映画評「プチ・ニコラ」
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2009年フランス映画 監督ローラン・ティラール
ネタバレあり
1960年代に子供たちが大活躍する「わんぱく戦争」という楽しい作品があったが、その時代を思い出させるフランス映画らしいユーモラスな児童映画である。
両親の様子から弟が出来ると思った小学生のニコラ少年(マキシム・ゴダール)が弟が出来ると自分は追い出されると不安にかられ、親の気を引こうと家の大掃除をするがこれが大失敗。それではと友人たちと徒党を組んで町のギャングに頼んで誘拐して貰うことにするが、お金がいる。そもそもギャングと思っていた相手が自動車屋なのでお話が変な風に噛み合ってしまうおとぼけのうちに、ある時同級生から弟が出来ると楽しいぞを言われて一件落着。
という終始ニコニコ観ていられるお話で、舞台も1960年代ということになっているらしく、子供が子供らしかった時代のノスタルジーを漂わせる。
原作となったルネ・ゴシニとジャン=ジャック・サンぺの絵本による楽しさが貢献大なのであろうが、ローラン・ティラールの展開ぶりも快調、92分という上映時間があっという間に過ぎる。久しぶりにフランス映画らしい天真爛漫さが出た佳作と言うべし。
2009年フランス映画 監督ローラン・ティラール
ネタバレあり
1960年代に子供たちが大活躍する「わんぱく戦争」という楽しい作品があったが、その時代を思い出させるフランス映画らしいユーモラスな児童映画である。
両親の様子から弟が出来ると思った小学生のニコラ少年(マキシム・ゴダール)が弟が出来ると自分は追い出されると不安にかられ、親の気を引こうと家の大掃除をするがこれが大失敗。それではと友人たちと徒党を組んで町のギャングに頼んで誘拐して貰うことにするが、お金がいる。そもそもギャングと思っていた相手が自動車屋なのでお話が変な風に噛み合ってしまうおとぼけのうちに、ある時同級生から弟が出来ると楽しいぞを言われて一件落着。
という終始ニコニコ観ていられるお話で、舞台も1960年代ということになっているらしく、子供が子供らしかった時代のノスタルジーを漂わせる。
原作となったルネ・ゴシニとジャン=ジャック・サンぺの絵本による楽しさが貢献大なのであろうが、ローラン・ティラールの展開ぶりも快調、92分という上映時間があっという間に過ぎる。久しぶりにフランス映画らしい天真爛漫さが出た佳作と言うべし。
この記事へのコメント
実は結構、忙しい時期だというのに、PCが突然、故障してしまいまして!!
やっと直りまして、久々、お邪魔させて頂きました。
この作品は大好きです。シアワセ感溢れる、とても素敵な作品でしたね。
ロッタちゃんシリーズにも通じる、日本とはまた違った、欧州独特の雰囲気とカラフルな絵柄(子供達のファッションや街並みなど)も刺さりました♪
僕のパソコンも妙な音を立てているのでいつ壊れるかと戦々恐々としながら使っています。収入というか資金に限りがあるので、極力壊れないように祈っております。
いつ観ても良いでしょうが、現在の僕のような状況に誠にふさわしい楽しい作品でしたね。
年代は意識しないで見ていましたが、なるほど1960年代トリュフォーが若かった頃の作品に通じるファッションだったような気がします。