映画評「レーシング・ストライプス」

☆☆★（５点／１０点満点中）
２００４年アメリカ映画　監督フレデリック・デュ・ショー
ネタバレあり

シマウマの子供がサーカス団に置き去りにされ、拾った農場主ブルース・グリーンウッドに育てられる。走ることが好きで競走馬になりたいと思っているシマウマには、農場主の娘ヘーデン・パネッティエレという心強い味方は居るものの、妻の落馬事故がトラウマになっている農場主が強硬に反対するので、なかなかそのチャンスが巡って来ない。

如何に彼がそのチャンスを掴むかというのが最初のポイントで、牧場の白馬、農場仲間のロバ、ヤギ、鵞鳥、ハエ２匹が彼の栄誉の為に奔走した結果、些かご都合主義的ではあるが、首尾よくレース出場に漕ぎ着ける。
　後のお話は推して知るべしで、ファミリー映画らしくお菓子でも食べながらのんびり観ると良い。

敢えて一つ文句を付けるなら、鵞鳥とハエ２匹の二組がコメディレリーフを分担していること。一組にしたほうがすっきりしたが、こういう種類の作品だから特段に指摘するほどのことではない。