映画評「キャプテン・ウルフ」

☆☆★(5点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督アダム・シャンクマン
ネタバレあり

アーノルド・シュワルツェネッガーの「キンダーガートン・コップ」と同じような趣向で、アクション俳優ヴィン・ディーゼルが主役を演じたディズニー製ファミリー映画。

核発射阻止プログラムを開発した教授が殺され、その防衛に失敗した隊長ウルフ(ディーゼル)が母親の留守する間、事実上の子守をする羽目になる。

定石的で全くつまらんと思いながら観ていたが、脚本家二名が余りなさそうな頭を一生懸命絞って仕込んだ仕掛けが面白いので、★一つUP決定。
 つまりこの映画全体が「サウンド・オブ・ミュージック」をベースにして作られているのである。まず、一家の名前がトランプ一家の主人を映画で演じたクリストファー・プラマーからプラマー家、奥さんの名前はマリアを演じたジュリー・アンドリューズからジュリー。この一家は5人という子だくさんで、その面倒を見るのがマリアならでキャプテン・ウルフというわけである。

さらに、教授が作った子守り歌の扱いも上出来の部類。

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  • キャプテン・ウルフ

    Excerpt: TBさせて頂きますので、よろしかったらTBをお待ちしております。 ヴィン・ディーゼル演じるエリート軍人が一転して、赤ん坊のオシメを替えたり、子供たちの送り迎えをしたり、赤ちゃんを寝かしつけるためにダン.. Weblog: シアフレ.blog racked: 2007-01-07 13:52