映画評「ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日」
☆☆★(5点/10点満点中)
2008年イギリス=アメリカ映画 監督グリンダ・チャーダ
ネタバレあり
英国の女流作家ルイーズ・レニスンによるベストセラー青春小説を「ベッカムに恋して」の女流監督グリンダ・チャーダが映像化した青春映画。いつものことながら原作については全く知らない。
凶暴な猫と自分を猫と思っている幼い妹と未だにキスをする両親にうんざりしている14歳の少女ジョージア・グルーム(役名もジョージア)が、エレノア・トムリンスンなどとぺちゃくちゃ喋る学生生活を送るある日、ハンサムな転校生アーロン・ジョンスンを発見して胸をときめかせ、彼の後を追いかけて仲良しになろうと悪戦苦闘。キスの仕方をその道で有名な同級生に指南して貰って付き合ううちに、彼の方もグラマーなキンバリー・ニクスンとの間でふらふらし始める。
しかし、彼女は彼が電話もしてくれないので彼の友人を当て馬にする作戦に出ると、これが裏目に出て関係者から総すかんを喰らい、親友のエレノアとまで大喧嘩してしまう。
といった青春模様は、30年くらい前に作られた「リトル・ダーリング」などと大して変わらず僕らおじさんには何ということもないが、70年代から80年代にかけて量産された性春(?)映画と違って性に関し中学生らしい節度があって爽やかなのは良く、あの時代の少年少女たちが丁度ジョージアちゃんの両親くらいの年齢層になるのではないかと思いながら観ると楽しい。
また、たて続けに訪れた災難が彼女の思い切った行動で一気に解決してしまうといった極端な作劇には映画的に余り感心できないものの、ショットの感覚が青春ものにふさわしく軽快なので、若い諸君特に女性陣にはかなり楽しめるだろう。
僕の片想いの初恋は中学2年。ゆーうつな上にキラキラもギラギラもしなかったな。
2008年イギリス=アメリカ映画 監督グリンダ・チャーダ
ネタバレあり
英国の女流作家ルイーズ・レニスンによるベストセラー青春小説を「ベッカムに恋して」の女流監督グリンダ・チャーダが映像化した青春映画。いつものことながら原作については全く知らない。
凶暴な猫と自分を猫と思っている幼い妹と未だにキスをする両親にうんざりしている14歳の少女ジョージア・グルーム(役名もジョージア)が、エレノア・トムリンスンなどとぺちゃくちゃ喋る学生生活を送るある日、ハンサムな転校生アーロン・ジョンスンを発見して胸をときめかせ、彼の後を追いかけて仲良しになろうと悪戦苦闘。キスの仕方をその道で有名な同級生に指南して貰って付き合ううちに、彼の方もグラマーなキンバリー・ニクスンとの間でふらふらし始める。
しかし、彼女は彼が電話もしてくれないので彼の友人を当て馬にする作戦に出ると、これが裏目に出て関係者から総すかんを喰らい、親友のエレノアとまで大喧嘩してしまう。
といった青春模様は、30年くらい前に作られた「リトル・ダーリング」などと大して変わらず僕らおじさんには何ということもないが、70年代から80年代にかけて量産された性春(?)映画と違って性に関し中学生らしい節度があって爽やかなのは良く、あの時代の少年少女たちが丁度ジョージアちゃんの両親くらいの年齢層になるのではないかと思いながら観ると楽しい。
また、たて続けに訪れた災難が彼女の思い切った行動で一気に解決してしまうといった極端な作劇には映画的に余り感心できないものの、ショットの感覚が青春ものにふさわしく軽快なので、若い諸君特に女性陣にはかなり楽しめるだろう。
僕の片想いの初恋は中学2年。ゆーうつな上にキラキラもギラギラもしなかったな。
この記事へのコメント
今年もオカピーさんの採点、楽しみにしてます。
で、この映画ですが、私もWOWOWで観賞しました。
まあ、完全なるベタでご都合主義的な青春モノでたしかに5点なんですが・・・でも、ものすごく楽しめました。
なんだかすべてがカワイらしく、微笑ましく、UKの音楽もたくさんかかるし、あとどうでもいいことですが、主人公が好きになる素敵な転校生の男の子もとてもカワイくて。
いつもはフランス映画だとか、ケン・ローチだとか言っている私ですが、たまにこういうのも、悪くないですね 笑
気分的には7点献上で!
>7点
鋭いですなあ。^^
ショットの感覚がなかなか良いなあと思える一方で、お話に新味がなくて調子が良すぎるので、下限5点上限で7点くらいまで考えた作品です。
僕自身がもう少し若ければ、7点くらい出したかな。もっと純情路線の「小さな恋のメロディ」が7点ですね。
こんな僕の採点でも良ければ、お寄りください。
本年も宜しくお願い致します。<(_ _)>