映画評「ティラミス」
☆☆★(5点/10点満点中)
2002年香港映画 監督ダンテ・ラム
ネタバレあり
ダンスのオーディションの最終選考を目指す少女カリーナ・ラムが父親の死を契機に聴覚を失ったニコラス・ツェーと電車の中で知り合うが、その後事故死すると幽霊となって彼の前に現れる。ダンス仲間の最終予選を見守る為に黄泉の番人から逃れられるよう一週間ほど彼の家に匿って欲しいという。
黄泉の国の番人と言えば、ジャン・コクトーの詩的な幻想譚「オルフェ」を思い出すが、こちらは幻想ムードや詩情とは程遠い。オートバイに跨る番人を出しても詩情が出せたコクトーに対して、ダンテ・ラム監督はソフト・フォーカスを使ってもムードを出すことが出来ない。
「ツインズ・エフェクト」もお子様ランチ的だったが、内容的にはこちらのほうが多少ましでも演出的には大差はない。
後半の展開は推して知るべしで、終盤のダンス場面もカット処理宜しからず余り大したことなし。カリーナ・ラムは香港の井川遥ですか?
2002年香港映画 監督ダンテ・ラム
ネタバレあり
ダンスのオーディションの最終選考を目指す少女カリーナ・ラムが父親の死を契機に聴覚を失ったニコラス・ツェーと電車の中で知り合うが、その後事故死すると幽霊となって彼の前に現れる。ダンス仲間の最終予選を見守る為に黄泉の番人から逃れられるよう一週間ほど彼の家に匿って欲しいという。
黄泉の国の番人と言えば、ジャン・コクトーの詩的な幻想譚「オルフェ」を思い出すが、こちらは幻想ムードや詩情とは程遠い。オートバイに跨る番人を出しても詩情が出せたコクトーに対して、ダンテ・ラム監督はソフト・フォーカスを使ってもムードを出すことが出来ない。
「ツインズ・エフェクト」もお子様ランチ的だったが、内容的にはこちらのほうが多少ましでも演出的には大差はない。
後半の展開は推して知るべしで、終盤のダンス場面もカット処理宜しからず余り大したことなし。カリーナ・ラムは香港の井川遥ですか?
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