らなかった(読んだことがない、の意味なり)ので、映…
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映画評「クイック&デッド」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1995年アメリカ=日本合作映画 監督サム・ライミ ネタバレあり 多分28年前に映画館ではなくWOWOW(JSB)で観た。そもそもJSBは本作共同出資者だ。もう再鑑賞しても良いころ合いと思って、NHK-BSで放映していたので、観ることにした。 勘違いしている人が結構いるのではないかと思うが…
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映画評「ヘルドッグス」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・原田眞人 ネタバレあり 岡田准一は小柄すぎるのが難点だが、その難は動きの素早さとして奏功するわけで、こういうハードボイルドな犯罪アクションに実に向いている。暫くはこの路線が続くだろう。 1995年に起きた八王子スーパー強盗殺人事件(パート一人と高校生バイトが二人射…
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映画評「ブルークリスマス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・岡本喜八 ネタバレあり 岡本喜八の珍しいSFだが、反体制的な基調は一昨日の時代劇「赤毛」に通ずるものがある。 UFOが世界各地に頻繁に訪れるのに連れ、血液が青い人が増え、アメリカの軍施設で処分されているらしいという情報をTV局の外信部員・仲代達矢が知り、上層部の命令…
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映画評「エスター ファースト・キル」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年アメリカ=カナダ合作映画 監督ウィリアム・ブレント・ベル ネタバレあり 13年くらい前に観てゴキゲンになったホラー映画「エスター」の続編。続編だが、前日譚である。 エストニアの精神病院に閉じ込められていたリーナ(イザベル・ファーミガ)は見かけは子供だが、低身長症の31歳。その彼女が…
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映画評「赤毛」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1969年日本映画 監督・岡本喜八 ネタバレあり WOWOWの岡本喜八監督特集第2弾も時代劇で、同じく再鑑賞。 江戸末期。江戸に進軍する官軍(維新軍)に加わった町民出身の三船敏郎が、故郷の宿場町に近づくと、隊長・田村高廣から隊長の印である赤毛の冠を拝借して故郷に凱旋、強い者には尻尾を振る代官…
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映画評「侍」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1965年日本映画 監督・岡本喜八 ネタバレあり 郡司次郎正の時代小説「侍ニッポン」の5度目の映画化。橋本忍の脚色で、監督は岡本喜八。 生誕100年記念でWOWOWが組んだ小特集の第一弾。前回観たのは、いつだったか? テーマは桜田門外の変。  実の父親が不明だが面倒を見て来た商人(…
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映画評「スープとイデオロギー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年日本映画 監督ヤン・ヨンヒ ネタバレあり 劇映画「かぞくのくに」を作った女性監督ヤン・ヨンヒが、家族を撮ったドキュメンタリーの最新作。  「かぞくのくに」の放映時この作品の前段となるドキュメンタリー「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」を保存したが、未だに観ていない。今回隙間が出来た時…
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映画評「BLUE GIANT」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・立川譲 ネタバレあり 石塚真一なる漫画家の同名人気コミックのアニメ映画化。僕のようにコミックに疎い人は、タイトルからはよく解らないかもしれないが、ジャズ演奏にのめりこんだ少年を主人公にした青春ドラマである。 仙台の18歳宮本大(声:山田裕貴)が高校を卒業するや否や…
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映画評「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2023年アメリカ映画 監督ホアキム・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプスン ネタバレあり アニメ版第2作。  僕が第1作が余り楽しめなかったのは “左脳人間が齢をとってのなれの果て”と自虐したくなるのだが、今回は特に画面が著しく進化して、湯浅政明監督の怒涛と言っても良…
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映画評「白鍵と黒鍵の間に」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・冨永昌敬 ネタバレあり ジャズ・ピアニスト南博のエッセイが原作(原案)と言うのに、何とも幻想的な作品になったものである。 ジャズ・ピアニストを目指す博(池松壮亮)が、師匠にノンシャランにやれと言われ、銀座のキャバレーやクラブで演奏を始める。何故か銀座のクラブ世界では…
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ビートルズで韻を勉強しよう : その1

 その1とありますが、2があるかは解りません。  さて、【オカピーの採点表】というCD評ブログもやっていますが、そこへのコメントで押韻(基本的に脚韻のみ)に触れたり、あるいは僕がよく訪問しているビートルズ系音楽YouTuberへの書き込みで押韻への言及がままあります。しかし、押韻を完全に理解していないのではないかと思われる人が多い…
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映画評「シャーロック・ホームズの殺しのドレス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1946年アメリカ映画 監督ロイ・ウィリアム・ニール ネタバレあり 昨日のエルキュール・ポワロに続いて今度はシャーロック・ホームズ。世界の二大探偵が連続するなんて、王・長島の三・四番みたいでしょ(古いな)?  服役中の囚人が作ったオルゴールがオークションで三つ売却される。そのオルゴールを狙っ…
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映画評「ナイル殺人事件」(2020年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年アメリカ=イギリス合作映画 監督ケネス・ブラナー ネタバレあり ケネス・ブラナー主演・監督によるアガサ・クリスティ・シリーズ第2弾だが、ポリ・コレ的配慮が露骨になった分だけ、脚本がめちゃくちゃになって駄作と言っても良い出来栄え。僕はこう見えても人が良いので、大作感に銘じて☆☆★を進呈する…
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映画評「さらば、わが愛 覇王別姫」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1993年中国=香港合作映画 監督チェン・カイコー ネタバレあり この映画が公開された頃は日本と中国の仲もそう悪くはなかったし、良い中国映画もどんどん公開されていた。香港映画も勢いがあった。  監督はチャン・カイコーで、フィルモグラフィーの中で、やはり3時間近い長尺のこの映画が最高傑作だろうか…
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映画評「渇水」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・高橋正弥 ネタバレあり 河林満の芥川賞候補になった同名短編小説の映画化。  わが群馬県の県庁所在地前橋市の市役所水道課の仕事がテーマである。仕事紹介編としての興味も湧く。 主人公・生田斗真は、後輩の磯村勇斗とコンビを組んで、水道料金を滞納している家を巡り、それでも…
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映画評「噓八百 なにわ夢の陣」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・武正晴 ネタバレあり 「噓八百」シリーズ第3弾。作られるごとに尻すぼみ的な印象となっているが、TVの「開運‼なんでも鑑定団」が今年で30年を迎えるように、案外3年に1度のペースで今後も作られるかもしれない。 目利き古美術商・中井貴一が、大阪秀吉博委員会から顧問を依頼…
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画像問題:Who is she/he? No. 26

僕らのもしくはそれより少し上の世代の方は多く、同時代的に、彼女の主演したホラー映画におろろいた(驚き過ぎてロレツが回らない状態)のではないでしょうか。彼女自身も、監督も、原作者もこの作品で人気者になりましたね。ここまで言わずとも解るでしょうけど。  画像の映画でアカデミー主演女優賞を取りました。国民的歌手と言うべきカントリー歌…
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