映画評「恋するベーカリー」
☆☆★(5点/10点満点中)
2009年アメリカ映画 監督ナンシー・マイヤーズ
ネタバレあり
2009年に60歳になったのにこれほど主演作が続き、しかもちゃんと日本で劇場公開に至る女優は映画史において珍しいのではないか。メリル・ストリープのことである。
去年の3作に続いてまたまたお出ましする本作では、十年前に夫と離婚し三人の子供が夫々結婚したり大学を卒業したり巣立つ年齢に達し孤独を覚えるようになったベーカリー経営者に扮する。
息子の卒業でNYを訪れた彼女は、前夫アレック・ボールドウィンと再会して成り行きで行為に及んでしまうが、若い妻との間が今一つしっくり来ない彼の方は焼けぼっくいに火が付いてしまい、しつこく追い回す。一方、温厚な建築家スティーヴ・マーティンとも順調にロマンスを育みつつある彼女は、さて、どういう選択をするのか。
というお話で、ある程度の時間までは三角関係を面白可笑しくドタバタ的に描いた恋愛コメディーという印象だが、終盤は独立しつつある子供との関係も考慮して恋愛も進めなければならない熟年女性の複雑な心境が浮かび上がり良いムードが出て来る。
しかし、シチュエーションの面白味より台詞の可笑しさが目立って余り映画的とは言えず、人生経験を積んできた中年女性など一定の観客層以外には余り楽しめるような作りに成っていない。少なくとも僕はその一定のグループには属さず。
女三人寄れば姦(かしま)しいとか申しますが、ヒロインのグループは4人。ああ騒がしい。(笑)
2009年アメリカ映画 監督ナンシー・マイヤーズ
ネタバレあり
2009年に60歳になったのにこれほど主演作が続き、しかもちゃんと日本で劇場公開に至る女優は映画史において珍しいのではないか。メリル・ストリープのことである。
去年の3作に続いてまたまたお出ましする本作では、十年前に夫と離婚し三人の子供が夫々結婚したり大学を卒業したり巣立つ年齢に達し孤独を覚えるようになったベーカリー経営者に扮する。
息子の卒業でNYを訪れた彼女は、前夫アレック・ボールドウィンと再会して成り行きで行為に及んでしまうが、若い妻との間が今一つしっくり来ない彼の方は焼けぼっくいに火が付いてしまい、しつこく追い回す。一方、温厚な建築家スティーヴ・マーティンとも順調にロマンスを育みつつある彼女は、さて、どういう選択をするのか。
というお話で、ある程度の時間までは三角関係を面白可笑しくドタバタ的に描いた恋愛コメディーという印象だが、終盤は独立しつつある子供との関係も考慮して恋愛も進めなければならない熟年女性の複雑な心境が浮かび上がり良いムードが出て来る。
しかし、シチュエーションの面白味より台詞の可笑しさが目立って余り映画的とは言えず、人生経験を積んできた中年女性など一定の観客層以外には余り楽しめるような作りに成っていない。少なくとも僕はその一定のグループには属さず。
女三人寄れば姦(かしま)しいとか申しますが、ヒロインのグループは4人。ああ騒がしい。(笑)



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