映画評「ウォーキング with ダイナソー」

☆☆(4点/10点満点中)
2013年イギリス=アメリカ=オーストラリア合作映画 監督バリー・クック、ニール・ナイチンゲール
ネタバレ殆どなし

BBC製作のお話付恐竜図鑑である。

7000万年前ということは恐竜史の中では晩年となるが、パキリノサウルスという草食恐竜が群れを成して肉食恐竜や自然災害など様々な危険に遭遇しながら温かい南に下るというストーリーの中で、主人公の若い雄パッチが成長する様を描いている。

製作陣としては本当は南下における危難のほうをメインにしたかったのだろうが、お子様の関心を引く為にそういう成長物語を前面に出したにちがいない。恐らく対象は小学生くらいだろうから文句を言っても始まらないものの、余りにお話が型通りで、大人が観るにはちょいと物足りない。

尤も、恐竜を見せるのが眼目と考えれば、映像は誠に上出来で満足できる。しかし、TVではやはり実力発揮とは行かないのだろうな。

僕らの子供の頃は“ザウルス”と濁ったものだが、大分前から“サウルス”になったね。

この記事へのコメント

2014年10月24日 12:56
私にとってははじめての3D体験になりました。客席には親子連れもおり、恐竜や怪獣の好きな小さい子供がお母さんといっしょに楽しめるようにと作られていたと思います。私のような恐竜好きにとっては、図鑑形式もうれしいし、最新の研究成果が活かされていて、ゴージャスな作品になってるんですよね。
オカピー
2014年10月24日 18:05
nesskoさん、こんにちは。

>はじめての3D体験
おめでとうございます^^
僕はTVですが、2Dでした。3Dで放映されても機材がないですTT

>恐竜好き
僕も子供の頃好きでした。
だから、甥が持っていた立派な恐竜図鑑を見て、子供の頃こんな図鑑があったら良かったのになあと思いましたね。

>最新の研究成果
色々解って来たようですね。
子供の頃単純な進化を考えていたので、恐竜全盛期に哺乳類が既にいたとは結構年を取るまで知りませんでしたよ。
ねこのひげ
2014年10月26日 10:38
これは、NHKの教育・・・もとえ・・・Eテレでやっておりましたね。
ストーリーは子供向けでしょうね。
ねこのひげは、人間的にするのは好きではありません。
むしろドキュメンタリー風にしてもらったほうがよかったかな。
オカピー
2014年10月26日 17:18
ねこのひげさん、こんにちは。

>人間的にする
一般的なアニメを含め、僕も好きではないです。
ハチが主人公のアニメで、単純な擬人化ではなく、ハチの行動を人間的に語ればどうなるかというスタンスで作られた、題名を失念した作品は少し気に入りましたが。

ドキュメンタリー風にすると大人向けになってしまうということなんでしょうね。

この記事へのトラックバック

  • 『ウォーキング with ダイナソー』

    Excerpt: □作品オフィシャルサイト 「ウォーキング with ダイナソー」 □監督 ニール・ナイチンゲール、バリー・クック□キャスト(声) 木梨憲武、鈴木 福 ■鑑賞日 12月22日(日)■劇場 TOHOシ.. Weblog: 京の昼寝~♪ racked: 2014-10-24 08:30
  • [映画]ウォーキング with ダイナソー

    Excerpt: 2013年、イギリス=アメリカ=オーストラリア 原題:Walking with Dinosaurs: The 3D Movie 監督:バリー・クック、ニール・ナイチンゲール 脚本:ジョン・コリー 製作.. Weblog: 一人でお茶を racked: 2014-10-24 12:50
  • ウォーキング with ダイナソー3D ★★★

    Excerpt: 「ディープ・ブルー」「アース」といったネイチャードキュメンタリーに定評のある英BBCが製作、最新の科学的検証をもとに恐竜たちが生きた太古の世界を3DCGで再現したアドベンチャー。7000万年前の白亜紀.. Weblog: パピとママ映画のblog racked: 2014-10-24 18:39