映画評「コックリさん」
☆☆(4点/10点満点中)
2004年韓国映画 監督アン・ビョンギ
ネタバレあり
「ボイス」「友引忌」に続くアン・ビョンギ監督のホラー映画。
閉鎖的な村の女子校の中で、所謂<コックリさん>が行われる。「おいでください」という日本語がそのまま使われているところをみると、<コックリさん>は日本からの輸入らしい。
発動者は転校生イ・ユリだが、その翌日呪われた生徒の一人が顔を焼かれた死体で発見され、学校関係者はこの村で30年前に起こった母娘殺人事件を思い出す。
これによそ者であるはずの女性美術教師キム・ギュリが絡んでくるのだが、30年前に死んだ娘に似ているなどと取り沙汰されるうちに、次々と変死が起こる。
「ボイス」は眠気を禁じ得ず、「友引忌」はインチキが横行してゲンナリ、本作は恐怖の醸成の仕方としては日本の幽霊映画的な正統派に属し好感は持てるが、恐怖度(ショック度と言うべきか)そのものは「リング」「呪怨」には及ばない。が、母娘の悲劇を描いた部分はなかなか力が入っている。
終盤のほうは、憑依(イ・ユリ)に転生(キム・ギュリ)に新生もあってこんがらかる。キム・ギュリはどうも<母親>になってしまうようだが、イ・ユリは一体どうなったのでしょう。
2004年韓国映画 監督アン・ビョンギ
ネタバレあり
「ボイス」「友引忌」に続くアン・ビョンギ監督のホラー映画。
閉鎖的な村の女子校の中で、所謂<コックリさん>が行われる。「おいでください」という日本語がそのまま使われているところをみると、<コックリさん>は日本からの輸入らしい。
発動者は転校生イ・ユリだが、その翌日呪われた生徒の一人が顔を焼かれた死体で発見され、学校関係者はこの村で30年前に起こった母娘殺人事件を思い出す。
これによそ者であるはずの女性美術教師キム・ギュリが絡んでくるのだが、30年前に死んだ娘に似ているなどと取り沙汰されるうちに、次々と変死が起こる。
「ボイス」は眠気を禁じ得ず、「友引忌」はインチキが横行してゲンナリ、本作は恐怖の醸成の仕方としては日本の幽霊映画的な正統派に属し好感は持てるが、恐怖度(ショック度と言うべきか)そのものは「リング」「呪怨」には及ばない。が、母娘の悲劇を描いた部分はなかなか力が入っている。
終盤のほうは、憑依(イ・ユリ)に転生(キム・ギュリ)に新生もあってこんがらかる。キム・ギュリはどうも<母親>になってしまうようだが、イ・ユリは一体どうなったのでしょう。
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