映画評「山猫は眠らない3-決別の照準-」
☆☆(4点/10点満点中)
2004年アメリカ映画 監督P・J・ピース
ネタバレあり
「ミスター・グッドバーを探せ」でリチャード・ギアと共に注目したトム・ベレンジャーは演技派の道は進まず結局アクション俳優となった。その彼が主演した「山猫は眠らない」は大して面白いとも思えなかったが、何と第3作まで作られ、全てが日本に輸入されている。
海兵隊きっての名狙撃手ベレンジャーが、酒浸りの上に後遺症で手が震えているにも拘わらず、ベトナム戦争の時に死んだはずのジョン・ドーマンが生きていてテロリストと組んでいる為暗殺を指示され、現地の連絡員と作戦開始。
酒場での暗殺に失敗した後、ジャングルの基地における難しい場面で任務を果たすことになるのだが、その際にアメリカ政府を揺るがす旧悪が露呈する。
監督は全く記憶にないP・J・ピースで、特にパンチもあるわけでも巧さもなく、一通りお話を進めているといった程度。
実は、政府がドーマン(及びベレンジャー)と旧悪を消そうとした裏工作だったという物語には上手く作ればもっと面白くなる可能性を見出せるが、何度も繰り返されるフラッシュバックの為にスムーズに展開していない。アクション映画ではこの類の演出は余りやらないほうが無難である。
話も陰湿で、かつてチャック・ノリスが主演した「地獄のヒーロー」のような直球のほうが有難い。
2004年アメリカ映画 監督P・J・ピース
ネタバレあり
「ミスター・グッドバーを探せ」でリチャード・ギアと共に注目したトム・ベレンジャーは演技派の道は進まず結局アクション俳優となった。その彼が主演した「山猫は眠らない」は大して面白いとも思えなかったが、何と第3作まで作られ、全てが日本に輸入されている。
海兵隊きっての名狙撃手ベレンジャーが、酒浸りの上に後遺症で手が震えているにも拘わらず、ベトナム戦争の時に死んだはずのジョン・ドーマンが生きていてテロリストと組んでいる為暗殺を指示され、現地の連絡員と作戦開始。
酒場での暗殺に失敗した後、ジャングルの基地における難しい場面で任務を果たすことになるのだが、その際にアメリカ政府を揺るがす旧悪が露呈する。
監督は全く記憶にないP・J・ピースで、特にパンチもあるわけでも巧さもなく、一通りお話を進めているといった程度。
実は、政府がドーマン(及びベレンジャー)と旧悪を消そうとした裏工作だったという物語には上手く作ればもっと面白くなる可能性を見出せるが、何度も繰り返されるフラッシュバックの為にスムーズに展開していない。アクション映画ではこの類の演出は余りやらないほうが無難である。
話も陰湿で、かつてチャック・ノリスが主演した「地獄のヒーロー」のような直球のほうが有難い。
この記事へのコメント
この作品、一応全作鑑賞ましたが、1が一番みれますね。
やはり、普通にトリガーをひけなくなった時点で一応終了。続編はつくるべきでなかったと思います。
ではまた。
全くその通りです。
比較すればやはり第1作が良いですね。
2番目が一番つまらなかったような気もしますが、実際にはこの第3作と似たり寄ったりかな。