映画評「グランツーリスモ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年アメリカ=日本合作映画 監督ニール・ブロンキャンプ ネタバレあり 僕はコンピューター・ゲームの類は、初期のインベーダー・ゲームも含めて、一切やった事がないので、全く解らない世界なのだが、実際に極めて近い感覚で車を操縦する形のゲームにグランツーリスモなるシミュレーション・ゲームがあるらし…
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映画評「胸に輝く星」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1957年アメリカ映画 監督アンソニー・マン ネタバレあり ブログでこのアンソニー・マンの秀作西部劇を取り上げたことはないが、梗概は書いたことがある。ミステリーでしょう?  どういうことか、と言えば、日活アクション「早射ち野郎」(1961年)というのが本作の90%がところをパクった作品で、その…
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映画評「優作について私が知っている二、三の事柄」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・崔洋一 ネタバレあり この題名は、ジャン=リュック・ゴダールの「彼女について私が知っている二、三の事柄」をなぞって恐らく崔洋一監督が自ら付けたものだろう。彼も映画好きだな。 この題名における “私” は、本ドキュメンタリーにインタビュアー(崔)/インタビュイーとして…
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映画評「SOUL RED 松田優作」 

☆☆★(5点/10点満点中) 2009年日本映画 監督・御法川修 ネタバレあり 1989年ハリウッド映画「ブラック・レイン」が公開されて大いに話題になって大して時間も経たないうちに、松田優作の訃報が届いて、吃驚した。9年前のジョン・レノンほどではないにしても信じられない思いがした。 15年前に生誕60周年、逝去20年とい…
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映画評「トランスフォーマー/ビースト覚醒」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年アメリカ映画 監督スティーヴン・ケイプル・ジュニア ネタバレあり ある時点からこのシリーズもポリ・コレ指向を打ち出し、この第7弾で遂に本格化した。しかるに、こういう形で作られるのは寧ろ歓迎すべきであろう。  というのも人間側の主役はいずれも有色人種で、一般的なポリ・コレ症候群映画が白人…
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映画評「四月の魚」

☆☆★(5点/10点満点中) 1986年日本映画 監督・大林宣彦 ネタバレあり 題名すら知らなかった大林宣彦監督作品。チャンスがあれば必ず観て来た大林宣彦だけに、こんな作品があるとは驚いた。YMOの人気沸騰で知名度が高くなって暫く経ち一旦解散状態になった後に、そのメンバーだった高橋幸宏が主演した作品だからである。 本編中…
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映画評「アステロイド・シティ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年アメリカ=ドイツ合作映画 監督ウェス・アンダースン ネタバレあり ウェス・アンダースンは画面が面白い一方、お話の方は毎度ピンと来ない。一番ピンと来たのはアニメ映画「ファンタスティック MR.FOX」である。今回もその印象は全く維持される。 隕石でできたクレーターを売りにしているアス…
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映画評「キングダム 運命の炎」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・佐藤信介 ネタバレあり シリーズ第3弾。原作は原泰久のコミック。 このシリーズはSFX及びVFXの凄味に第1作から感心しているが、この第三作では初期ほどワイヤー・アクションが目立たなくなった一方、軍勢を超ロングで捉える箇所が、相対的には地味ながら印象深い。CGだろう…
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映画評「ジョン・ウィック:コンセクエンス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年アメリカ=ドイツ合作映画 監督チャド・スタエルスキ ネタバレあり シリーズ第1作を観た時、アクションのバラエティーぶりと、それを捉えるショットが細切れでなくかつ引きで構成していることに喜んだ。  基本的にシリーズが進んでもそれは変わっていず、この第4弾ではショットの凄味が大いに増してい…
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画像問題:Who is she/he? No. 28

今回は、僕が若手社員で、まだ会社の寮にいた1980年代半ば頃、騒がれ出したこの女優です。入寮したばかりの後輩が、出演作になぞって“本当に天使みたいだ”と騒いでいたのを思い出します。 人気絶頂期は長くなく、次第に当初の天使みたいな印象も薄れていきましたが、それほど多いとは言えない日本公開の主演作の中には僕が大好きだったり、世…
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映画評「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督タラ・ウッド ネタバレあり 近年映画関係のドキュメンタリーが多い。チャンスがあれば大体観ている。  本作はTVムービーだが、日本では劇場公開された。劇場用だろうが、TV映画だろうが、ドキュメンタリーに取り上げられる監督は超大物だ。実力もさることながら個性的でないとダメ…
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映画評「The Son/息子」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年イギリス=フランス合作映画 監督フロリアン・ゼレール 重要なネタバレあり 「ファーザー」の見せ方(客観的主観映像もしくは主観的客観描写)が実に面白かった劇作家フロリアン・ゼレールが、その対となる自作戯曲を再び自ら映画化した。 若い妻ヴァネッサ・カービーと再婚して息子ができたばかりの…
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映画評「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年イギリス=アメリカ合作映画 監督ヒュー・ローリー ネタバレあり アガサ・クリスティの非シリーズ・ミステリーを映像に移した、三回に渡るTVミニ・シリーズ。  原作は本格ミステリー・ファンにはかなり有名な作品で、原作は読んでいないものの、1980年に英国で映像化されたTVシリーズ版をその2…
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古典ときどき現代文学:読書録2024年春号

 7月1日でもないのに映画評でなく読書録なので、皆様びっくりしたことでしょう! エイプリル・フールとは関係ありません。  1年に2回だった読書録を、当座、季刊とします。その背景を説明しますと ……  読書録へのコメントが少ないと愚痴っていたら、常連のモカさんから、わけの解らないような作品が少なからず並ぶので当惑してしまう、一…
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映画評「波紋」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・荻上直子 ネタバレあり 「かもめ食堂」「めがね」はストーリーテリングの面白さが印象に残ると共に、アキ・カウリスマキに似たオフビートな画面感覚を楽しんだ。  しかし、本作の絵はそうしたオフビート感とは真逆に近いくらいに変わり、様式に立脚したきちんとした厳しいものであるし…
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映画評「アラビアンナイト 三千年の願い」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年オーストラリア=アメリカ合作映画 監督ジョージ・ミラー ネタバレあり 「マッドマックス」シリーズの合間に、豚が活躍する「ベイブ」二作などジョージ・ミラーは時々大変化球を投げて来る。「アラビアン・ナイト」を借用した本作も正にそれ。 物語論の研究者ティルダ・スウィントンが出張先のトルコ…
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映画評「忌怪島/きかいじま」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・清水崇 ネタバレあり 村シリーズを作って来た清水崇監督が今度は島に乗り出した。島シリーズになっていくだろうか? ホラー映画は右脳的に見た方が楽しめるようだが、左脳的にはダメなケースが多い。ところが、本作は左脳人間には結構面白い作品になっていて、清水監督の作品で一番話…
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映画評「聖職の碑」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1978年日本映画 監督・森谷司郎 ネタバレあり 東宝が1977年「八甲田山」のヒットに気を良くしたのか、同じく新田次郎の小説(実話もの)を同じく森谷司郎監督を起用して映像に移した。撮影も引き続いて木村大作で、この二作での経験を生かして31年後に「劍岳 点の記」を作ったのであろう。 大正2…
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映画評「ヴァチカンのエクソシスト」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年アメリカ=スペイン=イギリス合作映画 監督ジュリアス・エイヴァリー ネタバレあり 1970年代のオカルト映画ブームの火付け役となった「エクソシスト」(1973年)とお話の構図が近い。あの大ヒット作がアメリカン・ニュー・シネマ時代らしいリアルで大真面目な作品だったのに比べると、こちらはかな…
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映画評「ゲネプロ★7」

☆☆(4点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・堤幸彦 重要なネタバレあり TVシリーズの映画版のようなおふざけを見せない時の堤幸彦はなかなか面白味を見せるが、本作は如何だろうか?  出演者を挙げますと、三浦海里、和田雅成、荒牧慶彦、佐藤流司、染谷俊之、黒田朝璃央。皆さん、舞台俳優なのかな? 知っているのは、政治家…
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