映画評「ブルース・ブラザース」
☆☆☆★(7点/10点満点中)
1980年アメリカ映画 監督ジョン・ランディス
ネタバレあり
ジョン・ベルーシがあれほど早く亡くなるとは思いもしなかったが、売り出し時代のダン・エイクロイドと組んだ半ミュージカル・コメディー。80年代成長株と目されていたジョン・ランディスも結局これが代表作となった形で、その後の作品は余り芳しくない。
孤児院出身のチンピラ兄弟が孤児院の税金を納める為に昔やっていたバンドを再結成してお金を集めようとするがうまく行かず、それどころか警察やら在米の新ナチやカントリー・バンドに追われる羽目になる。しかもベルーシの昔の彼女キャリー・フィッシャーが重装備して二人に襲い掛かる。
音楽のある場面はいずれも良く、意外な身軽さを披露するベルーシの歌唱力もなかなかである。
アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイの出演などでR&Bファンには嬉しい要素が多いが、こうして見直してみると最後のカーチェースから税務署のあるビルの中にかけてのアクションはだらだらして余り感心できない。133分を110分くらいにしてくれれば★一つ分増えただろう。
1980年アメリカ映画 監督ジョン・ランディス
ネタバレあり
ジョン・ベルーシがあれほど早く亡くなるとは思いもしなかったが、売り出し時代のダン・エイクロイドと組んだ半ミュージカル・コメディー。80年代成長株と目されていたジョン・ランディスも結局これが代表作となった形で、その後の作品は余り芳しくない。
孤児院出身のチンピラ兄弟が孤児院の税金を納める為に昔やっていたバンドを再結成してお金を集めようとするがうまく行かず、それどころか警察やら在米の新ナチやカントリー・バンドに追われる羽目になる。しかもベルーシの昔の彼女キャリー・フィッシャーが重装備して二人に襲い掛かる。
音楽のある場面はいずれも良く、意外な身軽さを披露するベルーシの歌唱力もなかなかである。
アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイの出演などでR&Bファンには嬉しい要素が多いが、こうして見直してみると最後のカーチェースから税務署のあるビルの中にかけてのアクションはだらだらして余り感心できない。133分を110分くらいにしてくれれば★一つ分増えただろう。
この記事へのコメント
絵として些か雑然としているので、クラシカルな絵が好きな僕としてはちょっと趣味の範囲から外れますが、面白い作品でしたし、音楽は抜群でした。
用心棒さんは宝塚も観られると聞き、拝察した以上にミュージカルに理解があるのですね。宝塚を禄に観ない僕が言うのもなんですが(笑)。
やはりあの体型は健康的とは言えませんね。死因は別だったかもしれませんが、同じようなタイプのクリス・ペン(ショーン・ペンの弟)も若死にしましたし。
ジェームズ・ブラウンもあの世へ行きましたか。合掌。
https://www.youtube.com/watch?v=VEqvqbjzWuU
>ジョン・ベルーシがあれほど早く亡くなるとは思いもしなかったが
当時、みんな驚いていました。
>アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ
実力派達の登場。「さすが!」と言った感じでした。
>「スパイ・ライク・アス」でした。すみません・・・(汗)
ポール・マッカートニーが主題歌を書き歌っていましたね。
>>アレサ・フランクリン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ
>実力派達の登場。「さすが!」と言った感じでした。
アレサ(アリーサのほうが本当の発音に近いはず)はとりわけ好きでしてね、5枚オリジナル・アルバムを持っています。
この場面は迫力がありました。まさに実力派シンガー!
https://www.youtube.com/watch?v=Vet6AHmq3_s
コーラスの女性3人もいいなあ!一緒に踊る男性客たちも。
旦那役のマット・"ギター"・マーフィー(1929年12月29日 - 2018年6月15日)と同じ2018年に天国に旅立ったと言う偶然も今知りました。
>アレサ・フランクリン(1942年3月25日 - 2018年8月16日)のアルバム5枚。ファンなんですね。
60年代のR&Bが好きなんですよ。ああ、ポール・マッカートニーと同学年ですね。
そう言えば、「レット・イット・ビー」は、ポールが彼女の為に書いたはず。ぐっとゴスペルらしく歌っている彼女のバージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=uClgp4NTDyk
>コーラスの女性3人もいいなあ!
彼女のアルバムにバッキング・ヴォーカルは欠かせません。
映画「ブルース・ブラザース」の中でこの場面も笑えました。
https://www.youtube.com/watch?v=qFjB1qCxtfU
Gimme Some Lovin'
日本でイントロだけ似た曲がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=ECB8Ro9ChH8
>Gimme Some Lovin'
ジョン・ベルーシの歌唱もなかなか良いですが、オリジナルのスティーヴ・ウィンウッド(スペンサー・デーヴィス・グループ)が素晴らしいです。この時17歳か18歳ですからひどく大人びていますよね。
>日本でイントロだけ似た曲がありました。
知らなかったなあ。
歌っている連中も全く知らない。
アレンジャーが好きだったんでしょうね。
>オリジナルのスティーヴ・ウィンウッド
いいですね~!
https://www.youtube.com/watch?v=I5cTP8BHhvs
当時18歳ぐらいだったんですか?そしてキーが高いです。
映画の中での客たちは、何でこの曲の時に怒ったのでしょうか?好みに合わなかった?
>レイ・チャールズ
これもまたいいですね!
https://www.youtube.com/watch?v=qdbrIrFxas0
楽器を演奏する人たちも踊る人たちも素晴らしいです。小さな子供たちも踊っていますね。
>映画の中での客たちは、何でこの曲の時に怒ったのでしょうか?好みに合わなかった?
カントリー・バーでロックを歌ったら怒りますよ^^
>>レイ・チャールズ
>これもまたいいですね!
正にミュージカル!
>カントリー・バーでロックを歌ったら怒りますよ^^
カントリー・バー。そう言うのがあるんですね。今調べました。「カントリーミュージックやウエスタン文化をテーマにしたバーの総称。カントリーミュージックをライブで楽しむことができるバーや、カントリーミュージックを聴きながらリラックスできるバー、ウエスタン風の雰囲気を楽しめるバーなど、様々な形態がある。」なるほど!勉強になります。
しかし・・・、Gimme Some Lovin'。ますます気に入ってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=xcxYX8KPhGk
良い映像です。字幕はフィンランド語でしょうか?
>Gimme Some Lovin'。ますます気に入ってしまいました。
>良い映像です。字幕はフィンランド語でしょうか?
フィンランド語ですね。
母音調和があって、トルコ語のようにも見えますが、単語の変化形で解りました。
Stand by Your Manもいいですね~!
https://www.youtube.com/watch?v=zc4e-HdlhPY
タミー・ワイネットは55歳の若さで逝去。
>Stand by Your Manもいいですね~!
>タミー・ワイネットは55歳の若さで逝去。
多分タミー・ワイネットで一番売れた歌でしょうね。
初めて映画で使われたのは「ファイブ・イージー・ピーセス」(1970年)。懐かしいなあ。
因みに、デビュー20周年記念で20曲入ったベスト盤を持っています。
女性カントリー歌手の御三家(?)であるもう二人ドリー・パートンとロレッタ・リンも持っています。