映画評「ビッグ・ウェンズデー」
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
1978年アメリカ映画 監督ジョン・ミリアス
ネタバレあり
最近でこそドキュメンタリーで素晴らしいサーフィン場面を観られるようになったが、本作の登場までこんな大きな波とサーフィンを捉えた作品はなかった。それまで海沿いでのロマンスにちょっと出てくる程度のものしかなかったので、本作終幕のチューブ・ライディングをフィーチャーしたサーフィン場面には感激したものである。
お話は1962年から始まり、若者ジャン=マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビュシーの友達三人はそれぞれ違う性格だが、水曜日にやってくるという大波を待っているサーファー友達。
前半は60年代らしいパーティー風景やジョン・フォードみたいな喧嘩シーンがあったり、典型的なアメリカ青春映画の趣きで、ベトナム戦争への徴兵を何とか逃れようと色々と画策するお笑い的場面を挟んで、年が過ぎて行く。
やがて70年代彼らが半ばもう社会人として落ち着く年齢になった頃遂に待ちに待った大波(ビッグ・ウェンズデー)が来ると聞いたヴィンセントは友人二人と連絡が取れないまま一人浜辺に向う。するとそこには他の二人もいる。定石的とは言え実に感動的なシーンでございました。
そしてドラマ映画史上最高のサーフィン・スペクタクル場面を堪能する。しかし、旧交を温めた後彼らはいともあっさりと別れて行く。
友情がベースになっている映画でありながら、青春はいつか終りを迎え、本格的な社会人となる時若い時のような熱い友情は続かないのが実際であることを物語る。誠にペーソスに溢れる見事な幕切れと言うべし。
脚本家としてなかなか骨のある脚本を書いてきたジョン・ミリアスは監督としても力を付けたが、この後精彩を欠いて行く。どうしたことでしょ?
1978年アメリカ映画 監督ジョン・ミリアス
ネタバレあり
最近でこそドキュメンタリーで素晴らしいサーフィン場面を観られるようになったが、本作の登場までこんな大きな波とサーフィンを捉えた作品はなかった。それまで海沿いでのロマンスにちょっと出てくる程度のものしかなかったので、本作終幕のチューブ・ライディングをフィーチャーしたサーフィン場面には感激したものである。
お話は1962年から始まり、若者ジャン=マイケル・ヴィンセント、ウィリアム・カット、ゲイリー・ビュシーの友達三人はそれぞれ違う性格だが、水曜日にやってくるという大波を待っているサーファー友達。
前半は60年代らしいパーティー風景やジョン・フォードみたいな喧嘩シーンがあったり、典型的なアメリカ青春映画の趣きで、ベトナム戦争への徴兵を何とか逃れようと色々と画策するお笑い的場面を挟んで、年が過ぎて行く。
やがて70年代彼らが半ばもう社会人として落ち着く年齢になった頃遂に待ちに待った大波(ビッグ・ウェンズデー)が来ると聞いたヴィンセントは友人二人と連絡が取れないまま一人浜辺に向う。するとそこには他の二人もいる。定石的とは言え実に感動的なシーンでございました。
そしてドラマ映画史上最高のサーフィン・スペクタクル場面を堪能する。しかし、旧交を温めた後彼らはいともあっさりと別れて行く。
友情がベースになっている映画でありながら、青春はいつか終りを迎え、本格的な社会人となる時若い時のような熱い友情は続かないのが実際であることを物語る。誠にペーソスに溢れる見事な幕切れと言うべし。
脚本家としてなかなか骨のある脚本を書いてきたジョン・ミリアスは監督としても力を付けたが、この後精彩を欠いて行く。どうしたことでしょ?
この記事へのコメント
懐かしい映画ですね。
当地はすでに3度雪が降り
今はストーブ焚いている部屋で
サーフィン映画の傑作に
コメントしております次第。^^
5年前に書いた拙記事持参しました。
半分以上、プロフェッサーと私が
しゃべっているコメント欄も一緒に。(^ ^)
閑話休題。
「あんたはもう映画館に来なくてよろし」と
肩叩かれているみたいに、観たい作品の
無い新作映画群。覚悟はしていましたが
ものの見事に食指が動きません。
エイヤッっとヤケド覚悟で指を突っ込んだら
昨日などほんとにヤケドしちゃいました。(笑)
私の覚えていた映画界はすでに
どこかに行ってしまったんでしょう。
落胆はしていませんが
あまりの変わり身の性急さがね~
ま、いいんです、過去の映画群が
大海原のようにありますから。^^
この映画の記事でそんなにお話ししましたっけか(笑)。
僕の人生も、今から思えば絶好調でしたなあ。
札幌に比べたら全然比較にならんでしょうが、こちらも寒くなってきました。12月になるまでは温風ヒーターを使わないよう頑張りますぞ。
サーフィンの見事さもさることながら、青春の残像が心にしみる映画でしたねえ。しかし、ミリアスさん、この後余り良い映画を作っていないですよね。
僕もWOWOWだから殆ど金をかけずに大量に“新作”を観ていますが、特に“話題作”ほどつまらないのに辟易。シリーズ、リメイク、CG・・・人間をまともに描く気がある監督なんか数えるほどしかいなくなってしまった。
自分の環境に加え、この映画界のレベルにありながら、今年も割合よく観たと我ながら感心しますよ。勿論例年よりは大分減っているんですけどね。