映画評「踊る結婚式」

☆☆★(5点/10点満点中)
1941年アメリカ映画 監督シドニー・ランフィールド
ネタバレあり

今月はNHK-BS2が随分ミュージカルをやってくれるので有難いが、僕が観ていないのはこの一本のみ。

フレッド・アステアが主演したミュージカルだが、余り芳しくない。どこか違うと思っていたら、製作がミュージカルご本家のMGMではなく、畑違いと言っても良いコロムビアであった。松竹の時代劇みたいなものでござる。

舞台監督ロバート・ベンチリーがブレスレットをコーラス・ガールのリタ・ヘイワースに贈ろうとしたことが細君にばれ、誤魔化そうとしてとばっちりを受けたのが振付師のアステアで、結果的に彼は軍隊に逃げ込む羽目になり、彼らが基地まで追ってきてそこでまた大騒ぎ。

という他愛ないお話で、ミュージカルでは他愛ないのが当たり前みたいになっているから構わないのだが、舞台が基地に移ってからは全く笑えない軍隊コメディーになってしまう。

アステアとコンビを組むのがリタではジンジャー・ロジャーズのような呼吸は難しいが、奮闘していることは認めたい。
 楽曲は先日観た「五線符のラブレター」で伝記が扱われたコール・ポーター。彼はすぐにはピンと来ない曲を作る傾向にあるので「素晴らしい」という印象は薄いが、「ドリーム・ダンシング」などは聞き込めばまずまず行けそうである。

僕などはアステアを観るだけで楽しめるものの、彼の出演したミュージカルの中では極めて下の部類。
 因みに僕のお奨めアステア作品は、戦前の「トップ・ハット」「コンチネンタル」「有頂天時代」そして戦後の「バンド・ワゴン」である。

この記事へのコメント

ぶーすか
2006年06月26日 15:00
TB&コメント有難うございます。こちらにもTBさせて下さい。「トップ・ハット」「コンチネンタル」「有頂天時代」「バンド・ワゴン」、どれも大好きです。「バンド・ワゴン」は先日放送されましたね。「トップ・ハット」は「グリーン・マイル」の劇中で上映されてましたねー。
オカピー
2006年06月26日 20:39
ぶーすかさん、こちらこそ。
一生懸命DVD作っております。「バンド・ワゴン」は勿論作りました。
この作品は迷っています。余り見どころがないので。
戦前の作品は皆DVD化したい。5年以内に放送してくれないかな、などと思うております。全放送がデジタル化されてもDVD-RWが値下がりすれば貧乏人にも良いわけですけどね。
ぶーすか
2006年07月08日 15:43
<全放送がデジタル化
録画保存にますますお金がかかってしまいますねー!私ももうよっぽどの作品でない限りDVD-RAM(私はこちらなんですよ^^;)には撮ってません。コピーガードがかかる前のBS放送が懐かしいです。
オカピー
2006年07月09日 00:17
ぶーすかさん、こんばんは。
全放送デジタル化は2011年7月ですから、丁度5年ですね。
RWでもRAMでもどちらでも可ですが、現在ちとRWのほうが安いと思ってこちらを買っております。
普及すれば安くなる可能性が高いので、それに期待するしかありませんね、貧乏人は。
NHKはそれまでアナログBS-2を維持してくれますように。

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