映画評「アラバマ物語」
☆☆☆☆★(9点/10点満点中)
1962年アメリカ映画 監督ロバート・マリガン
ネタバレあり
1980年代初頭に初めて観た時オープニング・タイトルの映像のヴィヴィッドさに驚いた。当時僕の抱いていた60年代初めのアメリカ映画のイメージを完全に覆した。
そして、内容にも感心するところが多く、後年「となりのトトロ」を観た時この作品を思い出し、俳優ビリー・ボブ・ソーントンが主演して自ら監督も務めた佳作「スリング・ブレイド」(1996年)に至っては重なる部分が多い為、オマージュ作品ではないかと思って余計に感激したものである。
1930年代アラバマ州のある町、冴えない白人女性をレイプした容疑で真面目そうな黒人青年ブロック・ピーターズが逮捕され、その弁護をグレゴリー・ペックが担当することになる。現在ですら黒人が絡む事件に陪審員全員が白人の場合取り沙汰されることが多いのに、黒人差別の甚だしい当時の南部であるから、ペック弁護士が如何に感動的な最終弁論を行っても“ぬかにくぎ”、結局は有罪になってしまう。
というのが軸となるお話なのだが、実はこの部分における裁判模様は凡庸の域を出ていない。断然良いのは、妻に先立たれて弁護士が一人で育ててきた6歳の娘メアリー・バダムの視点で語られる部分である。
幾つかある優れたポイントの中でも、僕は隣に住む謎の青年ブーの扱いに大いに感心させられ、感動もした。
彼は普段姿を現さず、大変危険な人物であると噂されている。それが劇的にも素晴らしい効果を生んでいて、ハロウィンの時に変な着ぐるみを被ったメアリーちゃんと4歳年上の兄フィリップ・アルフォード君が森を歩いていると何者かに襲われる。目の部分だけが開いている着ぐるみを付けている少女の視界のように扱われる為に見えるのは足だけである。あるいはブーであろうかと想像するが、兄さんがその人物と格闘している時に別の人物が現れ相手を退治し、負傷した兄さんを家まで運んでくれる。その男こそブー(ロバート・デュヴォール)である。彼は恐らく自閉症か何か病気を抱えた、純な心優しき人物であると判明する。
画面をきちんと観ていれば兄妹の人形を彫って残すような人物が悪党であるわけがないことくらいは解るのだが、それにしてもブーの扱いの何という上手さよ!
同時にペックの父親像も言葉では表せられないくらい素晴らしい。黒人だからと言って差別しないのは当たり前、原告たる娘の父親(ミステリー的に言えば、左利きだから、娘が右目を殴られていたとしたら多分こやつの仕業だろう)に子供たちの前で唾をかけられても堪える大人物で、猟銃の腕前が天下一品なのにそうしたヒーロー的な部分は封印している。それが露見するのは狂犬病にかかった犬を撃つ事件であるが、作者(原作ハーパー・リー)はこの犬に原告の父を重ねていよう。この人物こそ子供たちを襲った悪党で、実際の猟銃ではなく正義の鉄拳という猟銃により亡き者になるのである。
かくして、兄妹は父親が人品優れた英雄であることに徐々に気づき、黒人にも病気の青年にも偏見を持たず、成長していくことになる。裁判以外の部分は全てが調和し、文句なし。
グレゴリー・ペックはそう上手い俳優というわけではなかったが、良心が体から滲み出る人物を演じると良い味を出した。特に本作では抜群の出来。「ペーパー・ムーン」(1973年)のテータム・オニールを思わせる達者なメアリー・バダムは昨年「雨のニューオリンズ」(1966年)で再会したばかりだが、出演数は少なく、日本ではこの二本が紹介されているのみ。
ロバート・マリガンは好きな監督だ。本作を見ればきっとその感覚の良さにびっくりされるだろう。ベテランさんはまずご覧になっていると思うので、若い映画ファンに大いにお勧めしたい。
日本人にはピンと来にくいが、原題「マネシツグミを殺すのは」To Kill a Mockingbird は含みがあって良い。映画サイトで紹介されている「ものまね鳥を殺すには」は内容を考えると誤訳っぽい。
1962年アメリカ映画 監督ロバート・マリガン
ネタバレあり
1980年代初頭に初めて観た時オープニング・タイトルの映像のヴィヴィッドさに驚いた。当時僕の抱いていた60年代初めのアメリカ映画のイメージを完全に覆した。
そして、内容にも感心するところが多く、後年「となりのトトロ」を観た時この作品を思い出し、俳優ビリー・ボブ・ソーントンが主演して自ら監督も務めた佳作「スリング・ブレイド」(1996年)に至っては重なる部分が多い為、オマージュ作品ではないかと思って余計に感激したものである。
1930年代アラバマ州のある町、冴えない白人女性をレイプした容疑で真面目そうな黒人青年ブロック・ピーターズが逮捕され、その弁護をグレゴリー・ペックが担当することになる。現在ですら黒人が絡む事件に陪審員全員が白人の場合取り沙汰されることが多いのに、黒人差別の甚だしい当時の南部であるから、ペック弁護士が如何に感動的な最終弁論を行っても“ぬかにくぎ”、結局は有罪になってしまう。
というのが軸となるお話なのだが、実はこの部分における裁判模様は凡庸の域を出ていない。断然良いのは、妻に先立たれて弁護士が一人で育ててきた6歳の娘メアリー・バダムの視点で語られる部分である。
幾つかある優れたポイントの中でも、僕は隣に住む謎の青年ブーの扱いに大いに感心させられ、感動もした。
彼は普段姿を現さず、大変危険な人物であると噂されている。それが劇的にも素晴らしい効果を生んでいて、ハロウィンの時に変な着ぐるみを被ったメアリーちゃんと4歳年上の兄フィリップ・アルフォード君が森を歩いていると何者かに襲われる。目の部分だけが開いている着ぐるみを付けている少女の視界のように扱われる為に見えるのは足だけである。あるいはブーであろうかと想像するが、兄さんがその人物と格闘している時に別の人物が現れ相手を退治し、負傷した兄さんを家まで運んでくれる。その男こそブー(ロバート・デュヴォール)である。彼は恐らく自閉症か何か病気を抱えた、純な心優しき人物であると判明する。
画面をきちんと観ていれば兄妹の人形を彫って残すような人物が悪党であるわけがないことくらいは解るのだが、それにしてもブーの扱いの何という上手さよ!
同時にペックの父親像も言葉では表せられないくらい素晴らしい。黒人だからと言って差別しないのは当たり前、原告たる娘の父親(ミステリー的に言えば、左利きだから、娘が右目を殴られていたとしたら多分こやつの仕業だろう)に子供たちの前で唾をかけられても堪える大人物で、猟銃の腕前が天下一品なのにそうしたヒーロー的な部分は封印している。それが露見するのは狂犬病にかかった犬を撃つ事件であるが、作者(原作ハーパー・リー)はこの犬に原告の父を重ねていよう。この人物こそ子供たちを襲った悪党で、実際の猟銃ではなく正義の鉄拳という猟銃により亡き者になるのである。
かくして、兄妹は父親が人品優れた英雄であることに徐々に気づき、黒人にも病気の青年にも偏見を持たず、成長していくことになる。裁判以外の部分は全てが調和し、文句なし。
グレゴリー・ペックはそう上手い俳優というわけではなかったが、良心が体から滲み出る人物を演じると良い味を出した。特に本作では抜群の出来。「ペーパー・ムーン」(1973年)のテータム・オニールを思わせる達者なメアリー・バダムは昨年「雨のニューオリンズ」(1966年)で再会したばかりだが、出演数は少なく、日本ではこの二本が紹介されているのみ。
ロバート・マリガンは好きな監督だ。本作を見ればきっとその感覚の良さにびっくりされるだろう。ベテランさんはまずご覧になっていると思うので、若い映画ファンに大いにお勧めしたい。
日本人にはピンと来にくいが、原題「マネシツグミを殺すのは」To Kill a Mockingbird は含みがあって良い。映画サイトで紹介されている「ものまね鳥を殺すには」は内容を考えると誤訳っぽい。
この記事へのコメント
『日曜洋画劇場』で観た映画の中でも特に印象に強い作品で、多分、子供の視点で語られているのがその要因でしょう。
主人公の弁護士にも憧れめいたものを感じたもんです。
タイトルバックに出てくる“子供の宝箱”がしみじみとしますね。
>謎の青年ブーの扱いに大いに感心
終盤になって、裁判劇とブーのエピソードが一つの思い出として残っていったことが分かるのが巧いなぁと思いましたね。
僕はビデオで録って初めて観たような記憶があるので、深夜放送だったのかなあ。ビデオが普及し始めた頃だから“80年代初頭”と書いたわけですが。
『日曜洋画劇場』での放映はもっと前でしょ?
>“子供の宝箱”
そう、このタイトルバックの接写映像にびっくりしましてね。「これは良い映画だぞ」という予感がしました。
>裁判劇とブーのエピソードが一つの思い出
ブーも殺してはいけないモッキンバードだったわけですよね。人間の嫌な部分が相当出てきますが、後味が実に良い作品でした。
黒人少年が強盗犯であっても関係ないことになるのですから、根が深いです。
マネシツグミ・・・・マザーグースの『誰が殺したクックロビン』からとったのかな?
同じ強盗犯でも扱いが違うということなんでしょうね。
日本が単一民族国家と思いこみたくて「アイヌ人などいない。お金が云々」などと放言する議員さんがいますから、人の国のことは余り言えません。
最近の保守系議員さんは「他山の石」という言葉を知らないらしい。
>マザーグース
父親が「マネシツグミは害鳥ではないから、殺すべきではない」といった台詞があってそこから来ているわけですが、勿論英米の作家ですからそうした知識がベースになっている可能性もありますね。
>黒人差別の甚だしい当時の南部
そして彼を守ろうとする弁護士に対する周囲の冷たい視線。悲しく思いました。
>ブー(ロバート・デュヴォール)
彼のおかげで助かった子供達。ホッとする結末でした。
>旅芸人のあくの強さをよく出していましたね。
とにかく銭!稼がなければ!それも伝わってきました。
>そして彼を守ろうとする弁護士に対する周囲の冷たい視線。
厳密に言えば、今でも有色人種への差別は歴然とありますね。今回のコロナ騒動で、欧米で中国人だけでなく、我々日本人を含めた東洋人への差別が強まるだろうと言われています。
差別は多くの場合恐怖がベースにありますね。
志村けんがコロナで亡くなった為に、中国へのヘイト・スピーチが像直中だそうです。
>>ブー(ロバート・デュヴォール)
「となりのトトロ」を観た時、僕はこの映画のプーを思い出しましたよ。
>「となりのトトロ」を観た時、僕はこの映画のプーを思い出しましたよ。
洋楽が邦楽に与える良い影響と同じではないでしょうか?
>今回のコロナ騒動で、欧米で中国人だけでなく、我々日本人を含めた東洋人への差別
いつの時代も同じ。嘆かわしいです。
>作者(原作ハーパー・リー)はこの犬に原告の父を重ねていよう。
なぜか動物愛護団体、あるいは生類憐みの令を思い出しました。関係ないですね・・・(汗)。
>かくして、兄妹は父親が人品優れた英雄であることに徐々に気づき
僕は我が家の子供たちの前で英雄にはなれないです(苦笑)。
>洋楽が邦楽に与える良い影響と同じではないでしょうか?
明治以降昭和までの日本人は、西洋人に憧れていましたし、本当に色々な影響を受けたと思いますねえ。
現在、嫌韓人種が韓国をパクリ天国と言い、日本は全くそんなことはないと言っていますが、大嘘です。音楽も、小説も、映画もパクリだらけです。僕はそれを全く肯定的に捉えていますが。だから、パクリと言わず、拝借と言ったり、表敬と言ったりします。
ただ今、紀元前に書かれた漢籍「管子」を読んでいますが、江戸時代の参勤交代はどうもこの書のアイデアを戴いたようですし、教室で「起立・礼」というのと似たようなことが書かれていて、儒教の考えが日本に残っていますね。
>なぜか動物愛護団体、あるいは生類憐みの令を思い出しました。
動物愛護団体の中には、人間も自然の一部であることを忘れている人がいて困ります。
逆に、生類憐みの令は僕らの頃はとんでもない悪法と言われていましたが、最近はさほど悪法ではなかったという評価も出ていますね。綱吉が実際以上に悪く言われるのは、次の将軍家宣の侍講・新井白石が原因であると踏んでいます(彼の自伝「折たく柴の木」を読んだ結果。但し、現代語訳で読んでいないので、少し読み違えているところがあるかもしれません)。
>本当に色々な影響を受けたと思いますねえ。
あうちさんが教えてくれました。「サイボーグ009」。奥歯でカチッの「加速装置」が「虎よ虎よ!」という名作SFの影響。赤ちゃんの001も「人間以上」から。石森先生は勉強家なんですね。
>江戸時代の参勤交代はどうもこの書のアイデア
>教室で「起立・礼」
何とビックリ!勉強になります。ありがとうございます。
>最近はさほど悪法ではなかった
子供を捨てる親に対する警告?現代にもろに通じます!
>「虎よ虎よ!」という名作SFの影響
一応読む予定があります。
>石森先生は勉強家なんですね。
一流になる人は大概そうなんでしょう。
>何とビックリ!勉強になります。ありがとうございます。
参勤交代については、日本の古い政策を取り込んだ可能性がありますが、それ自体が多分「管子」あるいは同種の漢籍からの情報を得たものと思います。
「起立・礼」に関しては、「管子」に限らず儒教の考えであることは間違いありません。因みに「管子」は儒教ではありませんが、一部にその思想があります。
因みに、群馬県では、起立・注目・礼と言い、他都道府県と違って“注目”があるのが特徴です。
>子供を捨てる親に対する警告?現代にもろに通じます!
動物を殺しても意図的でなければ、罰則はなかったというのが実際のようですね。
>一流になる人は大概そうなんでしょう。
藤子不二雄A先生の「魔太郎がくる!!」の「不気味な侵略者」はヒュー・ウォルポールの小説『銀の仮面』が元ネタだとか。
>群馬県では、起立・注目・礼と言い
注目なんですか?驚きました。
>動物を殺しても意図的でなければ、罰則はなかった
野良犬が噛みついてきた場合はどうなんでしょう?
>冴えない白人女性
演じたのは コリン・ウィルコックス(1935年2月4日-2009年10月14日)。彼女も好演でした。刑事コロンボ「自縛の紐」というエピソードに出たそうで宇sが、未見です。
>藤子不二雄A先生の「魔太郎がくる!!」の「不気味な侵略者」は
>ヒュー・ウォルポールの小説『銀の仮面』が元ネタだとか。
どちらも知りませんねえ。ウォルポールは日本ではミステリー作家のようなイメージですが、実際にはもっと幅広いようです。
>注目なんですか?驚きました。
僕らはそれが普通と思っていました。英語の授業では、
Stand up! Attention! Bow! でした。
>野良犬が噛みついてきた場合はどうなんでしょう?
正当防衛でしょうから問題なかったと思います。その時生きていなかったので解りませんけど(笑)。
蚊を殺すこともできなかったというのは、どうも大嘘のようです。
>刑事コロンボ「自縛の紐」というエピソードに出たそう
題名は聞いたことがあるような気もしますが、未見です。「コロンボ」は人気があったけれど、TVを避けていた僕はさほど見ていないですね。
>原告たる娘の父親
ジェームズ・アンダーソン(1921年7月13日〜1969年9月14日)。嫌な父親の役を演じました。その7年後、心臓発作のため48歳の若さで亡くなったのは驚きです。アーサー・ペン監督、ダスティン・ホフマン主演「小さな巨人」(1970年公開)が遺作となったそうです。
>蚊を殺すこともできなかったというのは、どうも大嘘のようです。
それを知ってホッとしました。ありがとうございます。
>公園で花見をしてるグループが幾つかありました。
欧米のように完全に外出禁止になると困りますね。その一方で、野放図に出回って寄り集まって騒ぐのはいかんでしょう。若い人に自覚が足りない傾向があるようです。日本は強権的に抑え込むことはできないし、完全に外に出ないと高齢者が別の理由でなくなるなど、といった色々なディレンマがあります。
人が外出をなるべく自粛しようとしている中、エホバの証人がからキリスト生誕を祝う集まりの紹介が郵便ポストに入っていました。
韓国でキリスト教関係の集まりであれほど感染拡大に貢献して非難囂々だった後なのに、非常識ではないでしょうか。
そんなことに関係なく、僕が行く理由は全くないですけど。
>ジェームズ・アンダーソン
「小さな巨人」の前が「砂漠の流れ者」の出演のようです。
>グレゴリー・ペックはそう上手い俳優というわけではなかったが、良心が体から滲み出る人物を演じると良い味を出した。
「アメリカの良心」といえば、ジェームス・スチュワートやヘンリー・フォンダの名前が挙がってきますが、良心が体から滲み出るというとグレゴリー・ペックですよね。
上手く表現できないのですが良心のありように男性の色香を感じます。
久しぶりに観たくなって裁判の前くらいまで観ましたが(よく邪魔が入るのです)今回の発見はあの隣の男の子、カポーティーですが、カポーティーって子供の頃こんな風貌だっただろうと思わせる子役を使ってますね。
セリフもちょっと虚言癖気味だし、カポーティー本人はこの映画の自分を観てどう思ったのかなぁ。
原作はカポーティが代筆したという噂が絶えなかったし、本人たちもあえて否定はしなかったとか・・・ どっちでもいいですが。
>「小さな巨人」の前が「砂漠の流れ者」の出演のようです。
そうでしたか!知らなかったです。僕が大好きな映画。またチェックします。ありがとうございます。
>キリスト教関係の集まりであれほど感染拡大に貢献して非難囂々
信じる者は救われなかった訳ですね・・・。
>若い人に自覚が足りない傾向があるようです。
そう思います。さすがに僕も恐怖感を感じる今日この頃です。我が市にも感染者が出ました。マスクも無いし。ネットでも買えません。
>グレゴリー・ペック
城達也さんの声を思い出します。「ローマの休日」や「大いなる西部」など。ピッタリです!誠実な感じです。
>カポーティーって子供の頃こんな風貌だっただろうと
>思わせる子役を使ってますね。
よく思い出せませんが、面白い顔の子供でした。
>原作はカポーティが代筆したという噂が絶えなかったし
Aiで文体や使用単語の比較をすれば解るかもしれませんね。
AIと言えば、未完で終わった夏目漱石「明暗」の続きをAIに書かせるといった芸当もできそうです。全く関係のない方向に話が進みましたが、寝る前に少しずつ「明暗」を再読しているので、最近「明暗」の話題が多いのです。
>>「砂漠の流れ者」
>そうでしたか!知らなかったです。僕が大好きな映画。
デーヴィッド・ウォーナーのインチキ牧師とは違う、本物の伝道師(preacher)役です。確かにそういう人物が出て来たような気もします。
>マスクも無いし。ネットでも買えません。
中国からの輸入が80%近くに及んでいるというのが問題の第一ですが、必要以上に買いためている人もいるのでしょう。
どの国も自国民を守りたいので、結果的にちょっとした包囲網(経済封鎖)になっていますから、こういう事態に及ぶと、第一次産業、第二次産業の比率をもっと高めないと非常に危険であると思わされますね。
>城達也さんの声を思い出します。
>ピッタリです!誠実な感じです。
そうですね。亡くなるまで専属だったようですね。ペックより早く亡くなるとは思いませんでした。
以前も触れたように思いますが、彼で思い出すのは、FM放送の「ジェットストリーム」。
>夏目漱石「明暗」の続きをAIに
水村美苗の「続明暗」が面白かったです。AIよりは良いと思います。(笑)
カポーティー役(ディル)の子は小っちゃくってちょっと出っ歯です。カポーティーは小柄だけど歯は出てませんでしたね。
ジェットストリーム、懐かしい! 全国規模の番組だったんですね・・・JAL提供でしたっけ?
>水村美苗の「続明暗」が面白かったです。AIよりは良いと思います。
一作年だったか、NHK教育(と最近は言わないが)の「100分de名著」の夏目漱石の時に紹介されていました。「明暗」を読み終えた後読んでみようかなあ、と少しだけ考えております。時間が経つとオリジナルの方を忘れてしまいそうなので。
>ジェットストリーム、懐かしい!
>全国規模の番組だったんですね・・・JAL提供でしたっけ?
群馬ではFM東京はそう良い状態では聞けなかったのですが、多素子のアンテナを買ったので、大分改善されましたよ。
JALこと日本航空の提供ですね。まだ番組自体は続いているらしい。長寿番組ですなあ。
「世界中の原生林が人間により伐採された。都市化された。その結果、野生動物(未知の感染症の主な宿主)と人間との接触機会が増えて、病原体をうつされるリスクも高まった。」
ある新聞のインタビューからです。その社会学者さんが言った事が正しいのでしょう。
>結果的にちょっとした包囲網(経済封鎖)
まずは第一次産業でしょう。フランスは失業者に栽培農家や畜産農家で働くように呼び掛けています。
>FM放送の「ジェットストリーム」。
ラジオで声優さん達が話すのを聞くとホッとするものがありました。「さすがプロ!」という感じです。川久保潔さんとか家弓家正さんとか。
>デーヴィッド・ウォーナー
ペキンパー監督の「わらの犬」でも好演です。
>水村美苗の「続明暗」が面白かったです。AIよりは良いと思います。
いや、ご本家でも斯くや、と思うような出来栄えといってもいいかと(笑)・・。
>NHK教育の「100分de名著」
僕は、スペシャル版(アーサー・C・クラーク、スタニスワフ・レム、手塚治虫、小松左京、石ノ森章太郎ですが)を観ています。基本的に、あまり大胆な解釈はせず、オーソドックスな解説が多いですね・・教育番組だから?。
ところで、「明暗」を読まれてないだけで、漱石さえも文学百科に準じてまだ読んでいないわけではないですよね?
普通、うっかり”読んでしまう””(笑)と思いますが・・漱石は・・。
>ジェットストリーム、懐かしい!
>多素子のアンテナを買ったので、大分改善されましたよ。
それかぁ!無粋な雑音が入るのが嫌で、ラジカセのアンテナを継ぎ足したり、自分の体を電波媒体にしたりしました(笑)
中高生の頃、プロフェッサーに教えてもらっていたら良い音でFMを聞けたのですがね・・。
もっとも、当時は学区制だから高崎高校へは行けなかったが。
>人間との接触機会が増えて、病原体をうつされるリスクも高まった。
温暖化もそれに寄与しているようで、シベリアの永久凍土が解けた場合に未知の細菌やウィルスが活性化する可能性があるとも。
>フランスは失業者に栽培農家や畜産農家で働くように呼び掛けています。
日本でも提唱している方がいますが、農協がネックになることが多いようです。大分前から僕は農協を批判しています。
>「さすがプロ!」という感じです。川久保潔さんとか家弓家正さんとか。
今の声優も上手いのでしょうが、昨今は大袈裟な印象を覚えることが多く、昔の声優のほうが好きですね。
諸事情があるの解っているものの、映画館では原語版で観てほしいですね。けしからんのは、吹き替えの出来が悪いと作品そのものが酷評されてしまうこと。
>ところで、「明暗」を読まれてないだけで、
>漱石さえも文学百科に準じてまだ読んでいないわけではないですよね?
何を仰います、浅野さん(笑)。
漱石(の長編)は「明暗」を含めて高校までに全て読んでいますよ。現在は、Kindleで四十何年かぶりに読み直しているところ。
>「100分de名著」
>アーサー・C・クラーク
ちょうど「幼年期の終り」を読もうと思っていたところなので、見ました。その回は読み終えた後に・・・。しかし、大した小説でしたなあ。
小松左京も見ました。僕の場合まだ2年くらいの経験なので、手塚治虫等は見ていないです。
>自分の体を電波媒体にしたりしました(笑)
ラジカセの場合によくやりましたね。その後チューナーを買いましたので。