映画評「ナイト ミュージアム2」
☆☆☆(6点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督ショーン・レヴィ
ネタバレあり
何の装置も使わずにタイム・トラヴェルやテレポーテーションもどきをやってしまうという省エネ・アイデアが断然優秀だった作品の続編で、監督も軽量級コメディー御用達のショーン・レヴィーが続投。
ニューヨーク自然史博物館の展示物たちの大半が御用済みになってワシントンのスミソニアン博物館に移送される。元警備員で今や発明会社CEOベン・スティラーが、ミニチュア・カウボーイのオーウェン・ウィルスンから石版が持ち込まれた為にエジプトのファラオ(ハンク・アザリア)が蘇り騒ぎを起こしていると知らされてスミソニアンに潜入、石板を奪い返して世界征服を企むファラオの野望を阻止しようと、蘇った女性飛行家アメリア・イヤハート(エミリー・アダムズ)などを味方につけて大奮闘する。
お話の構図が前作と大差ないので、アイデアの新味がなくなった分第一作ほど面白く感じられず★を一つ分くらい少なくすべきだが、背の低いことにコンプレックスがあったとされるナポレオン、無謀な作戦で自軍を全滅に導き戦死したカスター将軍(戦死時は中佐)、セルゲイ・エイゼンシュテインの映画でも有名なイワン雷帝、お馴染みのアル・カポネ等実在の人物への徹底した揶揄が小ネタとして可笑しく、有名な絵画が動いたり主人公たちが写真の中に入ってしまう新趣向が楽しい。
よって星の数に変更なし。VFXも優秀。
死んだ後も蘇られる。有名人って得だなあ。
2009年アメリカ映画 監督ショーン・レヴィ
ネタバレあり
何の装置も使わずにタイム・トラヴェルやテレポーテーションもどきをやってしまうという省エネ・アイデアが断然優秀だった作品の続編で、監督も軽量級コメディー御用達のショーン・レヴィーが続投。
ニューヨーク自然史博物館の展示物たちの大半が御用済みになってワシントンのスミソニアン博物館に移送される。元警備員で今や発明会社CEOベン・スティラーが、ミニチュア・カウボーイのオーウェン・ウィルスンから石版が持ち込まれた為にエジプトのファラオ(ハンク・アザリア)が蘇り騒ぎを起こしていると知らされてスミソニアンに潜入、石板を奪い返して世界征服を企むファラオの野望を阻止しようと、蘇った女性飛行家アメリア・イヤハート(エミリー・アダムズ)などを味方につけて大奮闘する。
お話の構図が前作と大差ないので、アイデアの新味がなくなった分第一作ほど面白く感じられず★を一つ分くらい少なくすべきだが、背の低いことにコンプレックスがあったとされるナポレオン、無謀な作戦で自軍を全滅に導き戦死したカスター将軍(戦死時は中佐)、セルゲイ・エイゼンシュテインの映画でも有名なイワン雷帝、お馴染みのアル・カポネ等実在の人物への徹底した揶揄が小ネタとして可笑しく、有名な絵画が動いたり主人公たちが写真の中に入ってしまう新趣向が楽しい。
よって星の数に変更なし。VFXも優秀。
死んだ後も蘇られる。有名人って得だなあ。
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