映画評「パピヨン」
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
1973年アメリカ=フランス映画 監督フランクリン・J・シャフナー
ネタバレあり
2004年鑑賞メモより。
懐かしいでございます。
フランス人アンリ・シャリエールが自らの経験を綴った大ベストセラー小説が原作。
南米仏領ギアナ(ガイアナ)の刑務所に胸にパピヨン(蝶)の刺青を入れた囚人(スティーヴ・マックィーン)が冤罪で送り込まれる。偽造債権で大儲けした眼鏡をかけた囚人(ダスティン・ホフマン)と親しくなり、二人で脱獄を図る。<眼鏡>の挫折の後パピヨンは単独で逃亡を続け、ゴキブリを食って生き永らえ、ある村に到着する。
実はかなり危ない部族らしいが、族長に蝶の刺青を施したおかげで無事に村を後にし、修道院に逃げ込む。これで安心と思った瞬間院長から通報されて逮捕されてしまう。
フランクリン・J・シャフナーの演出は堂々としすぎて若干もたもたする部分もあるが、ここでの急展開には驚いた。しかし、ハイライトは終盤である。
独房から5年ぶりに解放されたパピヨンは軟禁状態で過ごす場所へ移され、すっかり落ち着いた<眼鏡>と再会する。岸壁から海を見下ろしていたパピヨンが脱走方法を思い付く。野菜で作ったボートで海流を利用して海の彼方へ去っていくのである。
<眼鏡>が脱獄に付き合わないと告げる場面での二人の友情が胸を打つ。
学生時代この作品は公開を待たれる期待の一本だった。それがもう30年ぶりの再鑑賞というのだから月日の流れの速さに驚く。そんな感慨に浸り、ジェリー・ゴールドスミスの懐かしい主題曲に酔わされながら、観終えた。
1973年アメリカ=フランス映画 監督フランクリン・J・シャフナー
ネタバレあり
2004年鑑賞メモより。
懐かしいでございます。
フランス人アンリ・シャリエールが自らの経験を綴った大ベストセラー小説が原作。
南米仏領ギアナ(ガイアナ)の刑務所に胸にパピヨン(蝶)の刺青を入れた囚人(スティーヴ・マックィーン)が冤罪で送り込まれる。偽造債権で大儲けした眼鏡をかけた囚人(ダスティン・ホフマン)と親しくなり、二人で脱獄を図る。<眼鏡>の挫折の後パピヨンは単独で逃亡を続け、ゴキブリを食って生き永らえ、ある村に到着する。
実はかなり危ない部族らしいが、族長に蝶の刺青を施したおかげで無事に村を後にし、修道院に逃げ込む。これで安心と思った瞬間院長から通報されて逮捕されてしまう。
フランクリン・J・シャフナーの演出は堂々としすぎて若干もたもたする部分もあるが、ここでの急展開には驚いた。しかし、ハイライトは終盤である。
独房から5年ぶりに解放されたパピヨンは軟禁状態で過ごす場所へ移され、すっかり落ち着いた<眼鏡>と再会する。岸壁から海を見下ろしていたパピヨンが脱走方法を思い付く。野菜で作ったボートで海流を利用して海の彼方へ去っていくのである。
<眼鏡>が脱獄に付き合わないと告げる場面での二人の友情が胸を打つ。
学生時代この作品は公開を待たれる期待の一本だった。それがもう30年ぶりの再鑑賞というのだから月日の流れの速さに驚く。そんな感慨に浸り、ジェリー・ゴールドスミスの懐かしい主題曲に酔わされながら、観終えた。
この記事へのコメント
かなり手抜きで、申し訳ございません。元々個人用のメモをそのまま移しただけですので。
そう、当時アメリカの大スター二人が共演するというので、しかも、脱獄ものだというので、友人と楽しみにしていた作品でした。
音楽も良かったですね。
>「大脱走」
あちらは大所帯をうまく捌いたジョン・スタージェスの馬力に感心しまくり、僕もパーフェクト・ゲームと思っております。
マックィーンがこの後10年もしないうちに亡くなるとは夢にだに思いませんでした(泣)。