映画評「ハッピー・フライト」
☆☆★(5点/10点満点中)
2003年アメリカ映画 監督ブルーノ・バレトー
ネタバレあり
失恋して落ち込む田舎の店員グィネス・パルトローが、成功したスチュワーデスのキャンディス・バーゲンに憧れてスチュワーデスに転職するが、最初は地方の小会社で、衣装も露出度の高いボディコン・タイプ。
上昇志向の強い彼女は同僚クリスティナ・アップルゲイトらと共に一流のロイヤルティーの採用試験を受けて無事に研修員になるが、自信満々だったフランス語の試験の結果により国内線勤務に回され、お馬鹿なクリスティナが国際線に配属される。これには陰謀があったことが後で判明し、この国内線勤務の間に彼女は法律家志望のマーク・ルファローとの恋を育むが、国際線再挑戦のチャンスが回ってきて人生の岐路に立たされる。
これはコメディーであるから、勿論ハッピー・エンドである。ビター・エンドのコメディーは文芸用語としてはありえないわけだが、実際には色々と混同されて使われております。
それはともかく、映画としては平凡ながらこじんまりと感じ良く作られている。演技派グィネスとしては余り見せ場がなく、彼女らしからぬボディコン衣装が珍妙。それより、30年来の映画ファンとしてはキャンディス・バーゲンが久しぶりに意地悪女役でなかったのが嬉しかった。
ロイヤルティーなる航空会社は次の試験からは名前を記入させるようにしたほうが宜しい。番号だけだとこういう悲劇もあり得ますよ。
2003年アメリカ映画 監督ブルーノ・バレトー
ネタバレあり
失恋して落ち込む田舎の店員グィネス・パルトローが、成功したスチュワーデスのキャンディス・バーゲンに憧れてスチュワーデスに転職するが、最初は地方の小会社で、衣装も露出度の高いボディコン・タイプ。
上昇志向の強い彼女は同僚クリスティナ・アップルゲイトらと共に一流のロイヤルティーの採用試験を受けて無事に研修員になるが、自信満々だったフランス語の試験の結果により国内線勤務に回され、お馬鹿なクリスティナが国際線に配属される。これには陰謀があったことが後で判明し、この国内線勤務の間に彼女は法律家志望のマーク・ルファローとの恋を育むが、国際線再挑戦のチャンスが回ってきて人生の岐路に立たされる。
これはコメディーであるから、勿論ハッピー・エンドである。ビター・エンドのコメディーは文芸用語としてはありえないわけだが、実際には色々と混同されて使われております。
それはともかく、映画としては平凡ながらこじんまりと感じ良く作られている。演技派グィネスとしては余り見せ場がなく、彼女らしからぬボディコン衣装が珍妙。それより、30年来の映画ファンとしてはキャンディス・バーゲンが久しぶりに意地悪女役でなかったのが嬉しかった。
ロイヤルティーなる航空会社は次の試験からは名前を記入させるようにしたほうが宜しい。番号だけだとこういう悲劇もあり得ますよ。
この記事へのコメント
キャンディス・バーゲンという女優さんは悪女役が多い方だったんですかぁ。
あの試験はグヴィネスにとっては悲惨でしたね(笑)
キャンディスは60年代後半にスターダムに駆け上り、70年代が全盛期でした。かと言ってその時代に決定打はなく、やはり67年の「パリのめぐり逢い」がベスト。別人のようなキャンディスがそこにはいますよ。
最近はどうもいけ好かないおばさん役が多くて、ちょいとさびしかったわけです。
グイネスのことを書いたブログは数あれど、C・バーゲンのことを
書かれたものは少ないですね。
まんまいい人という役はめずらしかったので、
ちょっと嬉しかったんですけど(別に彼女のファンではないのですが)。
1970年代初めに映画を観始めた頃旬だったのは、キャンディスにキャサリン・ロスにジャクリーン・ビセット。それに欧州勢ではドミニック・サンダ。この中で現在もバリバリやっているのはキャンディスだけとは言うものの、余り良い役ではなかったですものね。
彼女を知っている方と話が出来るだけでも嬉しいものです。