映画評「ナチョ・リブレ 覆面の神様」
☆☆★(5点/10点満点中)
2006年アメリカ映画 監督ジャレッド・ヘス
ネタバレあり
ロック好きにも拘らず世評ほど感心しなかった「スクール・オブ・ロック」の主演ジャック・ブラックと脚本家マイク・ホワイトのコンビが、フランス映画「グラン・マスクの男」と同じ実話を基にして作り上げたスポーツ・コメディー。但し、脚本は監督もしているジャレッド・ヘスとその細君ジェルーシャ・ヘスとの共同。言わば、「タイガー・マスク」のコメディー版でござる。
育てられた修道院で料理番をしているブラックは貧しいあまり碌な食事も出せないので一発奮起して修道院で禁止されているルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)で一旗上げたいと思うが、赴任してきた美しい修道女アナ・デ・ラ・レグエラに一目惚れした為に迷いつつも遂に決心、ポテトチップスを横取りした痩せ男ヘクター・ヒメネスとタッグを組んでアマチュア試合に出続けて連戦連敗するも、そのファイトマネーで食事の質はぐっと上がる。
強くなろうと崖に登って迷信で言われる鷲の卵を飲んでも効果なし、やがてアマチュアのバトルロイヤルで準優勝に終わりながら優勝者が負傷した為に英雄的レスラーと戦うことになる。
試合の中では小人二人組のアクロバティックな活躍が印象的だが、珍妙な装いを取っ払えば型通りの人情喜劇で、いくら映画が夢を与える芸術であり多少の嘘は許せるとしても些か出来すぎの結末と言わざるを得ず、結局ジャック・ブラックに親しめれば多少は楽しめるという程度の出来栄え。因みに僕の肌に合わない。
ジャレッド・ヘスのタッチにはとぼけたところがあり、連戦部分のアイリスによる場面転換などはクラシックで嬉しい。
初めて見るアナ嬢はなかなか美しい。
レスラーのパーティー場面でロックの名曲「ブラック・イズ・ブラック」がかかるのはジョークかね。
2006年アメリカ映画 監督ジャレッド・ヘス
ネタバレあり
ロック好きにも拘らず世評ほど感心しなかった「スクール・オブ・ロック」の主演ジャック・ブラックと脚本家マイク・ホワイトのコンビが、フランス映画「グラン・マスクの男」と同じ実話を基にして作り上げたスポーツ・コメディー。但し、脚本は監督もしているジャレッド・ヘスとその細君ジェルーシャ・ヘスとの共同。言わば、「タイガー・マスク」のコメディー版でござる。
育てられた修道院で料理番をしているブラックは貧しいあまり碌な食事も出せないので一発奮起して修道院で禁止されているルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)で一旗上げたいと思うが、赴任してきた美しい修道女アナ・デ・ラ・レグエラに一目惚れした為に迷いつつも遂に決心、ポテトチップスを横取りした痩せ男ヘクター・ヒメネスとタッグを組んでアマチュア試合に出続けて連戦連敗するも、そのファイトマネーで食事の質はぐっと上がる。
強くなろうと崖に登って迷信で言われる鷲の卵を飲んでも効果なし、やがてアマチュアのバトルロイヤルで準優勝に終わりながら優勝者が負傷した為に英雄的レスラーと戦うことになる。
試合の中では小人二人組のアクロバティックな活躍が印象的だが、珍妙な装いを取っ払えば型通りの人情喜劇で、いくら映画が夢を与える芸術であり多少の嘘は許せるとしても些か出来すぎの結末と言わざるを得ず、結局ジャック・ブラックに親しめれば多少は楽しめるという程度の出来栄え。因みに僕の肌に合わない。
ジャレッド・ヘスのタッチにはとぼけたところがあり、連戦部分のアイリスによる場面転換などはクラシックで嬉しい。
初めて見るアナ嬢はなかなか美しい。
レスラーのパーティー場面でロックの名曲「ブラック・イズ・ブラック」がかかるのはジョークかね。
この記事へのコメント
年末年始はwowowなどが映画をいっぱい放映してくれますね~
メジャー系の映画は観たことあるものばかりなので、
こっそり吉永小百合や松田優作の特集を楽しんでたりします。
そんなkossyですが、今年もよろしくお願いいたします!
今年もよろしくお願いします。
「ナチョ」が年の初めにUPされていて嬉しいです!
ジャック・ブラックが主演という事で、わたしの中では評価が高い作品です・笑。
ところでこの映画・・・
子供の頃によく見てた、ジャイアント馬場時代のプロレス・・・
ミル・マスカラスを思い出しちゃって、
ひらりん的には楽しめました。
今年もよろしくお願い致します。
せっかくTBしていただいたのに、残念ながら反映されていませんでした、度々お手数ですが、お暇なときにでももう一度トライして頂けますと幸いです♪
http://rikocchin.blog50.fc2.com/tb.php/35-c609c1ad (←TBURLです)
私はコメディが大好きなので、ただ単に笑わせてもらいましたが、どちらかと言うと体格系俳優のコメディは好みでないせいか、映画としても特別語るべきところがなかった映画でした。
しかし、アナ・デ・ラ・レゲラは「掃きだめにつる」という言葉は彼女のためにあるのではないかと思えるほど美しかったですね♪
>吉永小百合や松田優作の特集
おおっ、kossyさんもWOWOWに加入されていらっしゃいますか。
古い映画も取り上げていますからたまには遊びに来てください。
kossyさんと違ってなかなかスクリーン通いができない状態ですので、今月はそちらの特集まで観る余裕がなさそうです。
しかし、kossyさんも映画がお好きですね。(笑)
こちらこそ宜しくお願いします。
>ジャック・ブラック
僕は苦手です。^^;
というより、アメリカの喜劇人は殆ど苦手なんです。
しかし、「キング・コング」よりはずっと彼らしい役ですね。
体型で笑わせる人は久しぶりかも。^^;
こちらころ宜しくお願い致します。
>ミル・マスカラス
僕は小学校を卒業する前にもう<ルール無用>のプロレスに見切りをつけてしまいましたが、彼は記憶にありますね。小柄ですが素早くて格好良いレスラーでしたよね。
余り書き込めませんが、今年も宜しくお願い致します。
>TB
そうですか。この後もう一度試してみます。
>語るべきところ
そうですね。映画としては<平凡>と言う評価で良いかな、と思います。ブラックが好きでも、楽しめるか否かは別にして星の数は変わらない気がします。^^;
>掃きだめにつる
そうでした。ぺネロぺ似という評判ですね。
今年も宜しくお願い致します。