映画評「失われた殺人の記憶」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督キム・ハラ 重要なネタバレあり 10年くらい前からWOWOWは一年を通して大量に韓国映画を放映している。  僕は、韓国大衆映画の笑いとシリアス(若しくは悲劇性)との振幅で勝負するスタイルを、長い歴史のある演劇・映画論に照らして正しくないと思っているので、その1割も観ない。…
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映画評「レンブラントは誰の手に」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オランダ映画 監督ウケ・ホーヘンダイク ネタバレあり アート・ドキュメンタリー特集第3弾。  「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」に似ている邦題より、インターナショナル・タイトル My Rembrandt のほうが内容に近い。と言うのも、本作は三つの絵画を巡る夫々性格の違う挿話で構成されている…
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映画評「ロスト・レオナルド~史上最高額で落札された絵画の謎~」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年デンマーク=フランス合作映画 監督アンドレアス・クーフート ネタバレあり 先日の「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」と同工異曲のアート・ドキュメンタリーである。 発端から結果に至るまでの経緯は同じで、証言する人々の顔触れもかなり共通する。  本作独自なのは、最終的に国際マネーが絡んでき…
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映画評「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・飯塚健 ネタバレあり 映画としての完成度はそう高くないが、特にある世代以上の日本人であれば感銘を覚えざるを得ない作品である。 オリンピック・マニアの僕は、長野オリンピックを見る為に当社のドイツ代理店一行が来社(一度来れば一週間ほど滞在する)していたにも拘らず、上司…
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画像問題:Who is she/he? No. 12

 今年最後の画像問題は、年初と同じく、干支問題です。干支問題とは何ぞやと問われれば、え~と(笑)、フランク・シナトラやバーブラ・ストライサンドがヒントになりましょうか。バーブラのお答えに関して、この人に言及があったような記憶があったもので……  この女優さんもバーブラ、シナトラと同じく、本業は歌手でしょう。女性歌手の中で僕が一番ご…
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映画評「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年フランス映画 監督アントワーヌ・ヴィトキーヌ ネタバレあり テレビ東京の「開運!何でも鑑定団」を見ていると、なかなか優れた美術品(美術品としては本物)でも有名作者の作品でない場合、その作家の作品に比べて付けられる価額が3桁4桁低いのに驚き、芸術とは何だろうと暫し考えることがある。本作の…
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映画評「シン・ウルトラマン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・樋口真嗣 ネタバレあり 僕はビートルズには数年遅れたが、初期ウルトラ・シリーズにはドンピシャの世代である。  しかし、同級生よりぐっと早く、「アルセーヌ・ルパン」シリーズにより読書に、「太陽がいっぱい」のTV放映により映画鑑賞にビートルズにより音楽(ロック)鑑賞に目覚…
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映画評「マークスマン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2021年日本映画 監督ロバート・ロレンツ ネタバレあり メキシコ国境疑似家族ものという点で一ヶ月半前に観た「クライ・マッチョ」と好一対を成すサスペンス・アクションである。 メキシコ国境付近で牧畜するリーアム・ニースンが、国境のフェンスにある穴から入って来た母テレサ・ルイスと11歳の息子ジェ…
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映画評「ブルー・バイユー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジャスティン・チョン ネタバレあり リンダ・ロンシュタットの歌唱で印象に残っている「ブルー・バイユー」(作:ロイ・オービスン)と関係のある映画かと想像した通り、劇中主人公の妻たるヒロインによりこの曲が歌われる。前世紀に或る数分間のミニ番組がこの曲を流したの…
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映画評「ザ・ビートルズ:Get Back」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 2021年イギリス=ニュージーランド=アメリカ合作映画 監督ピーター・ジャクスン ネタバレあり 2020年5月から8月までYouTubeにアップロードされた“ゲット・バック・セッションズ”14日分をダウンロードして全てCD化した。曲ごとにトラックを分けて曲名をつけたので長い時間がかかった。ト…
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映画評「ひと夏の体験 青い珊瑚礁」

★(1点/10点満点中) 1981年日本映画 監督・池田敏春 ネタバレあり 松田聖子の最初の大ヒット曲の題名を使っていて、寺島まゆみ扮するヒロインの髪型は聖子ちゃんカットである。時代ですな。  山口百恵のヒット曲「ひと夏の経験」に似ているほうは角書(本題の前にあるサブタイトル)であるが、これも意識した可能性が高い。角書は本来…
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映画評「愛の白昼夢」

☆★(3点/10点満点中) 1980年日本映画 監督・小原宏裕 ネタバレあり WOWOWの中後期ロマン・ポルノ特集で放映。  平尾昌晃とのコンビで「カナダからの手紙」をヒットさせたアイドル畑中葉子がポルノ女優に転身して初めて出演作品なので観てみた。当時はロマン・ポルノの勢いが落ちてにっかつが非ポルノの女優・女性たちを起用し始…
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映画評「ドリームプラン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年アメリカ映画 監督レイナルド・マーカス・グリーン ネタバレあり 球技において野球の次に好きなのはテニスだった。TV放映が割合多いことがその理由で、NHKが独占していたウィンブルドンに加え、WOWOWの開局と共に他の四大オープンも良く観たものである。  しかし、今世紀に入って徐々に観な…
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映画評「コンフィデンスマンJP 英雄編」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・田中亮 ネタバレあり TV番組の映画版シリーズ第3弾。前回まで出ていた三浦春馬と竹内結子が自死して登場しないのは少々複雑な思いをするが、本編中で彼らは引退したことになって言及されているのは少し感慨を呼ぶ。 例によって例の如く入り組んでいるので、短い文章でお話の流れを…
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映画評「ナワリヌイ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2022年アメリカ映画 監督ダニエル・ロハー ネタバレあり ロシアのウクライナ侵攻以前、反体制派政治家アレクセイ・ナヴァルヌィ(ナワリヌイ)が毒殺されかかり、ドイツでの治療・快癒後にロシアに戻って逮捕・収監されているのがロシア関連のニュースでは大きな話題を呼んでいた。  侵攻後は戦争という大き…
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映画評「私はヴァレンティナ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年ブラジル映画 監督カッシオ・ペレイラ・ドス・サントス ネタバレあり 「わたしはロランス」というトランスジェンダーをテーマにした映画を何年か前に観た。邦題の付け方から言って同種の内容と想像した通り、トランスジェンダーの少年男子というか少女の苦闘を描くブラジル製青春ドラマである。 前の…
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映画評「フォーリング 50年間の想い出」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年イギリス=アメリカ=カナダ合作映画 監督ヴィゴ・モーテンセン ネタバレあり ヴィゴ・モーテンセンの初メガフォン作で、脚本・音楽・主演も兼ねている。 およそ50歳のパイロットのモーテンセンは、ロサンゼルスで男性パートナーのテリー・チャン、メキシコ系の養女ギャビー・ヴェイルスと暮らして…
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映画評「ファイター、北からの挑戦者」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年韓国映画 監督ユン・ジェホ ネタバレあり 韓国映画でもこういうインディ系の映画は、喜劇性とシリアス性の振幅で勝負する韓国大衆映画流の見せ方はしない。そこが気に入った。 中国を経て韓国へやって来た脱北女性イム・スンミが、仲介者の紹介で仕事に精を出し、二つ目のバイト先であるボクシング・…
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映画評「クレッシェンド 音楽の架け橋」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年ドイツ映画 監督ドロール・ザハヴィ ネタバレあり 国連関係?の女性ビビアナ・ベグローが、世界的に有名なドイツ人指揮者ペーター・ジモニシェックを訪問し、イスラエルとパレスチナの若者たちによるオーケストラを作って貰えないかと談判する。自らナチス加害者の息子として苦い経験のある彼はその難しさを…
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映画評「先生、私の隣に座っていただけませんか?」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・堀江貴大 ネタバレあり 2000年代は華麗なギミックを使った映画が流行った。この映画はその時代の作品群を思い出させると同時に、類似するものはあっても同じアイデアの映画は観たことがないような気がする。 売れっ子女性漫画家・黒木華が、母親が足を痛めたということで、同じ…
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