映画評「アメリア 永遠の翼」
☆☆★(5点/10点満点中)
2009年アメリカ=カナダ映画 監督ミーラー・ナーイル
ネタバレあり
実は不勉強にも「ナイト ミュージアム2」でアメリカの女性飛行家アメリア・イヤハートの名前を初めて知った。アメリカでは女性版リンドバーグとして相当有名らしい彼女の伝記映画である。
1928年、ナビゲイターとして女性で初めて大西洋横断に成功したアメリア(ヒラリー・スワンク)は、この快挙にピンときた広報屋のジョージ・パットナム(リチャード・ギア)の計画に乗って名を高め、自由を大切にしながらも彼との結婚に踏み切った後1932年女性初の大西洋単独飛行の後、ちょっとした気の迷いで始めた同業者の男性(ユワン・マクレガー)との不倫関係も断ち切って、1937年遂に世界一周に挑戦することにする。
というお話で、彼女が二人のナビと一緒に挑戦中に回想する形式で進行するが、ビリー・ワイルダーがリンドバーグの世界初の大西洋単独飛行を取り上げた「翼よ!あれが巴里の灯だ」という先例があるとは言え、バランスが逆で煩雑な感じを生み、前述作に大分及ばず。
飛行場面は爽快であるものの「翼よ」が公開された時代と違ってこの手の映像もプラス材料としにくい。また、女性の社会進出を通奏低音として彼女の名声の仕掛けや裏側を描いた点は一応の興味を引くが、彼女の最期を知っていた上に、映画としては堅実ながらも公式通りの作り方なので特に面白味があるとは言い難い。
2009年アメリカ=カナダ映画 監督ミーラー・ナーイル
ネタバレあり
実は不勉強にも「ナイト ミュージアム2」でアメリカの女性飛行家アメリア・イヤハートの名前を初めて知った。アメリカでは女性版リンドバーグとして相当有名らしい彼女の伝記映画である。
1928年、ナビゲイターとして女性で初めて大西洋横断に成功したアメリア(ヒラリー・スワンク)は、この快挙にピンときた広報屋のジョージ・パットナム(リチャード・ギア)の計画に乗って名を高め、自由を大切にしながらも彼との結婚に踏み切った後1932年女性初の大西洋単独飛行の後、ちょっとした気の迷いで始めた同業者の男性(ユワン・マクレガー)との不倫関係も断ち切って、1937年遂に世界一周に挑戦することにする。
というお話で、彼女が二人のナビと一緒に挑戦中に回想する形式で進行するが、ビリー・ワイルダーがリンドバーグの世界初の大西洋単独飛行を取り上げた「翼よ!あれが巴里の灯だ」という先例があるとは言え、バランスが逆で煩雑な感じを生み、前述作に大分及ばず。
飛行場面は爽快であるものの「翼よ」が公開された時代と違ってこの手の映像もプラス材料としにくい。また、女性の社会進出を通奏低音として彼女の名声の仕掛けや裏側を描いた点は一応の興味を引くが、彼女の最期を知っていた上に、映画としては堅実ながらも公式通りの作り方なので特に面白味があるとは言い難い。
この記事へのコメント
日本とアメリカの関係が悪化していた時でもあるので、日本軍に撃墜されたのではないか?捕虜になったのではないか?との説がありましたけど・・・2010年に機体の一部や骨らしきものが、無人島で発見されているので、墜落したのはたしかなようです。
UFOに誘拐されたのでは?という説もありました。(*^。^*)
いやあ、僕は全く勉強不足ですねえ。
この映画によりますと、もう少しのところまで回ったようで、残念でした。
いずれにしても、名を残したわけですね。