映画評「クライモリ」
☆★(3点/10点満点中)
2004年アメリカ映画 監督ロブ・シュミット
ネタバレあり
初期の「13日の金曜日」シリーズを思い起こさないでもない連続殺人ホラー。
隣の州での面接に急ぐ医学生デズモンド・ハリントンが事故で渋滞する国道を避けて林道に進み、キャンプに向う途中パンクで停まっていた男女5人の車と衝突。携帯電話も通じないので皆で電話を探しに森を進むが、森では正体不明の三人組が彼らを狙っていた、というお話。
僕は出たとこ勝負のショック演出には甚だ感心しないが、その意味において初期の「13金」に感触が近い。しかし、サスペンスも幾つか用意されているので幾らかましか。
例えば、三人組の住居に紛れ込みベッドの下に潜んでいると落とされた仲間の死体と顔を合わすが、勿論声は出せない、という一幕や、監視塔の無線で連絡を取るが、連中が近づいてきた時に連絡が返って来てドキドキ、という一幕である。
この程度の単純なサスペンスでもただのショックよりはずっと良い。
三人組の正体は、タイトルバックの新聞記事から想像すると、近親相姦の副産物のような印象。
クライモリ 暗い森とは 何故書かぬ
2004年アメリカ映画 監督ロブ・シュミット
ネタバレあり
初期の「13日の金曜日」シリーズを思い起こさないでもない連続殺人ホラー。
隣の州での面接に急ぐ医学生デズモンド・ハリントンが事故で渋滞する国道を避けて林道に進み、キャンプに向う途中パンクで停まっていた男女5人の車と衝突。携帯電話も通じないので皆で電話を探しに森を進むが、森では正体不明の三人組が彼らを狙っていた、というお話。
僕は出たとこ勝負のショック演出には甚だ感心しないが、その意味において初期の「13金」に感触が近い。しかし、サスペンスも幾つか用意されているので幾らかましか。
例えば、三人組の住居に紛れ込みベッドの下に潜んでいると落とされた仲間の死体と顔を合わすが、勿論声は出せない、という一幕や、監視塔の無線で連絡を取るが、連中が近づいてきた時に連絡が返って来てドキドキ、という一幕である。
この程度の単純なサスペンスでもただのショックよりはずっと良い。
三人組の正体は、タイトルバックの新聞記事から想像すると、近親相姦の副産物のような印象。
クライモリ 暗い森とは 何故書かぬ
この記事へのコメント
13日の金曜日も結構よく見ていたので嫌いではないのですが・・・この犯人たちの姿が見えるまではかなり怖くてドキドキさせてもらいました。姿のない恐怖をラスト近くまで演出できれば、もっと好みだったかな(笑)
「13金」シリーズは文句を言いながら殆ど観ておりますが、初期の頃は出たとこ勝負でしたので「映画を馬鹿にしておる」なんて怒りながら観たものです。私は20年前半ばコメディーとして観ていました。少なくとも怖いと思ったことは少しもないなあ。
一番面白かったのはエキストラ版の「フレディVSジェイソン」ですね。単細胞ではなく、お話に工夫がありました。
映倫におっさんらが、いい加減に通したのかなと(笑)
日本の基準は、意外と怪しいからなあ。
基準と言えば、僕らの若い頃はレイティングとして成人指定しかなかったですよね。アメリカではPGとかRとかあるのは知っていましたが、それが日本に入ってくるまで20年くらいかかったかな。