映画評「犯人は21番に住む」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1943年フランス映画 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 重要なネタバレあり。未鑑賞の方は要注意。 アンリ=ジョルジュ・クルーゾーのデビュー作はサスペンスという以上に本格推理ものである。ブログを始める3,4年前に観たから20年は経っているので、そろそろ再鑑賞しても良い頃合い。 何度も述べ…
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映画評「レジェンド&バタフライ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・大友啓史 ネタバレあり 近年スターの出る時代劇は大きな期待をしない方が無難だが、「るろうに剣心」シリーズで良いアクションを見せた大友啓史監督は、織田信長を主人公にした本作ではアクションに頼らず、TVドラマ的と言えばそれまでながら、夫婦の愛憎の機微というアングルで信長ものを…
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映画評「ジェーンとシャルロット」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年フランス映画 監督シャルロット・ゲンズブール ネタバレあり それほど話題作に出演しているわけでもないのにジェーン・バーキンは人気があり、アイコンのようになっている。個人的には、ミック・ジャガーの従妹のように見える為、わが審美眼に余り適わない。歌手としても有名だが、聞いたことはあるかもしれ…
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映画評「ブラックナイトパレード」

☆☆(4点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・福田雄一 ネタバレあり ずっと前に録画したものを今頃になって観る。観るべき映画がないんだよねえ。  監督はエンド・ロールで初めて福田雄一と知ったが、この人の映画は大人が観る必要のないものばかりだから敢えて観なくても良いのだが、観ても時間の無駄にはならない。極めてくだらない…
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映画評「そばかす」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・玉田真也 ネタバレあり 昨年後半WOWOW放映を録画したが、欧米映画放映作の低調(WOWOW放映の選択の問題もあり)のこの時代、邦画ばかりになるのも嫌なのでここまで観ずにいた。しかし、今月に入ってことのところプライム・ビデオなどによる古い映画か再鑑賞作品に傾倒しすぎている…
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映画評「シャーロック・ホームズ 死の真珠」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督ロイ・ウィリアム・ニール ネタバレあり 14本あるベイジル・ラスボーンにょるシャーロック・ホームズ・シリーズの第8作。  最終作「殺しのドレス」(1946年)は4カ月前に観て、画面が若干弱いと思ったものの、役者の面白味で捨てがたい作品になっていた。未鑑賞の作品と比較す…
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映画評「ランジュ氏の犯罪」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1936年フランス映画 監督ジャン・ルノワール ネタバレあり プライム・ビデオにジャン・ルノワールの未鑑賞作品が幾つかあるので、ぼつぼつ観ている。 「十字路の夜」と同様にフィルム・ノワールと思って観始めたが、ジャンルとしてのフィルム・ノワールではなかった。 若い男と年上と見られる女の…
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映画評「なまいきシャルロット」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1985年フランス映画 監督クロード・ミレール ネタバレあり セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘の初主演作ということで確実に観ているのだが、 IMDb に投票していなかった。1979年以降に観た洋画は全て投票している筈なのだが、何故か抜けておりました。邦画に関しては、前世紀の終わり頃…
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映画評「バーナデット ママは行方不明」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督リチャード・リンクレイター ネタバレあり 現在1980年代に流行った日本版AORがシティポップとして海外で人気である。YouTube様々と言うべし。現在世界的に流行音楽がラップ中心でありすぎて一部の人がメロディーを求めているというのも原因であろうかと思う。  こんな文…
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映画評「バカ塗りの娘」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・鶴岡慧子 ネタバレあり 青森県のご当地映画のようになりかねない要素があるけれども、そうはなっていない。 青森の伝統工芸 “津軽塗” は丹念(バカ丁寧)に幾層にも塗り重ねるのでバカ塗りと俗に言うらしいのだが、職人の数が減って来たその伝統を継続するのは並大抵ではない。 …
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映画評「六月十三日の夜」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1932年アメリカ映画 監督スティーヴン・ロバーツ ネタバレあり 古くても定評のある名作ならそれなりに観る人がいるだろうが、1936年に40歳で亡くなった才人スティーヴン・ロバーツが長生きしていればジョン・フォードやウィリアム・ワイラーのような有名監督になっていたであろうし、本作など傑作として…
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映画評「モンパルナスの夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1933年フランス映画 監督ジュリアン・デュヴィヴィエ ネタバレあり 先週ジャン・ルノワールの「十字路の夜」(1932年)なる日本未公開作品を観た。かの作品はフランスのフィルム・ノワールの嚆矢であると言われ、ジョルジュ・シムノンの生んだメグレ警視が初めてスクリーンに現れた作品である。  かの作…
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映画評「遠雷」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1981年日本映画 監督・根岸吉太郎 ネタバレあり 懐かしいなあ。学生時代に観て、えんらい(=えらく=ひどく)ショックを受けた。  永島敏行の主人公が見合いで外に出た後相手の石田えりといきなりモーテルにしけこむのである。当初彼女も慄いたようにさすがに吃驚でござる。主人公のドライな性格の一端がよ…
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映画評「ヒポクラテスたち」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1980年日本映画 監督・大森一樹 ネタバレあり 大森一樹監督が京都の医大時代の経験を踏まえて作った青春群像劇。大学在学中に観た。四十数年ぶりの再鑑賞だ。 6回生になってもどの科に進むか決まらない医科大生・古尾谷雅人は、他の五人即ち産婦人科の息子・光田昌弘、医療に情念を燃やす狩場勉、既に妻…
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映画評「裸足になって」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年フランス=ベルギー合作映画 監督ムーニア・メドゥール ネタバレあり 監督はムニア・メドゥールという女性で、女性を主人公にした一種の青春映画であることを考えると、映画サイトにあったソフィア・コッポラのような映画という表現は言い得ているかもしれない。 アルジェリア。バレリーナのフーリア…
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映画評「オリ・マキの人生で最も幸せな日」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2016年フィンランド=スウェーデン=ドイツ合作映画 監督ユホ・クオスマネン ネタバレあり 偶然にも16mmで撮った映画が続く(結果的に一日おくことになった)。先日観た「コンパートメントNo.6」のユホ・クオスマネン監督の旧作でモノクロ。フィルムはやはり良いねえ。 オリ・マキなるは、196…
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映画評「ミッション:インポッシブル2」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2000年アメリカ=ドイツ合作映画 監督ジョン・ウー ネタバレあり 第3作以降は初見時にブログにアップして来た人気シリーズの第2作で、第1作は数年前に再鑑賞して書いているので、これにて公開済み映画は全てアップしたことになる。 偶然にも今夜吹替版放映(TV欄にある「M:I-2」というのはビデオ…
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映画評「怪異談 生きてゐる小平次」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1982年日本映画 監督・中川信夫 ネタバレあり 架空の歌舞伎役者小幡(こばた)小平次は江戸時代に山東京伝が実在の役者をモデルに生み出した。それを大正時代の劇作家・鈴木泉三郎が新歌舞伎として戯曲化した「生きてゐる小平次」二度目の映画化。怪談や妖艶な作品を得意とした中川信夫監督の遺作である。再鑑賞。…
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映画評「十字路の夜」

☆☆★(5点/10点満点中) 1932年フランス映画 監督ジャン・ルノワール ネタバレあり ジョルジュ・シムノンの生んだ名探偵メグレ警視の映画版第一作だそうである。監督がジャン・ルノワールというのが少々意外で、結局日本では公開されなかった。  翌年にジュリアン・デュヴィヴィエが「男の首」を映画化して、日本では「モンパルナスの…
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映画評「聖地には蜘蛛が巣を張る」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年デンマーク=ドイツ=スウェーデン=フランス合作映画 監督アリ・アッバシ ネタバレあり 今世紀の初めにイランで起きた事件を基に作られたフィクション。 イラン東北部の宗教都市マシュハドで、売春婦が連続して絞殺されて遺棄される事件が起こる。犯人は男性記者シャリフィ(アラシュ・アシュティ…
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