映画評「インファナル・アフェア」
☆☆☆(6点/10点満点中)
2002年香港映画 監督アラン・マク
ネタバレあり
高級オーディオ店で留守番をしていたトニー・レオンは実はエリック・ツァン率いる麻薬組織の一員で、麻薬の純度を確認できるプロ。が、実はそれも偽装で警察のスパイというのが本当の正体。彼は上官アンソニー・ウォンに情報を与え続け、警察と組織は一進一退の攻防を続けているのだが、ウォンがエレベーターで組織の銃弾に倒れる。内部に組織のスパイがいるようだが、スパイを辞めたいと申し出た警察で意外な男がスパイであることに気づいてしまう。上役アンディー・ラウこそ実はスパイだったのだが、その彼も単純に悪に染まっていたわけでもなく複雑な心境を抱いているようで、組織の為にレオンを射殺した汚職警官を殺してしまうのである。
ラウの行き先は微妙である。このまま組織と絡んでいくのか、あるいは本当に足を洗うのか。些か曖昧な形で終了する犯罪映画で、評判は頗る宜しい。
双方のスパイが交錯するというアイデア自体は定石的と言えないこともないもののなかなか日本人にはこの発想はできない。
その一方で、香港映画の犯罪映画やドラマを通じて気になるのは、気取りが全編を彩っていることである。意識過剰なまでの気取りが鼻につき、僕の趣味には余り合わない。もっとシンプルに、断裁的に処理できないものか。
2002年香港映画 監督アラン・マク
ネタバレあり
高級オーディオ店で留守番をしていたトニー・レオンは実はエリック・ツァン率いる麻薬組織の一員で、麻薬の純度を確認できるプロ。が、実はそれも偽装で警察のスパイというのが本当の正体。彼は上官アンソニー・ウォンに情報を与え続け、警察と組織は一進一退の攻防を続けているのだが、ウォンがエレベーターで組織の銃弾に倒れる。内部に組織のスパイがいるようだが、スパイを辞めたいと申し出た警察で意外な男がスパイであることに気づいてしまう。上役アンディー・ラウこそ実はスパイだったのだが、その彼も単純に悪に染まっていたわけでもなく複雑な心境を抱いているようで、組織の為にレオンを射殺した汚職警官を殺してしまうのである。
ラウの行き先は微妙である。このまま組織と絡んでいくのか、あるいは本当に足を洗うのか。些か曖昧な形で終了する犯罪映画で、評判は頗る宜しい。
双方のスパイが交錯するというアイデア自体は定石的と言えないこともないもののなかなか日本人にはこの発想はできない。
その一方で、香港映画の犯罪映画やドラマを通じて気になるのは、気取りが全編を彩っていることである。意識過剰なまでの気取りが鼻につき、僕の趣味には余り合わない。もっとシンプルに、断裁的に処理できないものか。
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