映画評「弟とアンドロイドと僕」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年日本映画 監督・阪本順治 ネタバレあり 阪本順治は概ね解りやすい映画を作るが、この作品は難解である。表面的には一人暮らしの孤独な中年教授の生活を綴っているが、ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」(1966年)に似て、実存主義的な映画である。 映画は、一人の中年男性が雨の降る野外…
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