喪中映画評「劇場版TRICK 霊能力者パトルロイヤル」
☆☆★(5点/10点満点中)
2010年日本映画 監督・堤幸彦
ネタバレあり
現在喪中であります。喪失感以上に罪悪感に苦しめられております。為に理解もままならない状態で鑑賞したり、頭が整理できないまま書いたものは“喪中映画評”というタイトルとし、他の映画評とは区別することに致しました。そんな状態で映画評などと称するのも甚だ失礼とは存じますが、悪しからず。なるべく早く自分である程度納得できるものが書けるように努めます。
人気TVシリーズの劇場版第3作。
山奥にある万練(まんねり)村、古来より代々村を治めてきた霊媒師“カミハエーリ”が死に、後継者を選ぶ戦いが繰り広げられることになり、自称売れっ子マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)が参加を決める。
他方、実は何の能力もない後継者有力候補の村の若者(佐藤健)が霊能力などないことを実証して欲しいと天才物理学者・上田二郎(阿部寛)を連れて来た為、でこぼこコンビの二人は巡り合い、とりあえず互いに知らないふりをして協力し合うことにする。
かくして始まったバトルで、応募者の一人である鈴木(松平健)が物凄い実力を発揮してライバルを次々始末したから二人は泡を食ってしまう。
元来このシリーズ、というか堤幸彦が監督を務める作品の楽屋落ちを中心としたギャグとは肌が合わないので笑えなくても失望はしない。ギャグではないが「リング」のモデルになった科学者のお話が後半のパロディーの軸となっていたのには些か驚く。
例によってミステリーとしてのレベルが余り高くなく、鈴木による最初のライバル殺しに絡むマジック的トリックなどは考えるまでもなくピンと来てしまう。その他のトリックも五十歩百歩だが、現在の僕にとってマジックの種明かしでものんびり見ているお気軽さは必ずしも悪くない。終わってみれば単純至極なのにまだるっこすぎて(僕には)訳が解らなくなってしまった「処刑人II」などよりずっと有難いのであります。
しかし、野原での焼死をくぐり抜ける為に使われたあの油はどこから持ってきたのでしょうか? 解る人、教えてください。
2010年日本映画 監督・堤幸彦
ネタバレあり
現在喪中であります。喪失感以上に罪悪感に苦しめられております。為に理解もままならない状態で鑑賞したり、頭が整理できないまま書いたものは“喪中映画評”というタイトルとし、他の映画評とは区別することに致しました。そんな状態で映画評などと称するのも甚だ失礼とは存じますが、悪しからず。なるべく早く自分である程度納得できるものが書けるように努めます。
人気TVシリーズの劇場版第3作。
山奥にある万練(まんねり)村、古来より代々村を治めてきた霊媒師“カミハエーリ”が死に、後継者を選ぶ戦いが繰り広げられることになり、自称売れっ子マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)が参加を決める。
他方、実は何の能力もない後継者有力候補の村の若者(佐藤健)が霊能力などないことを実証して欲しいと天才物理学者・上田二郎(阿部寛)を連れて来た為、でこぼこコンビの二人は巡り合い、とりあえず互いに知らないふりをして協力し合うことにする。
かくして始まったバトルで、応募者の一人である鈴木(松平健)が物凄い実力を発揮してライバルを次々始末したから二人は泡を食ってしまう。
元来このシリーズ、というか堤幸彦が監督を務める作品の楽屋落ちを中心としたギャグとは肌が合わないので笑えなくても失望はしない。ギャグではないが「リング」のモデルになった科学者のお話が後半のパロディーの軸となっていたのには些か驚く。
例によってミステリーとしてのレベルが余り高くなく、鈴木による最初のライバル殺しに絡むマジック的トリックなどは考えるまでもなくピンと来てしまう。その他のトリックも五十歩百歩だが、現在の僕にとってマジックの種明かしでものんびり見ているお気軽さは必ずしも悪くない。終わってみれば単純至極なのにまだるっこすぎて(僕には)訳が解らなくなってしまった「処刑人II」などよりずっと有難いのであります。
しかし、野原での焼死をくぐり抜ける為に使われたあの油はどこから持ってきたのでしょうか? 解る人、教えてください。
この記事へのコメント
わが家の、ばかばかしい記事をTBいたしましたので、気分が少しアゲアゲになったらいいかな、と天才マジシャンの山田が言っていましたので。
読ませて戴きました^^
いやあ、元気が出る楽しい記事でした。
有難うございました<(_ _)>