映画評「男はつらいよ 寅次郎と殿様」

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1977年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり

「男はつらいよ」シリーズは第1作を除いてテーマ【映画 あ行】から省きましたので、テーマ【山田洋次】にて検索をお願い致します。

シリーズ第19作。

序盤は、寅次郎がホテルで知り合った訳あり美人・真野響子に親切にしてやる一幕。
 その後さらに老人・嵐寛寿郎にも親切にすると、かっての殿様の末裔であるこの老人の家に厄介になることになる。この殿様は死んだ長男の結婚に反対だった為嫁に会ったこともない。許しを請う為に東京にいるという嫁を探してほしいと頼まれ、安請け合いをしてしまう。
 が、老人が東京にまで繰り出し、「嫁は見つかったか」と催促に訪れたから大変。東京中を隈なく探すことになるが、灯台下暗しで、度々訪れるようになった響子さんこそその嫁と判明。ここに目出度く和解も成立するが、彼女は新しい恋を進行させている段階であり、全てを譲ろうという義父の申し出を断る。従って寅さんも振られる。

ご都合主義的な展開もあるが、物語の完成度はかなり高い。鞍馬天狗・嵐寛寿郎は枯淡の境地。

殆ど物語の記述に終始して申し訳ございません。これだけ詳細に物語を書いたのはお話の完成度が高いと思ったからであります。

この記事へのコメント

ぶーすか
2006年04月10日 22:43
「男はつらいよ 寅次郎と殿様」テレビで観るのは、これで2度目ですが、再度観ると、★4つでも良かったかな…と思い程、同じところで笑えて、泣けました。
ぶーすか
2006年04月10日 23:09
補足ですが、やっぱり★4つに昇格させました^^;)。あれだけ泣けたもんなぁ…。
オカピー
2006年04月11日 13:27
ぶーすかさん、こんにちは。
このシリーズは一番観ていないものでも2回、観ているものは5回以上観ているので、どれにも愛着があります。山田洋次が監督したものは最低でも7点は進呈できます。10点は「寅次郎相合い傘」「寅次郎ハイビスカスの花」、9点は「寅次郎忘れな草」「寅次郎夕焼け小焼け」、8点は第1作など多数。48作も作りながら凡作が一作もないというのが凄い。リアクション、編集、構図、本当に巧いです。
RUU
2006年04月16日 19:13
TBありがとうございました
わたくしブログ初心者でTBの事よく分かっていません
失礼がありましたらすみません
・・・何回よんでもよくわかんないんですよ。
オカピー
2006年04月17日 00:50
RUUさん、こんばんは。
TBについては全く問題ないですよ。
「少し真面目に書け」と言われそうな映画評ですが、本来自分のメモ用に書いたものをそのまま転用したので、こんな文章になってしまいました。
寅さんについてお話できると良いですね。
蟷螂の斧
2025年02月19日 05:36
おはようございます。寅さんがマドンナ(真野響子)にアユや佃煮などを奢ってやる。その為に持ち金は500円札1枚。それがきっかけで殿様(嵐寛寿郎)と知り合い、仲良くなる。そして最初は寅さんに早く帰って欲しいと言っていた執事(三木のり平)が最後は寅さんにもっといて欲しいと頼む。面白かったです。
そして真野響子。背が高くて明るいキャラの美人でした。その後シルバー仮面(柴俊夫)と結婚。
オカピー
2025年02月19日 22:20
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>真野響子。背が高くて明るいキャラの美人でした。その後シルバー仮面(柴俊夫)と結婚

TVは観ない人間ですし、映画でも3本くらいしか観ていないので、女優としてのタイプを正確には把握できていませんが、ダリヤのような華やかな女性ですよね。

娘さんも知っています。何本か出演映画を観ました。
最近観ないと思ったら現在アメリカに住んでいるようですね。

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