映画評「アメリカン・ユートピア」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督スパイク・リー ネタバレあり トーキング・ヘッズは僕が大学時代に出て来たニューウェーブ系のバンドで、時にアフリカ音楽への指向も示すなどして興味深かった。90分のカセットテープ1巻に彼らの楽曲を保存、今でもどこかにあるはずだが、その後CD5枚を揃えたので、それを聴くこと…
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映画評「由宇子の天秤」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・春本雄二郎 ネタバレあり 4か月後に起こるウェブリブログの廃止に備えてseesaaブログに引越しした。それに際して変えていることがある。ラベルリスト(ウェブリのテーマ)における “ドラマ” を“人間劇”とすることにしたのである。理由は “ドラマ” の場合TVのドラマと誤…
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映画評「スティルウォーター」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年アメリカ映画 監督トム・マッカーシー ネタバレあり 留学先のフランスはマルセイユで同棲中の相手(女性)を殺害した罪で服役中の娘アビゲイル・ブリセリンを釈放させようとアメリカから渡仏し、東奔西走する父親マット・デイモンの姿を追う物語。  この基本設定自体は、よくあるもので新味はないが、…
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映画評「警部」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1979年フランス映画 監督ジョルジュ・ロートネル ネタバレあり ジャン=ポール・ベルモンド第3弾は、お話がぐっと掴みやすい。宍戸錠主演の日活アクション的な内容と思えば、当たらずと雖も遠からず。 警部と娼婦が殺される事件が発生する。カナダの刑務所から出所して戻って来たという流れ者ベルモンドが…
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映画評「相続人」(1973年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 1973年フランス映画 監督フィリップ・ラブロ ネタバレあり この作品が公開された頃若い僕は愛読誌【スクリーン】を隈なく読んでいた。その為か観た気になっていたが、どうも初鑑賞のようだ。  フィリップ・ラブロの監督作品としては「刑事キャレラ 10+1の追撃」のほうが良い。昨年ちょっとしたリバイバル…
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映画評「いぬ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1962年フランス映画 監督ジャン=ピエール・メルヴィル ネタバレあり ジャン=ピエール・メルヴィルのフレンチ・フィルム・ノワール。珍しくも初鑑賞。 強盗犯セルジュ・レジアニが刑務所を出、服役中に妻を殺したと確信した仲間ルネ・ルフェーヴルを射殺する。その後警察の犬という噂のあるジャン=ポー…
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画像問題:Who is she/he? No. 10

 seesaaブログに移ってから初出題。編集画面がウェブリと殆ど同じなので、何の支障もありません。  余り新しい俳優の採用は避けて来たのですが、十数年やって来た女優はネタが尽きて来たので、現役とは言ってももう大ベテランの域のこの方なら良いだろうと思って出題。  僕より若い方も、テータム・オニールなど数名出題したことはあるものの、…
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映画評「竜とそばかすの姫」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・細田守 ネタバレあり 2か月前にWOWOWで放映された時に録画したものを持っているし、地上波放映があったばかりだが、節電の為にプライム・ビデオを選んて観た。 3年のスパンで新作発表が続いている細田守監督の新作アニメで、先日の「マトリックス レザレクション」に続いて…
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映画評「モーリタニアン 黒塗りの記録」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年イギリス=アメリカ合作映画 監督ケヴィン・マクドナルド ネタバレあり 9・11に関与したテロリストと目された容疑者が収容されたグアンタナモ米軍基地について今世紀初頭数年間に渡って話題になっていた。  本作は、実行犯のリクルーターと目されて収容されたモーリタニア人の男性モハメドゥ・ウル…
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映画評「マトリックス レザレクション」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年アメリカ=オーストラリア合作映画 監督ラナ・ウォシャウスキー ネタバレあり 前作からのスパンの長いシリーズも今世紀に入って珍しくなくなったが、もはやないと思っていた「マトリックス」の18年ぶりの第4弾。  驚いたというより呆れた。このシリーズのファンであれば楽しみにもなるだろうが、さほ…
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映画評「総理の夫」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・河合勇人 ネタバレあり 政界をテーマにした作品は日本ではなかなか作られなかったが、ここへ来て「記憶にございません!」が作られ、そして本作である。コメディーでお茶を濁している感が無きにしも非ずとは言いながら、風刺をするのはコメディーが適しているのは言うまでもない。  本作…
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