映画評「ドラゴン危機一発」
☆☆(4点/10点満点中)
1971年香港映画 監督ロー・ウェイ
ネタバレあり
懐かしいです。ブルース・リーの作品は「燃えよドラゴン」以外は一回観ただけで、四半世紀ぶりにこの香港映画を見てみる。
ジャッキー・チェンというスターの出現が香港映画のレベルを上げる要因となったのは歴史的事実で、80年代後半コメディー以外の分野で日本に接近していく。アクションにおいてはブルース・リー以降世界に冠たるものがあるのは言うまでもない。が、結論から言えば、このアクション映画はお話と演出が古色蒼然で、大正時代の日本映画並みである。
香港では仕事がない青年ブルース・リーが従兄をタイに訪れ、彼が働く製氷工場に勤め始めるのだが、麻薬を仕込んで大儲けしている工場の秘密を知った従兄やその他の工員が殺され、消えた従兄の行方を探る彼にも危険が迫る。
上述どおり全体としてはお話にならない古臭さ。それでも「燃えよドラゴン」などに比べればブルース・リーにコミカルで可愛らしい部分があるのが一種の魅力となっているので、★(1点)ではなく、☆☆の星を進呈する。
因みに、僕が観たバージョン(日本公開版?)では、製作当時発表されていないピンク・フロイド「狂気」とイエス「こわれもの」からの曲が使われている。驚きました。
1971年香港映画 監督ロー・ウェイ
ネタバレあり
懐かしいです。ブルース・リーの作品は「燃えよドラゴン」以外は一回観ただけで、四半世紀ぶりにこの香港映画を見てみる。
ジャッキー・チェンというスターの出現が香港映画のレベルを上げる要因となったのは歴史的事実で、80年代後半コメディー以外の分野で日本に接近していく。アクションにおいてはブルース・リー以降世界に冠たるものがあるのは言うまでもない。が、結論から言えば、このアクション映画はお話と演出が古色蒼然で、大正時代の日本映画並みである。
香港では仕事がない青年ブルース・リーが従兄をタイに訪れ、彼が働く製氷工場に勤め始めるのだが、麻薬を仕込んで大儲けしている工場の秘密を知った従兄やその他の工員が殺され、消えた従兄の行方を探る彼にも危険が迫る。
上述どおり全体としてはお話にならない古臭さ。それでも「燃えよドラゴン」などに比べればブルース・リーにコミカルで可愛らしい部分があるのが一種の魅力となっているので、★(1点)ではなく、☆☆の星を進呈する。
因みに、僕が観たバージョン(日本公開版?)では、製作当時発表されていないピンク・フロイド「狂気」とイエス「こわれもの」からの曲が使われている。驚きました。
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