映画評「スター!」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1968年アメリカ映画 監督ロバート・ワイズ
ネタバレあり

戦後生まれの僕らでは1920-30年代の舞台の大スターと言ってもピンと来ない訳だが、明治時代生まれのオールドファンなら懐かしいに違いないガートルード・ローレンスの半生を描いたミュージカル大作。再鑑賞作品。

英国で父のボードヴィル一座で細々と活躍していた彼女(ジュリー・アンドリューズ)が、子供を設けた後離婚するが、舞台学校時代の親友で舞台劇作者として成功していたノエル・カワードと再会したことで、表舞台に巣立っていく。その間にフランス系英国貴族や大プロデューサーたちとも色々な恋愛騒動を経て遂にはプロデューサーの一人(リチャード・クレナ)と結ばれる、というお話も描かれる。

ロバート・ワイズ監督&ジュリー主演コンビとしては前作「サウンド・オブ・ミュージック」の爽やかさとは違う、大人の味わいのあるミュージカルで、後半些かだれてくるが、舞台模様は楽しい。

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