映画評「エージェント・マロリー」
☆☆★(5点/10点満点中)
2011年アメリカ=アイルランド合作映画 監督スティーヴン・ソダーバーグ
ネタバレあり
一昨日UPした「コロンビアーナ」のゾーイ・サルダナは神出鬼没ぶりが魅力だったが、こちらのジーナ・カラーノはアクション映画史上最強の美女かもしれない。聞くところによると、女子格闘技界の人気者らしい。なかなかの美形だからむべなるかな。
民間企業のユワン・マクレガーから頼まれた政府系の仕事をこなす女スパイ、ジーナがフリーの同業者マイケル・ファスベンダーと「間諜最後の日」(1936年)よろしく新婚夫婦を偽装してホテルに潜入することになるが、突然ファスベンダーから襲撃された為に反撃した末に射殺する。
マクレガーがどうしても彼女を殺すつもりと知ると、彼女は憎からぬ仲のエージェント、チャニング・テータムを殺した憎きマクレガーを仕留めに向う。
解りやすいようで案外解りにくいお話は、実際解らなくても支障がない。本作はジーナ・カラーノの素早く力強いアクションの魅力に尽きるからである。ちょっと大げさに言えば、ちょうど40年前に「燃えよドラゴン」(1973年)で初めてブルース・リーを見た時の印象に近い。
こういうタイプの作品を実績のあるスティーヴン・ソダーバーグが監督をしたのも不思議な気がするが、アクションの見せ方は正統的で、彼女の動き全体がちゃんと解るように撮っている。格闘技界のスターを主役にして細切れとアップで誤魔化すような劇画的カット割りではお話にならない。ソダーバーグ氏はさすがに解っている。純粋に映画的な部分では、前半彼女が悪党を追いかけるシーンにおける長いトラックバックの躍動感が目を引く。
その他、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、ビル・パクストン、マチュー・カソヴィッツといった豪華メンバー共演。
ああ、すっきりした。何のことでしょう?
2011年アメリカ=アイルランド合作映画 監督スティーヴン・ソダーバーグ
ネタバレあり
一昨日UPした「コロンビアーナ」のゾーイ・サルダナは神出鬼没ぶりが魅力だったが、こちらのジーナ・カラーノはアクション映画史上最強の美女かもしれない。聞くところによると、女子格闘技界の人気者らしい。なかなかの美形だからむべなるかな。
民間企業のユワン・マクレガーから頼まれた政府系の仕事をこなす女スパイ、ジーナがフリーの同業者マイケル・ファスベンダーと「間諜最後の日」(1936年)よろしく新婚夫婦を偽装してホテルに潜入することになるが、突然ファスベンダーから襲撃された為に反撃した末に射殺する。
マクレガーがどうしても彼女を殺すつもりと知ると、彼女は憎からぬ仲のエージェント、チャニング・テータムを殺した憎きマクレガーを仕留めに向う。
解りやすいようで案外解りにくいお話は、実際解らなくても支障がない。本作はジーナ・カラーノの素早く力強いアクションの魅力に尽きるからである。ちょっと大げさに言えば、ちょうど40年前に「燃えよドラゴン」(1973年)で初めてブルース・リーを見た時の印象に近い。
こういうタイプの作品を実績のあるスティーヴン・ソダーバーグが監督をしたのも不思議な気がするが、アクションの見せ方は正統的で、彼女の動き全体がちゃんと解るように撮っている。格闘技界のスターを主役にして細切れとアップで誤魔化すような劇画的カット割りではお話にならない。ソダーバーグ氏はさすがに解っている。純粋に映画的な部分では、前半彼女が悪党を追いかけるシーンにおける長いトラックバックの躍動感が目を引く。
その他、マイケル・ダグラス、アントニオ・バンデラス、ビル・パクストン、マチュー・カソヴィッツといった豪華メンバー共演。
ああ、すっきりした。何のことでしょう?
この記事へのコメント
格闘技も本物でありましたね。
格闘シーンもスタントなしで全部自分でこなしたそうで、ぶつ切りにしてごまかす必要はなかったようです。
映画の出来不出来に関係はなく・・・・・・・(~_~;)
アクション女優に転身できそうですよね。
>スタント
クレジットでスタントの部分を観ていたら、男性名ばかりだったので、スタントなしだなと思いました。
男性が女性のスタントをすることも結構多くて、昔の戦隊ものなんかすぐに解ってしまって苦笑したものですが、本作でさすがにそれはなかろうと(笑)。