映画評「農夫の妻」
☆☆☆(6点/10点満点中)
1928年イギリス映画 監督アルフレッド・ヒッチコック
ネタバレあり
アルフレッド・ヒッチコック第7作。
第8作の「シャンペン」は当座見られそうもないので、飛ばします。
原作は有名な推理小説「赤毛のレドメイン家」を書いたイーデン・フィルポッツの、ミステリーとは全く関係のない一般的な戯曲である。
大地主ジェームスン・トーマスが家政婦リリアン・ホールデン=デーヴィスと相談して後妻を探すことにする。何人か挙げた候補の許へ勇ましく出かけていくが、塩梅がよろしくない。困りに困っていると、実は家政婦が最も若く美しく気立ての良いことに気付き、生涯の伴侶に選ぶ。
強烈ではない、そこはかとない風刺が効いているドラマである。かなり長めではあるが、色々と出てくる人物の点出が実に英国的で興味深く、意外なほど楽しめる。ヒロインを演ずるリリアンは第6作「リング」に続く出演だが、こちらの家政婦の方が魅力的。
些か文学的な部分においてであるが、心に残るものがある佳品と思う。
1928年イギリス映画 監督アルフレッド・ヒッチコック
ネタバレあり
アルフレッド・ヒッチコック第7作。
第8作の「シャンペン」は当座見られそうもないので、飛ばします。
原作は有名な推理小説「赤毛のレドメイン家」を書いたイーデン・フィルポッツの、ミステリーとは全く関係のない一般的な戯曲である。
大地主ジェームスン・トーマスが家政婦リリアン・ホールデン=デーヴィスと相談して後妻を探すことにする。何人か挙げた候補の許へ勇ましく出かけていくが、塩梅がよろしくない。困りに困っていると、実は家政婦が最も若く美しく気立ての良いことに気付き、生涯の伴侶に選ぶ。
強烈ではない、そこはかとない風刺が効いているドラマである。かなり長めではあるが、色々と出てくる人物の点出が実に英国的で興味深く、意外なほど楽しめる。ヒロインを演ずるリリアンは第6作「リング」に続く出演だが、こちらの家政婦の方が魅力的。
些か文学的な部分においてであるが、心に残るものがある佳品と思う。
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