映画評「007/ゴールドフィンガー」
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
1964年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン
ネタバレあり
「007」シリーズ第3作。監督はテレンス・ヤングから切れ味がない為僕が全く信用していないガイ・ハミルトンに変わったが、この一作に関しては良い仕事をしている。脚本に恵まれたと言えばそれまでだが。
黄金にとり憑かれた男ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーべ)が、アメリカの金が全て集まっているフォート・ノックスの貯蔵庫に放射能を浴びせて自己の持つ金の価格を高めようとするのを、我らが007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が阻止しにかかる。
というお話で、ボンドの愛車アストン・マーチンに仕掛けられた新装置の数々がまずは楽しめる。追跡防止用の煙幕や油、助手席が飛び出す仕掛け、追跡装置といった、今となっては何ということのないものばかりだが、出し惜しみしないのが宜しい。
敵方も負けてはいません、オナー・ブラックマン扮する女性だけの飛行隊がフォート・ノックス一帯に化学兵器をばらまいたり、力道山とも縁のあるハロルド坂田演ずる用心棒の投げた帽子が彫像の首を切り落としたり、なかなか賑やかな見せ場が続く。
ゴールドフィンガーは金に憑かれた男だけに基本的に金ずくめで拳銃も金。雇われた飛行隊が全員金髪というのは実に気が利いている。
序盤で最も印象的なのが、へまをした協力者でこちらも金髪の美人シャーリー・イートンが全身金粉を塗られた死体で発見される一幕。聞くところによれば、金粉を全身に塗られても皮膚呼吸ができずに死ぬことはないらしいが、まずは度肝を抜かれる場面ではある。
終幕の坂田との一騎打ちは昔観た時と同じように手に力が入り、時限装置を止めるのに汲々とした挙句に止まった時に示される残り秒数が007というユーモア感覚もご機嫌。
ユーモアと言えば、台詞にも面白いものが多い。拳銃をポケットに入れている野暮を踊り子に指摘されたボンドが「コンプレックスでね」と反応するのは子供たちには意味不明だろうが、英語でgunは男性シンボルの意味としてよく使われる言葉でござる。
といった次第で、本格スパイ映画ファンなら前作「ロシアより愛をこめて」のほうを買うにちがいないが、派手なアクションを期待するムキには本作の方が楽しめるかもしれない。
シャーリー・バッシーの歌う主題歌はマット・モンローの「ロシアより愛をこめて」と並んでシリーズで恐らく最も有名な歌曲で、2008年6月現在CMソングとして使われている。彼女のバージョンの方がパンチがあって良いけどね。
アル・スチュワート曰く、♪The Midas shadow that's so hard to please and follows wherever you go、と。黄金への執着心は簡単には振りほどけないってこと。
1964年イギリス映画 監督ガイ・ハミルトン
ネタバレあり
「007」シリーズ第3作。監督はテレンス・ヤングから切れ味がない為僕が全く信用していないガイ・ハミルトンに変わったが、この一作に関しては良い仕事をしている。脚本に恵まれたと言えばそれまでだが。
黄金にとり憑かれた男ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーべ)が、アメリカの金が全て集まっているフォート・ノックスの貯蔵庫に放射能を浴びせて自己の持つ金の価格を高めようとするのを、我らが007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が阻止しにかかる。
というお話で、ボンドの愛車アストン・マーチンに仕掛けられた新装置の数々がまずは楽しめる。追跡防止用の煙幕や油、助手席が飛び出す仕掛け、追跡装置といった、今となっては何ということのないものばかりだが、出し惜しみしないのが宜しい。
敵方も負けてはいません、オナー・ブラックマン扮する女性だけの飛行隊がフォート・ノックス一帯に化学兵器をばらまいたり、力道山とも縁のあるハロルド坂田演ずる用心棒の投げた帽子が彫像の首を切り落としたり、なかなか賑やかな見せ場が続く。
ゴールドフィンガーは金に憑かれた男だけに基本的に金ずくめで拳銃も金。雇われた飛行隊が全員金髪というのは実に気が利いている。
序盤で最も印象的なのが、へまをした協力者でこちらも金髪の美人シャーリー・イートンが全身金粉を塗られた死体で発見される一幕。聞くところによれば、金粉を全身に塗られても皮膚呼吸ができずに死ぬことはないらしいが、まずは度肝を抜かれる場面ではある。
終幕の坂田との一騎打ちは昔観た時と同じように手に力が入り、時限装置を止めるのに汲々とした挙句に止まった時に示される残り秒数が007というユーモア感覚もご機嫌。
ユーモアと言えば、台詞にも面白いものが多い。拳銃をポケットに入れている野暮を踊り子に指摘されたボンドが「コンプレックスでね」と反応するのは子供たちには意味不明だろうが、英語でgunは男性シンボルの意味としてよく使われる言葉でござる。
といった次第で、本格スパイ映画ファンなら前作「ロシアより愛をこめて」のほうを買うにちがいないが、派手なアクションを期待するムキには本作の方が楽しめるかもしれない。
シャーリー・バッシーの歌う主題歌はマット・モンローの「ロシアより愛をこめて」と並んでシリーズで恐らく最も有名な歌曲で、2008年6月現在CMソングとして使われている。彼女のバージョンの方がパンチがあって良いけどね。
アル・スチュワート曰く、♪The Midas shadow that's so hard to please and follows wherever you go、と。黄金への執着心は簡単には振りほどけないってこと。
この記事へのコメント
の「007はショーン・コネ好き~」の私ざます(笑)
>僕が全く信用していないガイ・ハミルトン
アハハハハハ~~~!(爆!)
お気に入りで~す!その言い切り方!^^
~だって、ほんとにそうだもんっ!~
って言ってちょうだい、プロフェッサー♪
ガイは、え~~と
初期の作品は全く未知。
これと「ダイヤモンド」と「ナバ嵐」と
「クリスタル」と「地中海」、観た記憶だけざます。(--)
>皮膚呼吸ができずに死ぬことはないらしいが、
なんですってね~。(後から知った私)
観た当時は純真無垢ですからね~(←誰が?キャッ^^)
あれは女優さん命がけで演じてるんだ~
さっすがハリウッドは違うね~~・・とか信じてたし。
で~も宣伝はもっぱらコレで売ってましたものね。
>パンチがあって良いけどね。
別名「歌い上げ!バッシー」と
私は命名しましたが。(爆)
>ガイ・ハミルトン
お気に入って戴き有難う存じます。
本当にかったるい映画ばかりだもん。
ポワロもの「地中海」はそこそこかもしれませんが、演出自体は大したことなかった。寧ろ「ナイル」のジョン・ギラーミンと歴然とした差を感じちゃいましたよ。
>あれは女優さん命がけで演じてるんだ~
さすがに、子供の僕でもそこまでは思わなかった(笑)。
ハロルド坂田の帽子で倒された彼女の妹も死んじゃったのかなあ?
>別名「歌い上げ!バッシー」
次の「サンダーボール作戦」では、さしずめ「歌い上げ!ジョーンズ」のトム・ジョーンズでしたね。あの主題歌も結構お気に入り。
そういえば時限装置を止めるときも、ボンドが迷っているところを、横から他人がさっと止めてしまうというのがユーモラスでした。
ゴールドフィンガーもイカサマやったり、結構せこいので笑えます。
>ボンドが迷って
そうでしたっけ。二年も経つと忘れてしまうものですね。^^;
コネリー・ボンド・シリーズは結構ユーモア度が高いですが、ムーア・ボンドほどギャグ的でないところが僕は好きです。
この映画も昭和60年にテレビから録画して何度も見ました。日本語版です。
ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーべ)の声をアテたのは滝口順平さん。
ハロルド坂田に向かって「おい!よろず屋!」と言う台詞が滝口さんに合ってます(笑)。
>「レット・イット・ビー」は今ではなかなか観られない作品になってしまった。
職場の先輩が1984年にテレビ放映されたものをDVDにダビングしてくれました。やっぱりいいですね。特に屋上ライヴ!
「グループを代表して言います。ありがとう。オーディションに受かればいいのですが。」
>日本語版です。
映画館で日本語版がある時代で、原語版を観る為に映画館に行った時代とは隔世の感がありますが、当時の声優についてはよく憶えていますね。
当時吹き替えで観た映画の中には(できれば原語版で)観たい作品がたくさんあります。なかなかTVに出てきません。ソフト化もされていない作品が多く、残念です。
>職場の先輩が1984年にテレビ放映されたものをDVDにダビング
それはラッキー。
昔はTVにもよく出ていたのでいつでも観られると思い、録画はしませんでした。まさかこんなことになるとは。後悔してもしきれませんよ。
一昨日ピーター・ハント監督、ロジャー・ムーア主演の映画「ゴールド」を見ました。ちょっと「ゴールドフィンガー」を意識した映画です。
>僕が全く信用していないガイ・ハミルトンに変わったが
荻昌弘先生が「現実っぽい映像を好む監督」と言ってました。「007は二度死ぬ」と比べて言ったかも?
>まさかこんなことになるとは。後悔してもしきれませんよ。
アマゾン等で「Let it be」のDVDは買えますが、高いです・・・・。
>ロジャー・ムーア主演の映画「ゴールド」
大昔観ましたが、全く憶えていません。余り面白くなかったのだと思います。
>>ガイ・ハミルトン
>荻昌弘先生が「現実っぽい映像を好む監督」と言ってました。
真面目なので、「ゴールドフィンガー」のように優れた脚本があれば面白い作品を作りますが、そうでないと全く面白くなかったりするんですねえ。
マイケル・ケインのスパイ映画「パーマーの危機脱出」はもう一度観たい。
>アマゾン等で「Let it be」のDVDは買えますが、高いです・・・・。
全くないと思いましたが、調べたら一種の海賊版のようですね。日本語字幕はなくても良いですが、英語字幕は欲しいですよ。もう少し経って事情が変わらなければ買うかもしれませんが、まだその時ではないです。
僕は監督のキャラはよく知らないのですが、ガイ・ハミルトン監督は真面目な人だったんですね。
>そうでないと全く面白くなかったりするんですねえ。
「黄金銃を持つ男」は脚本が駄目だとある本に書かれていました。僕自身は好きな作品ですが(笑)。エキゾチックな雰囲気があるし。
>調べたら一種の海賊版のようですね。
あらら・・・正規版ではないんですか。
昔、名古屋のビートルズ復活祭に行きました。映画「Let it be」を見ました。昔ならではの字幕。そしてちょっと過激な和訳でしたよ・・・(^^;
>ガイ・ハミルトン監督
映画の作りが真面目ということですね。遊びがないから、脚本の出来栄えをそのまま反映しがちなんです。
>「黄金銃を持つ男」
僕も脚本がダメだと思いました。
蟷螂の斧さんがお好きなようですので、書きにくくて(笑)再鑑賞していないのです。
>そしてちょっと過激な和訳でしたよ・・・(^^;
僕が70年代初めに観たのとは違う訳かなあ。
現在定着している、余りの人権配慮的言葉遣いは嫌いなんです。こういう風に表面だけを繕っても差別は減らないです。謙譲語や尊敬語も過剰で、為に明らかに間違っていることも多いですね。
>蟷螂の斧さんがお好きなようですので、書きにくくて(笑)再鑑賞していないのです。
いやいや・・・。「黄金銃を持つ男」に対する批判も逆に嬉しく思います。また、「ダイヤモンドは永遠に」も僕は好きです。あの作品も評価が低いですが、だからこそ愛着を感じます(笑)。
>僕が70年代初めに観たのとは違う訳かなあ。
僕が見たのは80年代後半です。「I've got a feeling」でジョン・レノンが「♪Everybody had a wet dream」の部分の和訳。苦笑しながら見ました。
>金髪の美人シャーリー・イートンが全身金粉を塗られた死体で発見される一幕。
それを発見した時のボンドの表情。驚いている訳ではないけど悲しんでもいない。その冷淡さがスパイらしいです。
>いやいや・・・。「黄金銃を持つ男」に対する批判も逆に嬉しく思います。
僕も、評価と好き嫌いは必ずしもイコールではないというスタンスなので、そう言われるとやりやすいです。いずれ見直し(再鑑賞)たいと思います。
>♪Everybody had a wet dream」の部分の和訳。苦笑しながら見ました。
十分想像できますよん^^。
>それを発見した時のボンドの表情・・・その冷淡さがスパイらしいです。
元来原作小説がハードボイルド・タッチで、それを踏襲しているんでしょうね。
>英語でgunは男性シンボルの意味としてよく使われる言葉でござる。
oct pussyも思い出しました(笑)。
>いずれ見直し(再鑑賞)たいと思います。
お待ちしております。
>力道山とも縁のあるハロルド坂田
グレート東郷の弟分だったんですよね。
この撮影現場では手に火傷を負いながらも感電死場面を撮ったとか。凄いです!
>oct pussyも思い出しました(笑)。
そう言えば、海外にいた日本人のビジネス・フレンドも仰っていましたなあ。
>お待ちしております。
いつでも見られる状態です^^
>>力道山とも縁のあるハロルド坂田
>グレート東郷の弟分だったんですよね。
タッグを組んでいたらしいですね。日本でも試合をしたらしいですが、全く記憶がありません。プロレス全盛期で僕もまだTV中継を観ていた時代ですが、放送がなかったのかなあ。
「007ゴールドフィンガー」(日高晤郎 地上波吹替版)が9月3日(木)と19日(土)にムービープラス(CATV)で放映されます。こちらも楽しみです。
オナー・ブラックマンの声が 沢たまき、ゲルト・フレーベの声が観世栄夫です。
>師匠の偉いところは、他のベテラン批評家が見ないような作品をきちんと見たことですね。
そこなんですよ!荒野の七人シリーズの第4作(60点)、マカロニカンフーウェスタンの「荒野のドラゴン」(45点)、「Mr.BOO!ギャンブル大将」(45点)、「マジック・クリスチャン」(60点)・・・etc.いろいろご覧になっている双葉師匠。素晴らしいです!
>オナー・ブラックマンの声が 沢たまき
最初に観たのはこのバージョンですね。ショーン・コネリーは若山弦蔵ではなかったんだなあ。記憶違いしていました。
沢たまきは「ベッドで煙草を吸わないで」を愛聴しております。
>双葉師匠。素晴らしいです!
好きな作品でも、映画芸術的にまずければ、良い採点をしない。逆に、☆★が多くても気に入っていない作品は本文を読むと解りますね。
沢たまきと言えば洋酒のコマーシャルってありませんでしたか?
ボトルの先をこちらに向けて「ドーン!」結構ブームになりました。
僕が洋画を見た後にすぐに見るのは双葉師匠の著作及び採点。
どうしても頼りにしたくなります。
>☆★が多くても気に入っていない作品は本文を読むと解りますね。
そこがまた双葉師匠が皆さんに尊敬される理由です。
>長期政権
「野党がふがいない」「政治がなあなあになっている」と言う市民の声。
熊本県の被災地や避難所を視察した事に対して「少し回ったくらいじゃ本当の被害は分からない。支援を強化してほしい」と言う声。
政(まつりごと)は難しいです。
>沢たまきと言えば洋酒のコマーシャルってありませんでしたか?
>ボトルの先をこちらに向けて「ドーン!」結構ブームになりました。
あったような気もしますが、1970年代後半くらいからTVを見ることが減ったので、どうも曖昧です。最近は一時より見ていますけど。
>どうしても頼りにしたくなります。
21世紀になってからの作品は殆どありませんから、1970年頃から夢に見るほど師の批評を色々と研究した僕が、代わりになるつもりで(なるべくもありませんが)鋭意努力しておるわけです。力不足を痛感しております。
☆の数は先生より甘いと自覚していますが、性格上なかなか厳しくできないんですよ。
>「野党がふがいない」「政治がなあなあになっている」
自民党支持層というか安倍政権支持層は、産経新聞を筆頭に、民主党政権を色々と批判していますが、僕は一貫してずっと民主党政権続投を主張していたのですが、国民はそこまで我慢強くなかった。
安倍政権支持層は、東日本大震災の時の民主党の対応をひどく非難しましたが、今回のコロナに対する安倍政権の対応も褒められたものではない。前にも言いましたが、初めての現象にはそう思ったように対応できないということです。この点において、一方的に民主党政権を非難した安倍政権支持層は大いに反省すべきと思います。
仰るように、政治は難しいです。麻生大臣は今回のコロナ騒動で「憲法に緊急事態条項が必要なことが解っただろう」と述べましたが、逆です。地方の状態は知事や市町村長のほうが解るわけで、他の大きなマイナス面を考慮すると、憲法にこの条項の追加は大反対です。
ボンドが小型発信機とゴールドフィンガーの計画を書いたメモを一人のギャングのポケットに忍ばせる場面。現在他のブログの管理人さんと話題にしています。あのギャングはゴールドフィンガーとケンカ別れしたので、少なくともボンドから見て敵ではない、と判断してイチかバチか外部と連絡を取る手段として利用したと言う事なんですね。
>>喜劇「五泊六日」
>川崎敬三が出ているところをみると、サラリーマンものの一種ですか?
仰る通りです。サラリーマン(川崎敬三)が付き合っていた女性(緑魔子)が別の会社の社長のボンボンと結婚する。川崎さんは別の女性と結婚。そして新婚旅行で同じルートになる。喜劇ですが、ホロリとくる映画です。機会があったらぜひご覧ください。
>若山弦蔵版とは違った良さ
僕は、コネリー版の一回目は全て吹き替えで観ていると思いますが、若山弦蔵の記憶しかないんですよ。
>ボンドが小型発信機とゴールドフィンガーの計画を書いたメモを一人のギャングのポケットに忍ばせる場面。
>イチかバチか外部と連絡を取る手段として利用したと言う事なんですね。
原作は映画よりは地味なわけですが、そんな場面もあったような気がします。小説の場合は、大概もっと具体的に心境などが解りますよね。
>喜劇ですが、ホロリとくる映画です。
ジャック・レモンの喜劇なんかもそんな感じです。
>ジャック・レモンの喜劇なんかもそんな感じです。
ミスタア・ロバーツも良かったです。
>今日は夏目漱石の命日なんですよ。
日付変更線のことを考えると、ジョン・レノンと同じ命日ですね。亡くなった年は知っておりましたが、命日までは知らなんだ。
>ある出来が悪い学生に対して漱石が厳しく注意したら自殺してしまった。
漱石が作家に専念するようになったのは、それが原因かな?
>ミスタア・ロバーツも良かったです。
僕らの若い頃、ジャック・レモンの映画はTV のゴールデン・タイムに良く出ましたが、昭和50年代以降に生まれた人は、彼の名前も碌に知りますまいねえ。
積極的にお金を出さない限り、彼の主演映画もちと観にくくなりました、はぁTT