映画評「殺し屋の烙印」
☆★(3点/10点満点中)
1969年アメリカ映画 監督チャールズ・マークィス・ウォーレン
ネタバレあり
デビュー当時の反体制派ぶりはどこへやらすっかり保守派イメージが出来上がっていたエルヴィス・プレスリーが歌は主題歌だけに留めた西部劇だが、もともと演技力が大した事がない上に、これほどすかすかのお話ではどうしようもない。
マカロニ・ウェスタンの影響か髭ずらのプレスリーが、メキシコ軍から黄金張りの大砲を奪った昔の仲間に嵌められ、首筋に焼き鏝を当てられて犯人に仕立てられるが、町の保安官に信用を勝ち得て反撃する。
というお話で、保安官がかくも簡単に彼を信用しては興味も続かない。女性陣もちらほらと数名顔を出すが魅力満点とは行かず、退屈千万である。主題歌は悪くない。
1969年アメリカ映画 監督チャールズ・マークィス・ウォーレン
ネタバレあり
デビュー当時の反体制派ぶりはどこへやらすっかり保守派イメージが出来上がっていたエルヴィス・プレスリーが歌は主題歌だけに留めた西部劇だが、もともと演技力が大した事がない上に、これほどすかすかのお話ではどうしようもない。
マカロニ・ウェスタンの影響か髭ずらのプレスリーが、メキシコ軍から黄金張りの大砲を奪った昔の仲間に嵌められ、首筋に焼き鏝を当てられて犯人に仕立てられるが、町の保安官に信用を勝ち得て反撃する。
というお話で、保安官がかくも簡単に彼を信用しては興味も続かない。女性陣もちらほらと数名顔を出すが魅力満点とは行かず、退屈千万である。主題歌は悪くない。
この記事へのコメント
プレスリーも最初のうちは結構面白い半ミュージカルが多かったのですが、60年代も半ばに入ると監督も三流どころが増えてきてすっかり駄目になりました。
内容はどれも似たり寄ったりですが、作品によってはなかなか良いタッチの作品もありましたよ。
同じ万才でも「ラスベガス万才」なんてのは、なかなか面白く出来ていました。とは言っても、あくまで私が他愛ない映画が意外と好きだったりするからですけどね。「映画の価値は主題の軽重では決まらない」というのが信念ですから、どんなに深刻な映画でも下手なものは下手、という角度から映画を観ておりますよ。