映画評「男はつらいよ 噂の寅次郎」
☆☆☆★(7点/10点満点中)
1978年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり
「男はつらいよ」シリーズは第1作を除いてテーマ【映画 あ行】から省きましたので、テーマ【山田洋次】にて検索をお願い致します。
シリーズ第22作。
寅屋に美人・大原麗子がアルバイトにやって来る。帰郷した寅さんは勿論ぞっこんになるが、彼女は夫と別居中で離婚すべきか悩んでいる。相談相手は従兄・室田日出男で、彼は若い頃より彼女を慕っている。
結果は言うまでもない。シリーズの中で特に優れているとは言えないが、淀みない演出で楽しめる。
ところで、シリーズ全作放映中のNHKが前半24本に関する「寅さんアンコール」を実施したが、この作品が4位に入ったことに些か驚いた。既に述べたようにシリーズの中では特に優れているとは思えないからだが、恐らくマドンナの大原麗子の可憐さに惹かれた人が多かったのだろう。
因みに、僕は昨年雷雨で見られなかった「望郷編」に投票した。総合的な完成度と魅力で初期を代表する秀作と思うが、かつかつで落選した模様(中間発表では入っていた)。鋭意製作中(?)のDVD全集は暫く完成しそうもない。
1978年日本映画 監督・山田洋次
ネタバレあり
「男はつらいよ」シリーズは第1作を除いてテーマ【映画 あ行】から省きましたので、テーマ【山田洋次】にて検索をお願い致します。
シリーズ第22作。
寅屋に美人・大原麗子がアルバイトにやって来る。帰郷した寅さんは勿論ぞっこんになるが、彼女は夫と別居中で離婚すべきか悩んでいる。相談相手は従兄・室田日出男で、彼は若い頃より彼女を慕っている。
結果は言うまでもない。シリーズの中で特に優れているとは言えないが、淀みない演出で楽しめる。
ところで、シリーズ全作放映中のNHKが前半24本に関する「寅さんアンコール」を実施したが、この作品が4位に入ったことに些か驚いた。既に述べたようにシリーズの中では特に優れているとは思えないからだが、恐らくマドンナの大原麗子の可憐さに惹かれた人が多かったのだろう。
因みに、僕は昨年雷雨で見られなかった「望郷編」に投票した。総合的な完成度と魅力で初期を代表する秀作と思うが、かつかつで落選した模様(中間発表では入っていた)。鋭意製作中(?)のDVD全集は暫く完成しそうもない。
この記事へのコメント
<4位
大原麗子の「寅さん好きよ!」の爆弾発言が視聴者に強烈だったのでしょうか^^;)?
寅さん、やっと両思い?!とハラハラ・ドキドキでしたが、寅さん、逃げちゃうんだもんなぁ。
寅さんは、八千草薫からも逃げ、浅丘<リリー>ルリ子からも逃げてしまう。リリーとは同病相哀れむ仲でもっと複雑でね、25作の「ハイビスカスの花」の試練を経て、48作目に登場して二人は遂に・・・。
>寅次郎の夢
夢が映画の主題もしくは通奏低音になることが多いですね。
この映画の夢は何だったかな。
>とばっちりを受ける男性。それを演じるのは、いつも津嘉山正種
そんな時期がありましたっけ。
後年もっと役らしい役を演じたことがある記憶がありますが、はて?