映画評「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中)
1985年アメリカ映画 監督ロバート・ゼメキス
ネタバレあり

ロバート・ゼメキスの出世作となったシリーズ全3作がこの度NHK-BS2でオンエアされるので、出来栄えが断然宜しい第1作だけ付き合うことにした。お話は皆様もよくご存じであろうから、ほんの軽く紹介致しましょう。

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1985年の高校生マイケル・J・フォックスが、タイムマシンを完成させた博士クリストファー・ロイドと最終実験中に、燃焼に必要なプルトニウムを騙し取ったテロリストの襲撃に遭い、急場を凌ぐ為にスポーツカー・タイプのマシンを操縦、博士が原理を発見した30年前に飛んでしまう。
 ところが、ハイティーンだった母親リー・トンプスンは父親クリスピン・グローヴァーの代わりに息子を愛してしまったからさあ大変、何事につけ弱気な父親に母親を振り向かせる作戦を講じる一方、現在に戻る為プルトニウムと同等のエネルギーを持つ落雷を利用する30年前の博士の着想に賭けることにする。

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歴史を変えない為の活躍と未来(現在)に戻る為の奮闘と、興趣を二本立てにして交錯させたアイデアが宜しく、序盤の台詞や落雷で止まった時計台が上手く使われていて、ニコニコさせてくれる。母親が別人とくっついてしまうと当然主人公は生まれないことになるわけだが、まず写真の兄姉の姿が消え、次に彼自身の手が消えかかるというアイデアも具体的でなかなか結構。

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小ネタも面白く、ロナルド・レーガンのB級映画が映画館にかかっているのも本作製作時の大統領がレーガンだったから意味を成す洒落。
 主人公がチャック・ベリーの「ジョニー・B・グッド」(1958年)を演奏するのは反則だが、それをベリーの従弟が彼に電話で聞かせる。こうなると事実関係がループ状になって何が何だか解らなくなってくる(タイム・パラドックス)が、洋楽ファンたる僕には大変面白かったので詳述させて戴いた。但し、選曲に難ありで、どうせなら55年のデビュー曲「メイベリーン」にしたほうがお話に整合性が出る。

このシリーズで人気者になったフォックス君だが、90年代にパーキンソン病を発症したことは大変お気の毒。現在も活躍しているのが何よりでござる。

この記事へのコメント

2007年09月06日 09:23
「メイベリーン」♪を知っている方は少ないと・・・。^^;
みなさんが聴いた、知ってる曲ということで整合性より
ノレる曲に軍配が上がったのでは。
それともあの当時のヒット曲をこれしか
スタッフが知らなかったかや?(まさかね・笑)

大好きな作品です!
TVで何度も放映されてましたっけ。

マイケル・J・フォックスつながりの
拙記事持参でオジャマしましたです。♪
オカピー
2007年09月06日 20:18
viva jijiさん

>メイベリーン
解っておりますよ。ないものねだり(笑)。
「ジョニー・B・グッド」も先行する「メイベリーン」があって初めて成り立つわけで、当時の人は既にベリーを聞いていたはずなんですがね。
どちらにしてもあれはタイム・パラドックスでした。^^;

>大好き
久しぶりでした。
タイム・トラベルものは意外と作られていないですし、マシンが自動車というアイデアも面白かったですね。
2007年09月06日 22:16
こういう時、BS放送観られる方がうらやましいなあ。
全3作が一挙放映されるのに1作目だけ書くという贅沢さ!
歯軋りさえ出ますわ(笑)
わたしは全作大好きでっす!
最高級のエンターテイメント!
火を吹くデロリアン、何度みてもワクワクするぅ~♪
ここに登場するM・Jフォックスはわたしの中では「マーティ」です。
永遠に・・・(笑)
マイブログの読者さんの中にはこの作品と「素晴らしき哉、人生」をオーバーラップさせてる方もいらっしゃいます。
両作品とも大好きです。
オカピー
2007年09月07日 03:00
しゅべる&こべるさん、こんばんは。

贅沢してすみません。
これでも結構忙しいもので(笑)。
タイム・トラベル以上に青春コメディとしての要素が強く、複合的な魅力ですね。デロリアン・・・タイムマシンを車にしたアイデアも痛快でした。

天使の出てくる「素晴らしき哉、人生」ですか。確かにどちらも夢や希望を与える物語ですが、私は思い出さなかったなあ。そう言えば、主人公が奮闘する辺り、似ているような気がしてきました(笑)。若い時代の場面もありましたから、その辺りなのかな?
40年代は天使が人気の時代。やはり戦争の影響なんでしょうね。
蟷螂の斧
2020年06月15日 19:56
こんばんは。この映画はドラえもんのパクリではないかと言う説がありますが、別にいいんじゃないですか?マイケル・J・フォックスの親父がのび太、親父を苛める大男がジャイアン。また、過去に旅をして父親と母親の仲を取り持つと言う話もドラえもんにありました。

>「ジョニー・B・グッド」

この場面も良かったです。喜んだファンも多かったでしょう。

>本作製作時の大統領がレーガンだったから意味を成す洒落。

監督さん、大したもんです(拍手!)

>今の貫禄ぶりをどう思っているか聞きたいものです。

僕みたいな図々しい奴は昔の友達や同級生(親友とは言えない人)に突然電話してあれこれ話をする事があります。そこから親交が再開する人もいれば逆の人もいる。色々です(苦笑)。

>「ラスト・ショー」

一度見たいです。BSが放映して欲しいです。「サンダーボルト」での悲惨な最期。あれでブリッジスのファンになった人がいると思います。

>国政に打って出て欲しかったなあ。

小池女史は度胸が据わっています。大きな手術も経験したし。
国政に打って出ればモリカケ問題も含めて国民寄りの政治になったでしょう。人生には色々な選択やタイミングがあります。所詮は結果論。難しいです。
オカピー
2020年06月15日 21:59
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>この映画はドラえもんのパクリではないかと言う説があります

どうでも良いですが、少し勘違いしていると思うのは、今でこそ日本のサブカルチャーは世界的ですが、ネットもない1980年代前半にドラえもんを読むか、見たアメリカ人がどれくらいいましょうか? Wikiによりますと、漫画は電子書籍の形で2013年から、アニメは2014年から。

そもそもタイムトラベルと親子の関係は、タイムトラベルの問題点を考える際に、タイムパラドックスの問題を説明する例として最初に出て来るものです。こんな話なら誰でも考えますよ。

>>「ラスト・ショー」
>一度見たいです。BSが放映して欲しいです。

何年か前にNHKが放映しましたよ。僕もその時にハイビジョンの保存版を作りました。有名な映画ですから、比較的見るすべは色々とあると思います。モノクロです。

>人生には色々な選択やタイミングがあります。所詮は結果論。難しいです

都政に出てすぐに国政復帰というのは倫理的に難しかったのでしょうが、小池女史にはそれくらいのことはできたはず。
 都知事をもう一期やった後に国政復帰を目指しているという記事を新聞で読みましたが、もう意味がない。遅かりし、百合之介(ゆりのすけ)です。
蟷螂の斧
2020年06月16日 21:18
こんばんは。僕もドラえもんからのパクリかなあと思っていました。でもオカピー教授が仰るように1985年ではアメリカ人はドラえもんの存在を知らなかったかも知れません。手塚先生のジャングル大帝から頂いたと言われるライオンキングでも1994年です。

>こんな話なら誰でも考えますよ。

そういう事です。ドラえもんの作者藤子・F・不二雄先生も色々なSF作品から影響を受けた事でしょう。特に短編集。

>それをベリーの従弟が彼に電話で聞かせる。

チャック・ベリーのオリジナルではなくなってしまいますね・・・(汗)

>遅かりし、百合之介

「遅かりし由良之助」も初めて知りました。勉強になります。

>マイケル・J・フォックス

主役が彼からエリック・ストルツへ。そして元通り。
ジェニファー役も交替したり元に戻ったり。
今知りました。いろいろあったんですね。
モカ
2020年06月16日 21:41
こんばんは。

こちらの記事を読んで生まれて初めてチャック・ベリーのレコードを自発的に聞きました。 ヒット曲は大抵知っていますし嫌いじゃありませんが、わざわざ聞こうと思ったことがなくて・・・

「メイベリーン」が第1弾だったのも知りませんでした。
最初のCHESS時代の録音のLP3枚入りボックスの箱を開けるのも初めて・・・立派な冊子が入っています。 箱のデザインも良いです。 (入っていた特大ポスターを虫干ししました・・笑)

レコードが’7,8枚はあるんですが、買った張本人の夫も当座は聞いていたようですが、ここ何十年も放置していました。
それで "johnny b.goode"  もジョニー・ウィンターバージョンで聴いてるみたいです。 
チャック・ベリーって偉大な先駆者なんだけど損な立ち位置にいる人ですね。


 おせっかい情報ですが、「ラストショー」私の行きつけの図書館にはありますから、置いている図書館多いんじゃないですか?
オカピー
2020年06月16日 21:54
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>ドラえもんの作者藤子・F・不二雄先生も色々なSF作品から
>影響を受けた事でしょう。特に短編集。

文化は影響し合って進化していくものなので、仮にパクリでも騒がないのが大人の対応。仮に本作がパクリであるとしても、ご本人は“光栄です”と言うのでは。

>チャック・ベリーのオリジナルではなくなってしまいますね・・・(汗)

僕はデビュー曲「メイベリーン」にしてほしかったのですが、やはり知名度が低いか。

>「遅かりし由良之助」も初めて知りました。勉強になります。

出典は「仮名手本忠臣蔵」ですが、多分昔のサラリーマン映画などにそんな台詞が出たことがあると想像します。殆ど見たことがないので、解りませんが。由良之助は、大石内蔵助のことですね。幕府のお咎めを避ける為に、舞台を室町時代に移し変え、実在の内蔵助を由良之助に変えたわけです。
オカピー
2020年06月17日 12:49
モカさん、こんにちは。

>わざわざ聞こうと思ったことがなくて・・・
>「メイベリーン」が第1弾だったのも知りませんでした。

あらら。少し意外な気がいたします。

>買った張本人の夫も当座は聞いていたようですが、ここ何十年も放置
>"johnny b.goode"  もジョニー・ウィンターバージョンで聴いてる

あらら。似た者夫婦? 誠に微笑ましいです^^

>チャック・ベリーって偉大な先駆者なんだけど損な立ち位置にいる人ですね

ビーチ・ボーイズに「サーフィンUSA」で「スイート・リトル・シックスティーン」をパクられて訴え(結局「サーフィンUSA]の作曲者はベリーに落ち着いた)、ビートルズの「カム・トゥゲザー」にも噛みついた。細かい性格に気になるところもありますが、二つの巨大なバンドの代表曲に絡んだことは間違いないわけで、確かに偉大な先駆者です。

結局ビートルズの存在が大きすぎて、プレスリー以外の先駆者は陰に隠れてしまいましたし、本格派ファンはもっとブルース色の強いものを聴く。そんな感じでしょうか?

>「ラストショー」私の行きつけの図書館にはあります

情報、有難うございます。
蟷螂の斧さんに次のレスで伝えておきますね。
モカ
2020年06月17日 16:51
こんにちは。

>結局ビートルズの存在が大きすぎて、プレスリー以外の先駆者は陰に隠れてしまいましたし、本格派ファンはもっとブルース色の強いものを聴く。そんな感じでしょうか?

 はい! そんな感じです!

 from the beginning 1955~1960 のレコード3枚の中のなんと10曲くらいを初期ストーンズがカバーしていますね。
 
 チャック・ベリーって初期で才能が出尽くしたんじゃないでしょうかね? ギターリフを生み出す天才だったと思いますが、どんどん進化していくタイプのミュージシャンではなかったような・・・推測にすぎませんが。

 ご本人の演奏も良いですけど、やはり私はsweet sixteenの頃に聞いたビートルズやストーンズのカバーバージョンのほうが好きですね。 チャック・ベリーは偉大なオールディーズです。
オカピー
2020年06月17日 21:37
モカさん、こんにちは。

> from the beginning 1955~1960 のレコード3枚の中のなんと
>10曲くらいを初期ストーンズがカバーしていますね。

初期ストーンズは英米盤がごちゃごちゃして真剣に聴いていないのですが、そんなにありますか。"Come on"はベリーですね。

ビートルズは公式録音では2曲ですが、メジャー・デビュー前を入れればもう少しあるでしょうか。

>チャック・ベリーって初期で才能が出尽くしたんじゃないでしょうかね?
>ギターリフを生み出す天才だったと思いますが、
>どんどん進化していくタイプのミュージシャンではなかったような

僕も全くそう思います。Wikipediaのシングル・リストを見ると、最初の4、5年くらいが良かった。

>ご本人の演奏も良いですけど、やはり私はsweet sixteenの頃に聞いた
>ビートルズやストーンズのカバーバージョンのほうが好きですね

僕もビートルズの「ロックンロール・ミュージック」を聴いた後にご本人を聞いた時に、まだ頭が幼稚だった子供の僕には泥臭く感じました。大人になってからはもっと好きになりましたが。
蟷螂の斧
2020年06月18日 06:12
おはようございます。youtubeで「メイベリーン」を初めて聞きました。歌詞は時速150kmでキャデラックをぶっ飛ばすメイベリーンという女の子を、V8フォードで追いかけるという内容なんですね。当時の若者が喜んだ事でしょう。
ジョン・レノンがチャック・ベリーをロック界最高の詩人と評したんですよね?
今日はポール・マッカートニーの78歳の誕生日(後期高齢者)。彼はリトル・リチャードの大ファン。
「ロックンロール・ミュージック」「のっぽのサリー」。オリジナルもビートルズが焼き直したものもそれぞれ良さがあります。

> 舞台を室町時代に移し変え、実在の内蔵助を由良之助に変えた

なるほど。朝ドラで主人公の名前を実在の人物と似たものにして「架空の物語」とするのとはちょっと違いますね。「幕府のお咎め」と言う言葉でそう思います。時代まで変えたんですか?鎌倉時代や戦国時代じゃあ駄目でしょうね。

>「ラストショー」

図書館、TSUTAYAで探してみます。あるいはBSでの放映を待ちます。

>河井夫妻

皆が寄ってたかって袋叩きですね。
オカピー
2020年06月18日 21:55
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>youtubeで「メイベリーン」を初めて聞きました。歌詞は時速150kmで

この歌詞はディープ・パープルなんかに影響を与えているかもしれませんね。彼等の歌詞はもっと馬鹿らしいものですが(笑)。

>ジョン・レノンがチャック・ベリーをロック界最高の詩人と評したんですよね?

ロックンロールの別名はチャック・ベリーだ、とジョンは言ったのだとか。

>今日はポール・マッカートニーの78歳の誕生日(後期高齢者)

1942年生まれ。この4つの数字を銀行のIDに使ったりしました。大分お年を目しましましたが、この間のコロナ関連の番組で「レディ・マドンナ」を歌っていました。

最近YouTubeにGet Back Sessionsが大量にアップされているので、現在CD化しているところ。二十数枚になりそうです。何十時間もあるものをトラックごとに曲名を付けるのが大変ですが、面白い作業です。

>「幕府のお咎め」と言う言葉

現在の北朝鮮の方が余程厳しいでしょうが、まあ政府批判と理解できるものは原則的にダメでしたでしょう。しかし、幕府の人間も度量が大きく、恐らく実際には何を言っているのか解っていても、通していたのでしょうね。

>皆が寄ってたかって袋叩きですね。

実際にはあべっちのほうが悪いことをしていると思いますが。逮捕されましたね。
 あべっちに忖度しまくっていた黒川氏が検事総長になってもこれは既定路線だったらしく、黒川氏の定年が転調された時に、彼等周辺の捜査は政権に忖度しないという検察の意思表示とも言われていました。
蟷螂の斧
2020年07月18日 19:56
こんばんは。今日初めて第2作を見ました。2015年に行く。1985年に戻ったらとんでもない事になっている。歴史を直す為に1955年に再び行く。楽しみながら見ました。

>自分で一度歌っているところを間違えますか(笑)

そこがジョン・レノンらしいです。

>まだ医療崩壊は起こらないでしょう

日本はまだ救われます。アメリカの感染者、1日に7万人超は凄まじいです!

>経済も生命なので

僕の友達で自営業の人がまさにそれです。

>もっと正直に“可能性あり”と言えば良かった

そこです。遠回しの言い方や言い訳にウンザリしています。

>森友問題

自ら命を絶った人の奥様が気の毒です。もちろん本人も・・・。
オカピー
2020年07月18日 22:47
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>今日初めて第2作を見ました。

このシリーズは全て映画館で観ました。ハイビジョン保存版は第一作だけで十分かと思い暫くそのままでしたが、余り録画するものがなかったので、この度のNHKの放映で第3作ともども保存版を作りましたよ。

>日本はまだ救われます。アメリカの感染者、1日に7万人超は凄まじい

東京の入院者数が800人台ですから、前と違って一度隠棲になれば早く退院できるため、急激には増えないと思いますが、油断大敵ですね。
 アメリカはトランプが3月の内に手を打っておけば、一桁違っていたでしょうね。日本人ほど衛生観念の高くなく、自己主張の強い人たちなので、日本の数十倍の数字には間違いなくなっていたでしょうけど。

>自ら命を絶った人の奥様が気の毒です。もちろん本人も・・・。

内閣人事局の解散と、中選挙区制の復活が現在の僕の願いです。この二つが実現すれば日本のトータルの政治がもう少しまともになる。但し、官僚が強すぎてもいけないので、内閣人事局を解散してもそれだけでは違うマイナス点が出る。新しい仕組みを考えないといけないですね。
 僕は民主党が失政続きの時に(経験が浅いのだから)暫くやらせろと言い続けたのですが、残念ながら、国民は気が短かった。僕のような意見の人は実に少なかったですね。
蟷螂の斧
2020年07月19日 18:14
こんばんは。今日第3作を見ました。面白かったです!ドクとクララの恋愛も良かったです。研究や発明だけの人生じゃあつまらないです。
また、ここでも憎たらしいビフ役のトーマス・F・ウィルソンが好演です。

>日本人ほど衛生観念の高くなく、自己主張の強い人たち

お国柄の違いがわかります。

>新しい仕組みを考えないといけないですね。

三権分立を崩すような動きがちょっと前にありました。

>残念ながら、国民は気が短かった。

民主党は素人の政治だという意見が多かったです。東日本大震災が来たタイミングも悪かったです。
オカピー
2020年07月19日 22:09
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>ここでも憎たらしいビフ役のトーマス・F・ウィルソンが好演です。

出世作にして代表作ですね。

>三権分立を崩すような動きがちょっと前にありました。

この政権は、国会に対しても、司法に対しても、尊敬の念が足りないですね。安倍人気に頼った一般自民党員にも、国政選挙における一票の差を巡る裁判所の判断を軽視する意見が目立ちました。こういう議員は次に当選させてはいけない。

>民主党は素人の政治だという意見が多かったです。
>東日本大震災が来たタイミングも悪かったです。

ダイエー(ソフトバンク)を強豪チームに仕上げた王監督が監督になりたての頃、勝てずに苦労したことを考えて欲しかったですね。政治も野球の采配も大して変わらないのでは(自信をもって言えませんが)?
 自民党(特に安倍政権)支持者は、震災における民主党の対応を未だに批判していますが、今回のコロナの安倍政権の対応は国民の大半が不満に思っている。歴史上初めてとか、何十年ぶりの事態には、どの政権だってうまくやれませんよ。前例がないのですから。
蟷螂の斧
2020年07月21日 20:11
こんばんは。拡大しつつあるコロナウイルス。中学時代の恩師(社会科)が「アメリカに比べればイタリアの対応はまだ立派だ。ウイルスがもの凄い勢いで広がっているけどな。」と3ヶ月前に言われました。その答を自分で見つけようとしてもまだ見つからない。僕も不勉強です。

>一票の差を巡る裁判所の判断を軽視する意見

国民に対して失礼です。国民の意見が反映されない。

>政治も野球の采配も大して変わらないのでは

投手をじっくり育てた星野仙一監督は立派です。

>前例がないのですから。

今後も不測の事態がどんどん起きるでしょう。

>高校生マイケル・J・フォックス

ガールフレンド役も第2作から交替でしたっけ?見事なリリーフでした。
オカピー
2020年07月21日 22:36
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>「アメリカに比べればイタリアの対応はまだ立派だ。ウイルスがもの凄い
>勢いで広がっているけどな。」と3ヶ月前に言われました。

3か月前にそれを言ったのは凄いですね。実際現在のイタリアは感染者数、死者数は相当減っています。
 アメリカは元首が非科学的な人でコロナを軽視して初期対応を遅れたので、それを指しているのでしょう。
 イタリアは、当初軽症の若者を入院させて高齢者を後回しにして死者数を多くするという失敗をしましたが、感染拡大抑制に関する国の政策そのものは悪くなかったようですね。

>ガールフレンド役も第2作から交替でしたっけ?見事なリリーフでした。

エリザベス・シューですかね。彼女はこれで有名になり、暫くコンスタントに出演しました。最近はお母さん役で、見かけます。
蟷螂の斧
2020年07月22日 19:04
こんばんは。僕の中学時代の恩師は現在90歳ぐらいで、軍需工場で働いた経験があります。その軍需工場に対する爆撃も少し離れた所から見たそうです。僕が尊敬する先生、これからも長生きして欲しいですが、数年前に息子さんが50代前半の若さで亡くなりました・・・(涙)

>イタリアは、当初軽症の若者を入院させて高齢者を後回し

亡くなったお年寄りはお気の毒です。でも若者たちが助かって国全体の感染が減ったという事でしょうか?

>アメリカは元首が非科学的な人

人情味も無いでしょう。

>最近はお母さん役で、見かけます。

同じ年の旦那(映画監督)との間に子供が3人。それが役作りに生かされているのでしょう。彼女がお母さん役をしている映画を見たいです。
オカピー
2020年07月22日 22:07
蟷螂の斧さん、こんにちは。

>僕の中学時代の恩師は現在90歳ぐらいで、軍需工場で働いた経験
>数年前に息子さんが50代前半の若さで亡くなりました・・・(涙)

現在90歳くらいですと、戦場には行っていない年齢ですが、軍需工場での経験等、戦中のことを知っているのは貴重です。戦争は絶対やってはいけませんねえ。先日深作欣二監督「軍旗はためく下に」という戦争映画を観て、久々にショックを受けましたよ。

息子さんに先立たれましたか。
 僕の唯一の親孝行は、親より早く死ななかったことだと思っています。それしかできなかったなんて・・・

>でも若者たちが助かって国全体の感染が減ったという事でしょうか?

5月に持病がある為コロナ心配性にかかってから、余りコロナ関連番組等を見ないことにしたので、正確な事情は分かっていないというのが事情ですが、一度崩壊した医療の関係者が頑張って急激に態勢を立て直したと、ニュースで聞きましたね。

>人情味も無いでしょう。

ないです。呆れたものです。彼が選挙に落ちれば、世界で進行中の独裁傾向が少し収まるかもしれません。しかし、あべっちのコアな支持層は僅か8%ですか、トランプの支持層は40%に近いので油断がならない。

>>エリザベス・シュー
>彼女がお母さん役をしている映画を見たいです。

一番最近観たのはチャールズ・ブロンソン主演「狼よさらば」のリメイク「デス・ウィッシュ」における主人公ブルース・ウィリスとの間に娘が一人いる妻役ですが、すぐに殺されてしまうのです。

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