映画評「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」
☆☆(4点/10点満点中)
2004年フランス=ドイツ=イギリス映画 監督ディディエ・ポワロー、ティエリー・ポワロー
ネタバレあり
最初からカルト・ムービーになるのを狙ったようなSFホラー・コメディでござる。
登場人物がフランス語を喋っているからフランスが舞台かと言えばそんなことはなく、正確には解らないが、メキシコ国境に近いアメリカ西南部を想定しているのだろう。
コンテストに参加しようとこの舞台の村にやってきたスタントマンのジェースン・フレミングが、町を牛耳る実力者ジャン=ピエール・マリエールの娘ヴァネッサ・パラディと恋仲になるものの、バイク・スタントに失敗してボスの家を破壊した為に133年の刑を食らう。
彼が脱走した頃宇宙から何者かが落ちてきて、インチキ臭い音楽プロデューサーに種を植え付け、秘書を襲ったのを手始め、村に襲撃を仕掛けてくる。エイリアンに攫われたヴァネッサを追いかけその先の惑星でフレミングが見たものは・・・。
邦題を目にした人は10人中10人がフランスでの人気者ヴァネッサ・パラディがエイリアンと戦う内容と思うだろうが、実際にはフレミングらがちょっと戦うだけで、数名を軽く蹂躙した後エイリアンは空の彼方へ帰ってしまうのだ。その後はフレミングが到着した先で起こる変てこな落ちが勝負となっている。
馬鹿馬鹿しいと言えば甚だ馬鹿馬鹿しい内容だが、宇宙人が襲ってきたり顔の皮がはがされたりしているのに人々が慌てず騒がず平気な顔をしている、といったすっとぼけたお笑いが篤志家には楽しめるかもしれない。
エイリアンの様子はクラゲとタコの中間みたいな形で、「宇宙戦争」のパロディー的な色彩が強い一方、アイドル歌手でもあったヴァネッサ嬢に何曲も歌わせるという、ファン以外には全く無駄なサーヴィスもある。
結論:真面目な顔をして作ったのにコメディー同然になってしまう作品よりはずっとましと言うべし。
2004年フランス=ドイツ=イギリス映画 監督ディディエ・ポワロー、ティエリー・ポワロー
ネタバレあり
最初からカルト・ムービーになるのを狙ったようなSFホラー・コメディでござる。
登場人物がフランス語を喋っているからフランスが舞台かと言えばそんなことはなく、正確には解らないが、メキシコ国境に近いアメリカ西南部を想定しているのだろう。
コンテストに参加しようとこの舞台の村にやってきたスタントマンのジェースン・フレミングが、町を牛耳る実力者ジャン=ピエール・マリエールの娘ヴァネッサ・パラディと恋仲になるものの、バイク・スタントに失敗してボスの家を破壊した為に133年の刑を食らう。
彼が脱走した頃宇宙から何者かが落ちてきて、インチキ臭い音楽プロデューサーに種を植え付け、秘書を襲ったのを手始め、村に襲撃を仕掛けてくる。エイリアンに攫われたヴァネッサを追いかけその先の惑星でフレミングが見たものは・・・。
邦題を目にした人は10人中10人がフランスでの人気者ヴァネッサ・パラディがエイリアンと戦う内容と思うだろうが、実際にはフレミングらがちょっと戦うだけで、数名を軽く蹂躙した後エイリアンは空の彼方へ帰ってしまうのだ。その後はフレミングが到着した先で起こる変てこな落ちが勝負となっている。
馬鹿馬鹿しいと言えば甚だ馬鹿馬鹿しい内容だが、宇宙人が襲ってきたり顔の皮がはがされたりしているのに人々が慌てず騒がず平気な顔をしている、といったすっとぼけたお笑いが篤志家には楽しめるかもしれない。
エイリアンの様子はクラゲとタコの中間みたいな形で、「宇宙戦争」のパロディー的な色彩が強い一方、アイドル歌手でもあったヴァネッサ嬢に何曲も歌わせるという、ファン以外には全く無駄なサーヴィスもある。
結論:真面目な顔をして作ったのにコメディー同然になってしまう作品よりはずっとましと言うべし。
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