映画評「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」 ☆☆☆(6点/10点満点中) 2018年カナダ=ハンガリー合作映画 監督フランソワ・ジラール ネタバレあり 二日続けてフランス系カナダ人監督によるドラマである。 フランソワ・ジラール監督は、「レッド・バイオリン」(1998年)というバイオリンを狂言回しにしたドラマにひどく感心させられたものの、その後の作品は中位という印象に… コメント:0 2023年01月11日 映画 映画 た行 人間劇 続きを読むread more
映画評「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」 ☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年カナダ=アイルランド合作映画 監督フィリップ・ファラルドー ネタバレあり 原題には今でも大人気の作家サリンジャーが名前があるが、邦題には影も形もない。その代わりニューヨークがあり、しかもダイアリーが付いている。後者は日本の配給会社の悪い癖で、多分「バスケットボール・ダイアリーズ」以降の流… コメント:0 2023年01月10日 映画 映画 ま行 恋愛/青春 続きを読むread more
映画評「ゴッドファーザーPART II」 ☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1974年アメリカ映画 監督フランシス・フォード・コッポラ ネタバレあり 先月少し改訂された“PART III”を最新作と思って先に見てしまった(内容を憶えていたらそんなミスもなかったのですがね)ので、この第2作も早めに再鑑賞しておくことにした。 1958年後頃、家で黄昏ているマイケル・コ… コメント:4 2023年01月09日 映画 映画 か行 刑事/犯罪 人間劇 続きを読むread more
映画評「マリー・ミー」 ☆☆★(5点/10点満点中) 2022年アメリカ=日本=中国合作映画 監督カット・コイロ ネタバレあり 1960年代~70年代初めのロックを中心に聴いて来た。YouTubeを使って自作CDを作るようになってから、一番弱点のヴォーカルものもアルバムごとにCD化しようと、評価も高いシャナイア・トウェインやテイラー・スウィフトにアク… コメント:0 2023年01月08日 映画 映画 ま行 恋愛/青春 続きを読むread more
映画評「愛のまなざしを」 ☆☆★(5点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・万田邦敏 ネタバレあり 万田邦敏という監督は初めてと思ったが、「接吻」という優れた心理サスペンスを観ていた。自分の映画評を読んでみたら、本作と共通する要素が色々見出された。 かの作品で国選弁護士を演じた仲村トオルが今回は心療内科医に扮する。彼が、同僚という男に連れて… コメント:0 2023年01月07日 映画 映画 あ行 サスペンス/スリラー 続きを読むread more
映画評「神は見返りを求める」 ☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・吉田恵輔 ネタバレあり 2020年5月からYouTubeをほぼ毎日使うようになった。‟見るようになった” のではないのは、映像のない音楽を聴いたり、CD化する為にほぼ限られるからである。公式MVは長さがCDと違うので利用しない。所謂YouTuberと言われる人々の動画を見… コメント:0 2023年01月06日 映画 映画 か行 喜劇/ファミリー 続きを読むread more
画像問題:Who is she/he? No. 13 2023年度最初の画像問題はこの男優。 日本ではこの画像の映画で初めて注目されました。体つきは既にがっちりですが、この後、年を経るごとにお顔ともどもぐっと肥えていきます。太ってからの方が長いので、平均的な男女優と違って、若い時のほうが解りにくい変わり種と言って良いでしょうか。 ベテランの映画ファンならイージーと思いますが、大… コメント:9 2023年01月05日 画像問題 続きを読むread more
映画評「きさらぎ駅」 ☆★(3点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・永江二朗 ネタバレあり 単なる持論で、さほど説得力があるとは思えないが、庶民の生活に視線を下降するような平凡な内容であれはあるほどその差が小さくとも似た作品と判じない可能性が高く、ジャンル映画など特殊性が高ければ高いほどその差が大きくないと既視感が強くなって良い評価に結び付… コメント:2 2023年01月04日 映画 映画 か行 ホラー映画 続きを読むread more
映画評「愛と精霊の家」 ☆☆☆★(7点/10点満点中) 1993年ドイツ=デンマーク=ポルトガル合作映画 監督ビレ・アウグスト ネタバレあり 30年弱前にWOWOWで観たが、パンフレットからまた放映するのを知って、再鑑賞を前提にイサベル・アジェンデの原作「精霊たちの家」を読んでみた。短くない小説で、チリ版「百年の孤独」の趣きがあるが、原作を読んでから… コメント:0 2023年01月03日 映画 映画 あ行 人間劇 続きを読むread more
映画評「前科者」 ☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・岸善幸 ネタバレあり 同名人気コミック(香川まさひと・作、月島冬二・画)をTVドキュメンタリー出身の岸善幸が映画化した。 福祉絡みの連続殺人をヒューマンな仕立てで扱うというアングルは、先日観た「護られなかった者たちへ」と似たものである。 主人公は28歳の女性… コメント:0 2023年01月02日 映画 映画 さ行 人間劇 刑事/犯罪 続きを読むread more
古典ときどき現代文学:読書録2022年下半期 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 本年も記事の第一弾は読書録。すっかりお馴染みになったと思われます。例によってリストの前に少し前口上を。 50年前の百科事典をベースにした大古典は大分読みつくし、徐々に新しめの作品が増えています。新しめのものは映画化されたものが選びやすく、前回は相当多くなりま… トラックバック:0 コメント:4 2023年01月01日 読書 映画コラムその他 続きを読むread more