映画評「男はつらいよ 寅次郎子守唄」
☆☆☆★(7点/10点満点中)
1974年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり
「男はつらいよ」シリーズは第1作を除いてテーマ【映画 あ行】から省きましたので、テーマ【山田洋次】にて検索をお願い致します。
シリーズ第14作。下條正巳のおいちゃんが初登場する。
序盤は寅さんが旅先で係わってしまった男の赤ん坊の世話をする羽目になるお笑い。相手の女性は誰だと大騒ぎになる。
後半は、博(前田吟)がお世話になった優しき看護婦・十朱幸代をめぐって毎度お馴染みの恋模様を展開するが、彼女に恋するのは寅さんだけではない。マドンナの所属するコーラス隊を指揮するひげ面男・上条恒彦に寅さんが恋愛指南するのだが、これが首尾良く展開しすぎて寅さんが振られる皮肉が面白い。
断然優秀な作品が多いシリーズ初期の中では平均的な出来栄えと言うべきであります。
1974年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり
「男はつらいよ」シリーズは第1作を除いてテーマ【映画 あ行】から省きましたので、テーマ【山田洋次】にて検索をお願い致します。
シリーズ第14作。下條正巳のおいちゃんが初登場する。
序盤は寅さんが旅先で係わってしまった男の赤ん坊の世話をする羽目になるお笑い。相手の女性は誰だと大騒ぎになる。
後半は、博(前田吟)がお世話になった優しき看護婦・十朱幸代をめぐって毎度お馴染みの恋模様を展開するが、彼女に恋するのは寅さんだけではない。マドンナの所属するコーラス隊を指揮するひげ面男・上条恒彦に寅さんが恋愛指南するのだが、これが首尾良く展開しすぎて寅さんが振られる皮肉が面白い。
断然優秀な作品が多いシリーズ初期の中では平均的な出来栄えと言うべきであります。
この記事へのコメント
先ほど妻と「寅次郎子守唄」を見ました。赤ちゃんを押し付けられた寅さんが無精髭を生やしてへとへとになってとらやに帰ってくる姿が笑えました。そして、おいちゃん役が下条正巳に交替。随分イメージが変わりました。細身だから寅さんとの激しい取っ組み合いはなかったですね。ちょっと無理があるかも知れません。
>無精髭を生やしてへとへとになってとらやに帰ってくる姿
ありましたねえ。ちと珍しい。
>おいちゃん役が下条正巳に交替。随分イメージが変わりました。
中学時代は日本映画自体を見なかったですし、山田洋次の偉大さも知らなかったもので“寅さんなんて”と思ってい、高校になってから観始めたものですから、下條正巳のおいちゃんから始まったわけです。後から、前の作品群を追っかけて観た僕は、寧ろ先の二人にちょっと違和感があったくらいですね。
下條のおいちゃんとは、ぐっと心理的な争いという感じが強かった。
>下條のおいちゃんとは、ぐっと心理的な争いという感じが強かった。
その通りです。
>後から、前の作品群を追っかけて観た僕は、寧ろ先の二人にちょっと違和感があったくらいですね。
自分がどの時期に初めて「男はつらいよ」シリーズを見たか?それって大きいです。
さて読者が選んだ「好きな寅さん映画」。1位はどれだと思いますか?
>さて読者が選んだ「好きな寅さん映画」。1位はどれだと思いますか?
個人的にはリリー・シリーズを推します。吉永小百合の歌子の2本も良い。
太地喜和子の「寅次郎夕焼け小焼け」も傑作。
昔から人気があるのは「柴又慕情」だよねえ。
寅さん好き評論家に投票させたらリリー・シリーズの一本「寅次郎相合い傘」が一番だろうけど。
1位「柴又慕情」。2位「お帰り寅さん」。3位「寅次郎恋やつれ」。4位「男はつらいよ」(第1作)。5位「寅次郎紅の花」。
僕は今のところ「寅次郎忘れな草」が好きです。
寒いですね~!風邪を引かないようにして下さい。
そして、今年届いた年賀状。もうこれで「年賀状じまい」と書いている人が結構いました。日本郵便。ハガキ値上げが裏目に出ました。
>1位「柴又慕情」。2位「お帰り寅さん」。3位「寅次郎恋やつれ」。4位「男はつらいよ」(第1作)。5位「寅次郎紅の花」。
2位、4位、5位は特殊な位置にある作品です。
吉永小百合の作品のみが特殊条件なしに選ばれました。吉永小百合はやはり強いですね。
>僕は今のところ「寅次郎忘れな草」が好きです。
リリー第1作ですね。非常に良いと思います。
僕もベスト3には入れますね。5位まで全部リリーでも良いかな^^
>寒いですね~!風邪を引かないようにして下さい。
寒いですねえ。お互い気を付けましょう。
30年平均で1月の最終週が一番寒いというデータを持っていますが、今年はどうなりますか。