映画評「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」

☆☆★(5点/10点満点中)
2003年メキシコ=アメリカ映画 監督ロバート・ロドリゲス
ネタバレあり

日本では「デスペラード」シリーズと呼ばれそうな気配だが、正確には「エル・マリアッチ」シリーズと呼んだほうが適当と思われる。その3作目は個人的な闘いを離れて、クーデターにスケールが一気に拡大した。

メキシコの麻薬王ウィレム・デフォーが、軍部を掌握する将軍ジェラード・ヴィジルを動かして大統領殺害を企て権力を得ようとしている。それを阻止する使命を帯びたCIAの捜査官ジョニー・デップが、将軍に対し個人的恨みを持つエル・マリアッチ(歌い手)ことアントニオ・バンデラスに将軍の暗殺を依頼するが、相手も様々な手を繰り出して反撃してくる。

という物語がデップを狂言回しに前作の紹介を兼ねながら展開されるのだが、前作を観ている人にとっては、前作の場面がかなりの尺を割いて挿入される序盤で出鼻がくじかれてしまう。前作を観ていない人にとっても、この部分はもう少し簡潔に処理する必要があったのではないか。間延びした印象が残ってしまうのである。しかし、死闘が【死者の日】の祭りの中で行われる終盤の場面は視覚的に多少の面白味がある。

両目を失ったデップが元FBIの協力者に「See you!」と言われ「くそったれ」と言い返す幕切れは大いに笑える。理由は言わずもがな。

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