映画評「キャンプ」
☆☆★(5点/10点満点中)
2004年アメリカ映画 監督トッド・グラフ
ネタバレあり
日本にはなくアメリカにある文化に学生のキャンプというものがある。地域を越えて集まるのが特徴で、この作品のように特定の目的を持つものが多そうである。
ここでは俳優養成のサマーキャンプにやってきた高校生連中の青春群像を描くが、ダニエル・リタール、ロビン・デ・ジーザス、ジョアナ・チルコート、ティファニー・テーラーといった全くお馴染みでない若手俳優たち。余り魅力的とは言えない面々ばかりだが、きちんとした演技をしているのは結構。
妙な悩みを持つダニエル君と持てないジョアナ嬢のちょっとした恋模様にゲイであることをオープンにしているロビン君が三角関係のように割り込んでくるといった余り面白味のないお話に、彼らを指導する落ちぶれた作曲家が復活する模様が平行して描かれる。
作曲家を巡る部分の方に興味をそそられるのは皮肉だが、若者の話題がセックス・オンリーでないのは宜しい。
一番楽しめるのはお話の間に挟まれるミュージカル場面で、ニール・サイモンの「プロミセス・プロミセス」などの演目がなかなか本格的に披露される。十分鑑賞に値するレベルで、そのおかげで採点も★一つアップでござる。
2004年アメリカ映画 監督トッド・グラフ
ネタバレあり
日本にはなくアメリカにある文化に学生のキャンプというものがある。地域を越えて集まるのが特徴で、この作品のように特定の目的を持つものが多そうである。
ここでは俳優養成のサマーキャンプにやってきた高校生連中の青春群像を描くが、ダニエル・リタール、ロビン・デ・ジーザス、ジョアナ・チルコート、ティファニー・テーラーといった全くお馴染みでない若手俳優たち。余り魅力的とは言えない面々ばかりだが、きちんとした演技をしているのは結構。
妙な悩みを持つダニエル君と持てないジョアナ嬢のちょっとした恋模様にゲイであることをオープンにしているロビン君が三角関係のように割り込んでくるといった余り面白味のないお話に、彼らを指導する落ちぶれた作曲家が復活する模様が平行して描かれる。
作曲家を巡る部分の方に興味をそそられるのは皮肉だが、若者の話題がセックス・オンリーでないのは宜しい。
一番楽しめるのはお話の間に挟まれるミュージカル場面で、ニール・サイモンの「プロミセス・プロミセス」などの演目がなかなか本格的に披露される。十分鑑賞に値するレベルで、そのおかげで採点も★一つアップでござる。
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