映画評「四人の復讐」
☆☆☆(6点/10点満点中)
1938年アメリカ映画 監督ジョン・フォード
ネタバレあり
傍役役者でもあるデーヴィッド・ガースの冒険小説をジョン・フォードが映画化した通俗娯楽作。
英国が統治していたインドで反乱軍への対応に失敗したかどで不名誉除隊になって本国へ帰国した大佐C・オーブリー・スミスが4人の息子を集めて軍隊の中に不正者がいたと説明しようとした矢先に何者かに暗殺され、証拠書類が盗まれる。
父の汚名を雪ごうと息子のうち長男ジョージ・サンダースと四男ウィリアム・ヘンリーは現地のインドへ、三男のデーヴィッド・ニーヴンが南米へ向かい、次男リチャード・グリーンが後から合流するが、三男が調査しようとしていた大佐の元部下レジナルド・レジーら不審な三名と一緒に恋人ロレッタ・ヤングがいるのに驚き、やがて彼女の父親がレジ―などが不正に売りさばいていた武器の製造会社社長であることに気づいて色めき立つ。
多少の恋愛映画めいた要素もあるが基本は現在で言うヤングアダルト向きのお話で、インドから始まって本国ロンドン、南米とお話が国際的になって行く辺りから冒険ムードが高まり大分面白くなる。
フォードらしさを求めれば、途中のアイルランド調乱闘くらいなものだが、中級の娯楽作として無難に楽しめる。
実質的な主役がでくのぼうみたいな役者リチャード・グリーンであるという難点はあるが、オールド・ファンにはサンダース、ニーヴン、ロレッタ・ヤングらはうれしい顔ぶれ。
1938年アメリカ映画 監督ジョン・フォード
ネタバレあり
傍役役者でもあるデーヴィッド・ガースの冒険小説をジョン・フォードが映画化した通俗娯楽作。
英国が統治していたインドで反乱軍への対応に失敗したかどで不名誉除隊になって本国へ帰国した大佐C・オーブリー・スミスが4人の息子を集めて軍隊の中に不正者がいたと説明しようとした矢先に何者かに暗殺され、証拠書類が盗まれる。
父の汚名を雪ごうと息子のうち長男ジョージ・サンダースと四男ウィリアム・ヘンリーは現地のインドへ、三男のデーヴィッド・ニーヴンが南米へ向かい、次男リチャード・グリーンが後から合流するが、三男が調査しようとしていた大佐の元部下レジナルド・レジーら不審な三名と一緒に恋人ロレッタ・ヤングがいるのに驚き、やがて彼女の父親がレジ―などが不正に売りさばいていた武器の製造会社社長であることに気づいて色めき立つ。
多少の恋愛映画めいた要素もあるが基本は現在で言うヤングアダルト向きのお話で、インドから始まって本国ロンドン、南米とお話が国際的になって行く辺りから冒険ムードが高まり大分面白くなる。
フォードらしさを求めれば、途中のアイルランド調乱闘くらいなものだが、中級の娯楽作として無難に楽しめる。
実質的な主役がでくのぼうみたいな役者リチャード・グリーンであるという難点はあるが、オールド・ファンにはサンダース、ニーヴン、ロレッタ・ヤングらはうれしい顔ぶれ。
この記事へのコメント
昔はよくNHKなんかで流してましたからね。ゴジラもはじめてみたのがNHKでしたからね。
インドに駐留している英国軍の軍服のきらびやかさが印象的でした。
ニーブンの若さも。(笑
>テレビで観た・・・
僕は昔から古い映画はチェックしていましたが、これは記憶がないです。
>インド
戦前ですからまだ舞台と同様本当に英国領だったわけで、“本物”という感じです。どこで撮影したか知りませんが(笑)。
>ニーヴン
相変わらずちょび髭でした。1970年代日本のCMに出ていましたよね?