映画評「コンテンダー」
☆☆(4点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督オースティン・スターク
ネタバレあり
借金返しだか何だか知らないけれどむやみやたらに出演しているニコラス・ケイジの作品だが、いつもとは毛色が違う内容である。
ルイジアナ州沖の海中油田で爆発事故が起きて原油流出、漁業関係者が路頭に迷うような羽目になる。地元の刑事ならぬ下院議員ケイジが立ち上がって、原因を作った企業に賠償・補償させようと奮闘するが、そこへ不倫問題が起きて議員生命が危機にさらされる。
ところが、何故か企業から彼のNPOに莫大な賠償金が振り込まれてくる。彼の名前を売りライバルの上院議員を蹴落としたい政治フィクサーの策略であるが、議員を辞めても自然エネルギーを推進したい環境派の立場を固守したい彼は良い顔をしない。
しかし、彼を政治的にサポートしてきた女性サラ・ポールスンの離婚問題と自分の妻コニー・ニールセンとの離婚問題とが絡み合って彼を複雑な心境に追い込んだ結果、豹変して石油企業を追求せず上院議員になることを決める。
キャッチコピーには【緊迫のサスペンス大作】などとあるが、これが全くの嘘で、大作でないどころか、政治サスペンスでもない。緊迫かどうかは主観の問題だが、所謂サスペンス的な緊迫ではない。何ということはない、環境派として地元の為に奮闘してきた清廉な議員が必要悪の為に宗旨替えをせざるを得なくなるというだけの人間ドラマである。
頗る地味なのは良いとしても、二重の離婚問題が上手く行きそうもなくて主人公が宗旨替えする幕切れが心理的に解りにくく、ピントが合わないまま終わる。これでは物足りなく思う観客が多いだろう。
アメリカでは上院が政治家のステイタスらしいけれど、日本でそれに相当する参院を目指す衆院議員はまずいないよねえ。
2015年アメリカ映画 監督オースティン・スターク
ネタバレあり
借金返しだか何だか知らないけれどむやみやたらに出演しているニコラス・ケイジの作品だが、いつもとは毛色が違う内容である。
ルイジアナ州沖の海中油田で爆発事故が起きて原油流出、漁業関係者が路頭に迷うような羽目になる。地元の刑事ならぬ下院議員ケイジが立ち上がって、原因を作った企業に賠償・補償させようと奮闘するが、そこへ不倫問題が起きて議員生命が危機にさらされる。
ところが、何故か企業から彼のNPOに莫大な賠償金が振り込まれてくる。彼の名前を売りライバルの上院議員を蹴落としたい政治フィクサーの策略であるが、議員を辞めても自然エネルギーを推進したい環境派の立場を固守したい彼は良い顔をしない。
しかし、彼を政治的にサポートしてきた女性サラ・ポールスンの離婚問題と自分の妻コニー・ニールセンとの離婚問題とが絡み合って彼を複雑な心境に追い込んだ結果、豹変して石油企業を追求せず上院議員になることを決める。
キャッチコピーには【緊迫のサスペンス大作】などとあるが、これが全くの嘘で、大作でないどころか、政治サスペンスでもない。緊迫かどうかは主観の問題だが、所謂サスペンス的な緊迫ではない。何ということはない、環境派として地元の為に奮闘してきた清廉な議員が必要悪の為に宗旨替えをせざるを得なくなるというだけの人間ドラマである。
頗る地味なのは良いとしても、二重の離婚問題が上手く行きそうもなくて主人公が宗旨替えする幕切れが心理的に解りにくく、ピントが合わないまま終わる。これでは物足りなく思う観客が多いだろう。
アメリカでは上院が政治家のステイタスらしいけれど、日本でそれに相当する参院を目指す衆院議員はまずいないよねえ。
この記事へのコメント
日本の参院は無用論まで出ておりますからね。
>日本の参院
世界的に見れば日本の国会議員は多くないわけですが、問題は議員の質。そして、給料以外の税金の無駄遣いです。