映画評「デイ・ウォッチ」
☆★(3点/10点満点中)
2006年ロシア映画 監督ティムール・ベクマンベトフ
ネタバレあり
ロシア製ダーク・ファンタジー「ナイト・ウォッチ」の続編。
光の異種(闇の者を見守るナイトウォッチ)と闇の異種(光の者を見守るデイウォッチ)の静かなる戦いが営々と1000年に渡って続いている、というのが基本的な設定。
現在のモスクワ、光側に加わったアントン(コンスタンティン・ハベンスキー)が研修生スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)と追跡を始めた闇の異種が息子イゴール(ディマ・マルチノフ)と気付いて深追いしないことにする。共に凄い能力を持つ異種同士のイゴールとスヴェトラーナが接触すると、世界が間違いなく滅びてしまうからだ。
闇側が現在の膠着状態を打破しようと、イゴールの教育係殺害をアントンの犯行に帰した為に、アントンは失敗を直すことができる“魔法のチョーク”を手に入れようとするが、チョークが息子に奪われた為に、闇の連中が行っている息子の誕生会に乗り込むと、そこへスヴェトラーナもやって来る。
こんな物語と僕は理解したのだが、アントンが女性と魂交換をさせられた上での妙な恋愛関係やら“チョーク”を目指して乗った飛行機の騒動など無駄な描写が多い上に、甚だ要領を得ない展開ぶりなので、前作を観ていない人は全く五里霧中であろうし、観ていも相当解りにくい。理解力の問題を云々する以前の配慮のなさである。すんなり解ったとしてもそう面白いお話とは思えない。
アクション場面になると突然目くらまし的なカット割りになるのも興醒め。
夜や昼より、入江即ち「ベイウォッチ」のほうが面白いじゃろ。
2006年ロシア映画 監督ティムール・ベクマンベトフ
ネタバレあり
ロシア製ダーク・ファンタジー「ナイト・ウォッチ」の続編。
光の異種(闇の者を見守るナイトウォッチ)と闇の異種(光の者を見守るデイウォッチ)の静かなる戦いが営々と1000年に渡って続いている、というのが基本的な設定。
現在のモスクワ、光側に加わったアントン(コンスタンティン・ハベンスキー)が研修生スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)と追跡を始めた闇の異種が息子イゴール(ディマ・マルチノフ)と気付いて深追いしないことにする。共に凄い能力を持つ異種同士のイゴールとスヴェトラーナが接触すると、世界が間違いなく滅びてしまうからだ。
闇側が現在の膠着状態を打破しようと、イゴールの教育係殺害をアントンの犯行に帰した為に、アントンは失敗を直すことができる“魔法のチョーク”を手に入れようとするが、チョークが息子に奪われた為に、闇の連中が行っている息子の誕生会に乗り込むと、そこへスヴェトラーナもやって来る。
こんな物語と僕は理解したのだが、アントンが女性と魂交換をさせられた上での妙な恋愛関係やら“チョーク”を目指して乗った飛行機の騒動など無駄な描写が多い上に、甚だ要領を得ない展開ぶりなので、前作を観ていない人は全く五里霧中であろうし、観ていも相当解りにくい。理解力の問題を云々する以前の配慮のなさである。すんなり解ったとしてもそう面白いお話とは思えない。
アクション場面になると突然目くらまし的なカット割りになるのも興醒め。
夜や昼より、入江即ち「ベイウォッチ」のほうが面白いじゃろ。
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