映画評「アーサーと魔王マルタザールの逆襲」

☆★(3点/10点満点中)
2009年フランス映画 監督リュック・ベッソン
ネタバレあり

3部作(若しくはそれ以上)の場合2作目がつまらないというのが世間の一般的反応だが、僕は2作目の方が面白い場合の方が多い。しかし、このシリーズに限っては第2作は典型的なブリッジの役目しか果たしておらず、この2作目から(だけ)観る人や第3作を観ない人にとってはつまらないことこの上ないだろう。
 大昔の連続活劇と同じと言えば同じだが、その当時と違って馬鹿にならない金銭と長い時間を取られるのだから映画のTV化もここまで来たかという感が強い。

前作で身長2mmのミニモイ族を悪の帝王マルタザールから救う活躍をしたアーサー少年(フレディ・ハイモア)が、米粒に書かれた「助けて!」の文字にミニモイ族の危機と理解してミニモイ族の国を訪れるが、楽しみにしていた王女セレニアの姿が見えない。実はある目的の為に彼女はマルタザールの人質になっていて、アーサー側の抵抗も空しく彼の第一の目的は成就されてしまう。

「さあここから面白くなるぞ」と思ったら何とジ・エンド(to be continued)の文字。共同脚本と監督を担当したリュック・ベッソンにはもう少しサーヴィス精神があるかと思っていたので、がっくりしすぎて細かい点に触れる気も起こらないデス。

この記事へのコメント

ねこのひげ
2011年06月17日 07:48
シリーズではなく1作目がヒットしたので2作目を作ったという作品では、2作目が面白いケースが多いですね。
製作費のかけ方が違うからでしょうね。
「スターウォーズ」の二作目なんて思い切り派手になってましたね。
ミレニアム・ファルコン号の船内なんて、おんなじ船内とは思えないぐらい派手になってましたね。(笑
しかし、これはさすがに拙かったようで赤字だったようです。
3作目作られるんでしょうか?(~_~;)
オカピー
2011年06月17日 11:31
ねこのひげさん、こちらにもコメント有難うございます。

「インディ・ジョーンズ」も2作目がお気に入りです。
「ゴッドファーザー」「ロード・オブ・ザ・リング」も2作目が好きでした。

本作は最初から繋ぎとして作っているのが見え見え、お粗末でした。これはTVの作り方ですよ。一作目を観ていないと解らないところが多いですし。
3作目は赤字覚悟で作らないと、本作を観た人に逆に怒られてしまうのではないかなあ。僕はどちらでも良いけど^^

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