映画評「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
☆☆☆(6点/10点満点中)
2003年アメリカ映画 監督ゴア・ヴァービンスキー
ネタバレあり
2004年映画鑑賞メモより。
海賊映画の大パロディー映画である。
アステカの呪いをかけられた海賊たちが呪いを解く鍵である海賊の子孫と思って美女キーラ・ナイトリーを誘拐するが、実は総督の一人娘。彼女は実はその子孫であるオーランド・ブルームと恋仲で、父親の勧める海軍提督との結婚には乗り気ではない。
その奪還に提督が指揮する海軍が乗り出すが、撃っても刺しても死なない呪いをかけられた海賊相手では始末には終えない。そこで海賊に追い出された元海賊船長ジョニー・デップがこの争いと呪いの終結に駆り出されることになる。
というお話で、海賊たちは普段はまともな人間の姿だが、呪いが有効になるとグロテスクな骸骨姿になる。海賊映画版「マーズ・アタック!」といった感触。
骸骨が剣を持って戦うのは1963年の「アルゴ探検隊の大冒険」以来かもしれないが、勿論CGなので動きはぐっとスムーズ。しかし、昔のぎこちない動きのほうが不自然であるが故に却って楽しめた。そんな昔のことは知りませんか。
全体としては前半がまだるっこく、海賊たちが暴れまわりデップが軽妙さを発揮する後半になり盛り返す。
2003年アメリカ映画 監督ゴア・ヴァービンスキー
ネタバレあり
2004年映画鑑賞メモより。
海賊映画の大パロディー映画である。
アステカの呪いをかけられた海賊たちが呪いを解く鍵である海賊の子孫と思って美女キーラ・ナイトリーを誘拐するが、実は総督の一人娘。彼女は実はその子孫であるオーランド・ブルームと恋仲で、父親の勧める海軍提督との結婚には乗り気ではない。
その奪還に提督が指揮する海軍が乗り出すが、撃っても刺しても死なない呪いをかけられた海賊相手では始末には終えない。そこで海賊に追い出された元海賊船長ジョニー・デップがこの争いと呪いの終結に駆り出されることになる。
というお話で、海賊たちは普段はまともな人間の姿だが、呪いが有効になるとグロテスクな骸骨姿になる。海賊映画版「マーズ・アタック!」といった感触。
骸骨が剣を持って戦うのは1963年の「アルゴ探検隊の大冒険」以来かもしれないが、勿論CGなので動きはぐっとスムーズ。しかし、昔のぎこちない動きのほうが不自然であるが故に却って楽しめた。そんな昔のことは知りませんか。
全体としては前半がまだるっこく、海賊たちが暴れまわりデップが軽妙さを発揮する後半になり盛り返す。
この記事へのコメント
子供の頃にTVで観た、ラオール・ウォルシュの「世界を彼の腕に」という帆船が出てくる海洋モノが好きだったんです。久しぶりの帆船もので、結構楽しめました。
2の「デッドマンズ・チェスト」は中継ぎ作品で、2番煎じ的な出来でした。
私は海賊映画若しくは海洋映画と常々言っていますが、帆船ものという言い方も面白いですね。
「世界を彼の腕に」はグレゴリー・ペックでしたよね? 観たはずだけど、どうだったかなあ。この類は映画のえの字も分らぬ頃に相当観ていますから。
本作は前半が説明的で調子が上がらない感じ。おかげで143分という長さになってしまった。クレジットが長いので実質133,4分でしょうが、これは110分くらいで収めてくれたらもっと★場合によっては☆も増えたのですが。
<前半がまだるっこい
という御意見は同意です。でも豪華キャストのドタバタコメディーで結構好きです。それだけ私の精神年齢が低いということなのかなぁ…^^;)。レイ・ハリーハウゼンの「アルゴ探検隊の大冒険」懐かしいですねー。そうそう、この映画をパロっているのは一目瞭然ですよね。「世界を彼の腕に」は未見なので宿題リストに入れようかなぁ…。
単純なのを楽しめるのは大いに結構です。^^)/
ただ、単純でも作りがきちんとしているかどうか見定めるほうが実はその映画に対する愛情が深いと言えましょう。
続編は本来一緒に行動すべき3人を前半バラバラに行動させるところに無理がありましたし、さらに長いんです。^^;
本作の最終作より「アルゴ」のほうが見たいです!