映画評「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years」
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2016年イギリス映画(或いはアメリカ映画?) 監督ロン・ハワード
ネタバレあり
アイドルにして音楽革命家であったビートルズの1962年暮れのメジャー・デビュー前から66年のツアー中止に至る4年間+αに渡るビートルズの足跡を、ツアー即ちライブに焦点を当てて作ったところが秀逸で、僕らのようなファンに目新しいものはさほどないが、三つよく納得できたことがある。
一つはビートルズがライブを止めた理由。一番の理由は誰も観に行くだけで聴きに来ていないということであろうが、彼らの人気のすさまじさから生まれた保守の攻撃から身を守るということもあったようである(もっと芸術的価値の高い曲やLPを作りたいという理由は、その後に来るものだろう)。
「ビートルズはキリストより有名だ」というジョン・レノンの有名な発言により起きたアメリカやフィリピンでの騒動に相当懲りた模様。日本ではキリスト問題は勿論起きなかったが、日本武道館使用に怒った保守議員らが「日本から出ていけ」運動をした。武道館でのライブが当たり前となった今では隔世の感あり。いずれにしても、有名人はつらいよ、というお話。
次に、ライブで野球場が初めて使われた背景。演奏会場からはじき出された人々の騒動を収め易くするために大人数が収容できる球場の使用が案出されたのだ。なるほど、なるほど。初めて使用されたシェイ・スタジアムに彼らを見に行ったのがウーピー・ゴールドバーグ。黒人音楽を多く取り上げたこともあってビートルズ・ファンの黒人は多かった。
そこで次の納得事項が出て来る。ビートルズの台頭と時を同じくするように激しくなった公民権運動に関わるかのように、彼らは南部の会場で白人と黒人が分かたれていることに抗議し、結局こうした仕切りを取り払わせ、これ以降ライブ会場ではこれに倣うことになる。以前聞いたことがあるような気もするが、とにかく非常に感心・・・というより感銘させられた。
本作に出て来る音楽家やレナード・バーンスタインが異口同音に言うように音楽的にモーツァルトに並ぶ存在にして、社会にこれだけ影響を与えたのは芸術家は他に余りいないだろう。そんな印象を覚えた。監督がロン・ハワードというのが意外だが、実に要領良くまとめている。
唐突ながら、本作でのコメントにもあるように、ジョン・レノンの私小説の始まり「ヘルプ!」はやはり傑作。メロディー、歌詞共に秀逸中の秀逸で、ビートルズらしい変則的なコーラスも最高だ。
もう一つ。ジョンがアメリカの会場において曲目紹介のところでアルバム(LP)名をはっきり記憶していないことを露呈する場がある。当時は各国が独自のアルバム編集をしていたので、これはやむを得ないことだったと弁護しなければならない。
例えば、日本で「ラバー・ソウル」の後に発売された8枚目・9枚目のアルバム「ステレオ! これがビートルズVol.1・Vol.2」は、英国第1作「プリーズ・プリーズ・ミー」と第2作「ウィズ・ザ・ビートルズ」の曲順変更盤で、僕が本格的にファンになった1970年頃にはまだ買うことができた。本当の「プリーズ・プリーズ・ミー」と「ウィズ・ザ・ビートルズ」がそれから数年後(1976年)日本でも買えるようになり、日本盤は事実上廃盤になった。
しかし、当時の日本版だけに付いていた東芝EMIの歌詞カードは全くの間違いだらけで、対訳も玉石混交。そこで後年僕が聴き取った、より正しい歌詞と、僕のセンスで訳した対訳を本館で随時発表したが、JASRAC(直接はプロバイダー)からクレームが入り泣く泣く消去した。僕はビートルズや他のアーティストの為に正しい情報を提供しただけなのに。JASRACは著作権法ではなく自分の利益を守っているだけと僕はずっと思っている。何故なら歌詞に関して、著作権法上文学では認められているものが認められていないのである。
ビートルズは1968年に「レボリューション」(ジョン・レノン作)で、共産主義的な革命騒ぎを揶揄したところ、左翼から反発を食らってまたまたレコードが燃やされた。右翼も左翼もやることは全く同じ。
2016年イギリス映画(或いはアメリカ映画?) 監督ロン・ハワード
ネタバレあり
アイドルにして音楽革命家であったビートルズの1962年暮れのメジャー・デビュー前から66年のツアー中止に至る4年間+αに渡るビートルズの足跡を、ツアー即ちライブに焦点を当てて作ったところが秀逸で、僕らのようなファンに目新しいものはさほどないが、三つよく納得できたことがある。
一つはビートルズがライブを止めた理由。一番の理由は誰も観に行くだけで聴きに来ていないということであろうが、彼らの人気のすさまじさから生まれた保守の攻撃から身を守るということもあったようである(もっと芸術的価値の高い曲やLPを作りたいという理由は、その後に来るものだろう)。
「ビートルズはキリストより有名だ」というジョン・レノンの有名な発言により起きたアメリカやフィリピンでの騒動に相当懲りた模様。日本ではキリスト問題は勿論起きなかったが、日本武道館使用に怒った保守議員らが「日本から出ていけ」運動をした。武道館でのライブが当たり前となった今では隔世の感あり。いずれにしても、有名人はつらいよ、というお話。
次に、ライブで野球場が初めて使われた背景。演奏会場からはじき出された人々の騒動を収め易くするために大人数が収容できる球場の使用が案出されたのだ。なるほど、なるほど。初めて使用されたシェイ・スタジアムに彼らを見に行ったのがウーピー・ゴールドバーグ。黒人音楽を多く取り上げたこともあってビートルズ・ファンの黒人は多かった。
そこで次の納得事項が出て来る。ビートルズの台頭と時を同じくするように激しくなった公民権運動に関わるかのように、彼らは南部の会場で白人と黒人が分かたれていることに抗議し、結局こうした仕切りを取り払わせ、これ以降ライブ会場ではこれに倣うことになる。以前聞いたことがあるような気もするが、とにかく非常に感心・・・というより感銘させられた。
本作に出て来る音楽家やレナード・バーンスタインが異口同音に言うように音楽的にモーツァルトに並ぶ存在にして、社会にこれだけ影響を与えたのは芸術家は他に余りいないだろう。そんな印象を覚えた。監督がロン・ハワードというのが意外だが、実に要領良くまとめている。
唐突ながら、本作でのコメントにもあるように、ジョン・レノンの私小説の始まり「ヘルプ!」はやはり傑作。メロディー、歌詞共に秀逸中の秀逸で、ビートルズらしい変則的なコーラスも最高だ。
もう一つ。ジョンがアメリカの会場において曲目紹介のところでアルバム(LP)名をはっきり記憶していないことを露呈する場がある。当時は各国が独自のアルバム編集をしていたので、これはやむを得ないことだったと弁護しなければならない。
例えば、日本で「ラバー・ソウル」の後に発売された8枚目・9枚目のアルバム「ステレオ! これがビートルズVol.1・Vol.2」は、英国第1作「プリーズ・プリーズ・ミー」と第2作「ウィズ・ザ・ビートルズ」の曲順変更盤で、僕が本格的にファンになった1970年頃にはまだ買うことができた。本当の「プリーズ・プリーズ・ミー」と「ウィズ・ザ・ビートルズ」がそれから数年後(1976年)日本でも買えるようになり、日本盤は事実上廃盤になった。
しかし、当時の日本版だけに付いていた東芝EMIの歌詞カードは全くの間違いだらけで、対訳も玉石混交。そこで後年僕が聴き取った、より正しい歌詞と、僕のセンスで訳した対訳を本館で随時発表したが、JASRAC(直接はプロバイダー)からクレームが入り泣く泣く消去した。僕はビートルズや他のアーティストの為に正しい情報を提供しただけなのに。JASRACは著作権法ではなく自分の利益を守っているだけと僕はずっと思っている。何故なら歌詞に関して、著作権法上文学では認められているものが認められていないのである。
ビートルズは1968年に「レボリューション」(ジョン・レノン作)で、共産主義的な革命騒ぎを揶揄したところ、左翼から反発を食らってまたまたレコードが燃やされた。右翼も左翼もやることは全く同じ。
この記事へのコメント
それだけ凄まじい人気だったというか・・・狂信的だったんでしょうね。
右翼も左翼も消えてくれ!であります。
イマジンの世界が訪れるのはいつの事やら・・・
すべての宗教も国境も消えてしまえ!であります。
>自分のひいている楽器の音が聞こえなかった
これは、本作の中でも、リンゴ・スターが語っています。ジョンとポールの後ろ姿から判断して合わせていたそうです。
その中でレコードと遜色のなかった演奏は奇跡と言われていますね。
>イマジン
この曲のせいでジョンは発想が似ている共産主義を信奉していると思われていますが、全く違いますね。実際には厭世主義者でしたでしょう。
「人間に所有欲がなければ、宗教も国境も自然と無くなる、人間が所有欲を持たないのは難しいのだけどね」というのがあの歌の本当の意味と思います。
だから、国境がなければ国民を守れないではないかという右翼の意見は全く的外れで、彼にとっては全く意味がありませんね。
シェア(今はシェイですか)・スタジアムライブの上映がおまけについていたこともあり、公開開始の日に無理やり観に行きましたよw
上映日数は短く、すぐに終わってしまいましたが、久しぶりに大音響でビートルズを聴ける環境でしたので、すでに見た映像でも十分に楽しみましたw
つぎはレコーディング・イヤーズでも製作するんでしょうかね。それか、ポールやリンゴ、その他関係者がしゃべりながら解説するレット・イット・ビーとかも面白いかもしれませんw
ではまた!
>シェア(今はシェイですか)・スタジアムライブ
英語の固有名詞は綴りだけでは発音が判然としないものがあり、ずっとシェア・スタジアムと言ってきましたよね。
近年より発音に近い表記になったようです。
>大音響で
良いですなあ。これは映画館でないと無理。
僕のオーディオのほうが音は良いでしょうがね(笑)
>ポール
歌っていると割合解らないですが、声が老けていました。
>レコーディング・イヤーズ
これはマニア向けになり、映画館ではどうかという感じかもしれません。
「レット・イット・ビー」もそろそろ解禁にしてほしいですね。
>解禁
あれ、見たら大したことないんですけどねwww
ダラダラと揉めながらつまらなそうに演奏しているだけですし、寒々しさが伝わってきますよね。
それでもかつて、中学生時代にシネクラブ主催の上映会に行って、はじめて動く後期の彼らを見たときはかなり興奮しましたよw
かなり暑い日が続きますのでご自愛ください。
ではまた!
>見たら大したことない
大学時代に秋葉原・石丸電機のレコード店に行った時、隣にいた大学生らしき二人組が「この間『レット・イット・ビー』TVでやっていたな」「いや、あんなの、もう見ないよ」と言っていたのを思い出します。
多分あれが日本では最後の鑑賞機会だったわけで、彼らも今頃惜しいことをしたと思っているかもしれませんね。
僕は1973年の「ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ」と「ヘルプ!」のリバイバルの時に一緒に上映されていたのを見ました。まだ上映権が切れていなかったんですね。その後TVで一度見ていますが、まさかこんなに長く観られないとは思いもしませんでしたよ。
このドキュメンタリーの一番最後に数分間見られますが、下からでも彼らの演奏を聴き、眺められた人がうらやましい。もう伝説ですね。
アイスを大量に買ったとたんにこちらは涼しくなりましたが、8月になればまた暑くなるでしょう。さほど暑くなくても湿度が高いと熱中症になりやすいので、お互い気を付けましょう!
>対訳も玉石混交
ビートルズ・フォー・セールの対訳には苦笑しました。特に「I'm a loser」です。
>南部の会場で白人と黒人が分かたれていることに抗議
ジョン・レノンのその後の活動にも繋がります。
>ロン・ハワード
「コクーン」「バックドラフト」「アポロ13」の監督ですよね。
>僕は歓迎ですね。
日本の中学・高校で中国語を学ぶ日が来るかも?
>日本の音楽レベルが疑われただろうなあと心配になりました。
https://www.youtube.com/watch?v=fQPKSbHoTYk
ブルーコメッツやブルージーンズは当時の日本の一流バンドだったのでしょうか?
>>ロン・ハワード
>「コクーン」「バックドラフト」「アポロ13」の監督ですよね。
僕は未だに「アメリカン・グラフィティ」の俳優という印象が強いですね。良い脚本が回って来るということもあるでしょうが、監督としての実力があると思います。
>ブルーコメッツやブルージーンズは当時の日本の一流バンドだったのでしょうか?
当時の評価を知っているわけではないですが、日本では一流だったでしょうね。ブルージーンズは寺内タケシがいたわけですし。
ブルーコメッツはジャズ寄りで、ジャズ喫茶を回った経験が長く、実力があったと思います。ご紹介されたYouTubeの動画。最後にお馴染みのジャズ・ナンバー「チュニジアの夜」を演奏するのがご愛敬。
その前に出て来た歌手は誰?
ブルーコメッツとブルージーンズはやっぱり実力があり、一流だったんですね。
寺内タケシは「エレキの若大将」に出演。やっぱり風格があります。ブルーコメッツの井上忠夫はその後の人生が気の毒でした・・・。
ビートルズが登場して4曲目「Day Tripper」では男性の声で「いいぞお!ビートルズー!」が聞こえます。0分07秒のあたりです。
https://www.youtube.com/watch?v=Sn7Aas8gPAE
>監督としての実力
「バックドラフト」は危険な仕事に就かされるアイルランド人の苦労や怒りが伝わってくる映画です。
>「チュニジアの夜」の前に出て来た歌手は望月浩です。
ああっ。「光速エスパー」の主題歌(歌えます)を歌った方ですね。「星はなんでも知っている」も彼ですか。歌は知っていますが、歌手名は憶えていなかったなあ。
しかし、少しビートルズの前座としてはジャンルが違うかなあ、という感じがしました。
それに比べるとロック系の内田裕也、ロカビリー系の尾藤イサオはあっていますね。尾藤イサオは、この前座での歌唱では、日本でも人気のあったクリフ・リチャードに(とりわけ声質が)似ていると感じました。
>寺内タケシ
僕が子供の時に近所にクラシックに挑戦した「運命」のレコードを持っている人がいました。聴いてしびれましたよ。寺内タケシの名を頭に焼き付けました。
>「いいぞお!ビートルズー!」が聞こえます。0分07秒のあたりです。
聞えました。さすがに60年代で、今の人はしない掛け声ですね。
>黒人音楽を多く取り上げたこともあってビートルズ・ファンの黒人は多かった。
クッキーズの「チェインズ」、シュレルズの「ボーイズ」も渋くていいです!
>「光速エスパー」
僕は見た事がないですが、当時の子供たちに人気があったそうですね。
前座にジャンルが違う人を入れたのは、プロモーターの好みでしょうか?
尾藤イサオは芸達者です。映画で落語家の役を演じた事もあります。彼のお父さんが落語家だったし。
運命。カッコいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=NLTin0gLTcc
>今の人はしない掛け声ですね。
今の人ならば何と言うでしょうか?
>「マーニー」が放映されます。ヒッチコック監督作品としては、
>あまり評価が高くありません。
双葉師匠は割合多く☆★を進呈されていました。僕も結構買っていますよ。前回保存した盤が読めなくなったので、再度保存します。
>「光速エスパー」
>僕は見た事がないですが、当時の子供たちに人気があったそうですね。
僕の場合、歌は憶えていても、内容は憶えていない、という変なことになっています。
>前座にジャンルが違う人を入れたのは、プロモーターの好みでしょうか?
ビートルズをアイドル視していたのかもしれませんね。
>>今の人はしない掛け声ですね。
>今の人ならば何と言うでしょうか?
掛け声はしないまでも、"やばい”と言うかもですね(笑)
>レボリューション」(ジョン・レノン作)で、共産主義的な革命騒ぎを揶揄
>右翼も左翼もやることは全く同じ。
そう言う事です(苦笑)。
>日本盤
「ビートルズNo.5」は玄人好みの編集アルバムです。僕も含めて好むファンが多いです。
>双葉師匠は割合多く☆★を進呈
「ぼくの採点表」を読みました。褒めてますねー!確かにティッピー・ヘドレンが金庫を開けようとする時に掃除婦が近づいてくる場面はドキドキしました。
>"やばい”と言うかもですね
あるいは「普通に凄い」とか?
>東京都知事選
小池女史圧勝でした。
>「ビートルズNo.5」は玄人好みの編集アルバムです。
ジャケットしか記憶になかったので、Wikiに行って改めて曲目をチェックしたら、渋いですねえ。
”I Call Your Name"と"SLow Down"が入っているのが買いですね。バラードの"Anna"も割合好きです。
>確かにティッピー・ヘドレンが金庫を開けようとする時に
>掃除婦が近づいてくる場面はドキドキしました。
あそこがハイライトですね。
最初のティッピを捉えるショットも好きです。同様に師匠はピックアップしていますね。
>小池女史圧勝でした。
長い危機的な状況では、ちょっとへまをしたとしても、通常現役が強いですよね。そんな中、支持率を下げたトランプやあべっちは余程へまをしたということになりましょう。
>"Anna"も割合好きです。
ジョンとジョージが一緒に歌う"You Really Got A Hold On Me"も渋くて好きです。そして、"Sie Liebt Dich"と"Komm, Gib Mir Deine Hand"が入ってるのもお得です!
>最初のティッピを捉えるショットも好きです
オカピー教授も双葉師匠も、その部分も好むんですね。
>通常現役が強い
小池女史は大きな手術を受けて生還した強さもあります。
>当時は各国が独自のアルバム編集をしていたので
アメリカ盤「リボルバー」は酷いです。
>"Sie Liebt Dich"と"Komm, Gib Mir Deine Hand"が入ってるのもお得です!
1976年に日本が全て英国に倣った後は、「パスト・マスターズ」でカバーされました。個人的には、アーティスト主義になって、重複がなくなり、分かりやすくなって良いと思います。
ビートルズは日本では完全に整理されましたが、コアなファンではない人間にとって、ローリング・ストーンズの初期は非常に解りにくい。ビートルズのように英国盤がスタンダードになっていない感じがします。
それはそれで、ビートルズの日本オリジナル盤5枚がCD セットで利用できますね。僕はなかなか買えませんが。
>オカピー教授も双葉師匠も、その部分も好むんですね。
師匠の映画の観方を研究しましたし、あの二場面は習うまでもなく、見事ですから。
>アメリカ盤「リボルバー」は酷いです。
ジョン・レノンの曲が3曲も省かれては、彼のファンは怒りますね。
>アルバム(LP)名をはっきり記憶していないことを露呈する場
ジョンは歌詞を忘れる事が多かったです。アルバム名を忘れるのも同じ理由かと思ったら、アメリカ盤を含む編集アルバムの数々が原因でした。
>ジョン・レノンの曲が3曲も省かれては
そのおかげでアルバムはマッカートニー色が濃くなったと言う評論家の解説も虚しかったです。
>「パスト・マスターズ」でカバーされました。
「レアリティーズ」(まさに珍品集)のおかげで助かりました。でもシングル盤(A面の大ヒット曲)を持ってない濃いファンもいましたから、「パスト・マスターズ」の功績は大きいです。
>マーニー
今日僕も録画しました。
>アメリカ盤を含む編集アルバムの数々が原因でした。
それしかないでしょうね。
歌詞の間違いと言えば、公式録音でもそれと思われるもの(合唱のあたりとかで)がありますが、蟷螂の斧さんはいかが思われます?
>そのおかげでアルバムはマッカートニー色が濃くなったと言う
>評論家の解説も虚しかったです。
アメリカ版に限ってと条件をつければまだ良いですが、それでもやはりビートルズなりジョージ・マーティンの企図とは違うわけですから。当時はロック・アルバムがまともに評価できなった時代ということも言えそうですね。
それが出来るようになったのは「サージェント・ペパーズ」からということでしょう。あれは完全なコンセプト・アルバムで、容易に編集を許さないものがありますからね。
>>マーニー
>今日僕も録画しました。
今回僕は書く予定がありませんので、もしご覧になったら「知りすぎていた男」同様、古い記事にコメントでもお願いいたします。
https://okapi.at.webry.info/200601/article_60.html
公式録音で歌詞の間違いで有名なものは「Please please me」の3番です。ジョンが2番の歌詞「Why do I」を歌ってしまう。あのテイクをボツにしなかったのは一発録り(ライヴ)の臨場感を出したいと言うジョージ・マーティンの考えでしょうか?
>完全なコンセプト・アルバムで、容易に編集を許さないものがありますからね。
「サージェント・ペパーズ」の功績は本当に大きいです!「マジカル・ミステリー・ツアー」の場合は当初イギリスのオリジナルでは2枚組EP、それをアメリカが11曲入りのLP盤としてリリース。
>古い記事にコメント
じっくり見てからお邪魔したいです。最近必殺シリーズや座頭市にも凝っているのですが、子供たちがテスト週間なのでテレビから離れている(大雨のニュース以外は)状態です。
>公式録音で歌詞の間違いで有名なものは「Please please me」の3番です。
間違っているのは解っていましたが、どう間違ったかは追求していなかったので、情報を戴き助かりました。
>一発録り(ライヴ)の臨場感を出したいと言う
>ジョージ・マーティンの考えでしょうか?
そう思います。良いですね、公式スタジオ録音において間違いを残してしまうのは。
>マジカル・ミステリー・ツアー」の場合は当初イギリスのオリジナルでは
>2枚組EP、それをアメリカが11曲入りのLP盤としてリリース。
これはサントラ故の例外で、この作品集に関しては、現在アメリカ版がスタンダードと見なされているようですね。それが正しい選択と思います。
僕は曲の良さから言えば、「サージェント・ペパーズ」より「マジカル・ミステリー・ツアー」が好きなんです。
>子供たちがテスト週間なのでテレビから離れている
>(大雨のニュース以外は)状態です。
それはそれは。ゆっくりどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=v1HDt1tknTc
ポールが「♪I wanna~」と歌ってるのに、ジョンは「♪I want to~」。こう言うのを見つけるのも楽しいです。
>「サージェント・ペパーズ」より「マジカル・ミステリー・ツアー」が好き
そう言う人が結構います。ジョージの「Blue Jay Way」も渋いです。
https://www.youtube.com/watch?v=1s4iH7Vp3vQ
さて、新・座頭市(第2シリーズ)の「まわり燈籠」(森一生監督)を先ほど見ました。小柄だけど威勢がいい若者(石橋正次)と宿屋の娘(遠藤真理子)の恋愛。親分(内藤武敏)を裏切る舎弟(平泉征)。面白かったです。
>「抱きしめたい」。1分23秒のあたり。
>ポールが「♪I wanna~」と歌ってるのに、ジョンは「♪I want to~」。
>こう言うのを見つけるのも楽しいです。
3回目にはっきりと聞き取れました。コーラスでは間違いに気づきやすい代わりに、どう間違えているかはボーっと聞いていると、解らない。いや、実に面白い。
>石橋正次
「夜明けの停車場」が懐かしいですね。
僕は俳優としてより、この歌を歌う姿が印象に残っています。調べたら1972年。まだTVの歌謡番組も見ていたようです。
>平泉征
現在の平泉成ですね。
比較的最近(と言っても今世紀に入った頃ですが)顔と名前が一致するようになったのは、何かで売れたのでしょうか? ドラマは見ないので、クイズ番組か何かのバラエティーへの出場が多くなったということかな?
当方は、約二か月かけて、トゥイッケナム映画撮影所における“ゲットバック・セッション”のCD化を終えました。最終的にCD29枚になりましたよ。疲れたあ。6日目くらいから相当おかしな具合になって、つまらないのですが。
https://www.youtube.com/watch?v=nFEHqFUONHY
1分15秒のあたり「♪when I'm gonna change your mind」の部分をジョンが「♪when I'm gonna make you mine」と間違えているそうです(他サイト様より)。
>「夜明けの停車場」
これは見ていないんですよ・・・(汗)。僕らの子供の頃に石橋正次は「アイアンキング」の相棒役で人気がありました。
>何かで売れたのでしょうか?
1997年のドラマ「ビーチボーイズ」の管理職役でしょうか?
>最終的にCD29枚になりました
凄いですねー!
ここのところ「必殺仕業人」を毎日録画して見ています。左遷人事に遭った中村主水(僕と同じ・・・)。
>ビートルズのシングル盤B面の傑作「I'll get you」。
>1分15秒のあたり「♪when I'm gonna change your mind」の部分を
>ジョンが「♪when I'm gonna make you mine」と間違えているそうです
これはちと解りにくいですねえ。ヘッドフォンで聴けば、聞き分けられるかなあ? その直後も間違えているように聞こえます。
>1997年のドラマ「ビーチボーイズ」の管理職役でしょうか?
1978年以降のドラマは殆ど知らないわけですが、やはり知りません。その可能性が高いということですね。
>凄いですねー!
平均5時間のものが8日間。およそ35時間ですが、大変なのはまずトラックを一日辺り60~80トラックに分けること。続いてそのトラックに曲名を付ける。ここまで行けば、後は比較的楽です。しかし、余りに大きな容量だったので、最後のほうで上手く録音できない不具合が生じましたが、分割前の大きなファイルを削除したら、直りました。
ビートルズ以外にも色々やっていて、大変なことになりましたよ(笑)
>その直後も間違えているように聞こえます。
「♪So you might as well resign~」の部分ですよね。間違えているようです。いろいろ検索したけど、どのように間違えているか、わかりませんでした。
「スロウ・ダウン」。1分14秒のあたりも間違えてます。
https://www.youtube.com/watch?v=HbsyDHxca7Y
これも調査中です。
>分割前の大きなファイルを削除したら、直りました。
腕の見せ所ですね。
>全国感染者、600人超 ピーク時迫る
第二波が来ると思います。小池都知事、安倍首相、どうしますか?
>「スロウ・ダウン」。1分14秒のあたりも間違えてます。
この曲は実に格好良い。
当時ジョンがよくやっていたダブルのボーカルですね。自分で一度歌っているところを間違えますか(笑)
>第二波が来ると思います。小池都知事、安倍首相、どうしますか?
前と違って感染者が増えても入院患者が激増するとは限らない政策になっているので、まだ医療崩壊は起こらないでしょう(以前なら医療崩壊が起きていたレベル)が、高齢者も微増していますので、うかうかできませんね。
経済も生命なので、そう簡単に止めるわけにはいきませんが、ウィルスは正直で、人の移動が増えれば、加速度的に増えていく。
Go To キャンペーンも企画自体は反対ではありませんが、変更があり得るところで“全くない”ような言い方をし、突然変更するといった態度が気に入らない。もっと正直に“可能性あり”と言えば良かったと思います。現在の安倍政権はこの手の誤魔化しが多いですね。
仲本工事さん。長い間、お疲れ様でした。
https://www.youtube.com/watch?v=o4pL7U13s98
仲本さんが歌う「のっぽのサリー」は永遠に残りますよ。ご冥福をお祈りいたします。
>恐らく一本も見ていない監督ではないかなあ。
こちらのブログで「沢島忠」で検索した時にそう思いました。
>大河内伝次郎の黄門様
見た事がないです。ぜひ見たいです。
>【朝令暮改】政権
橋下氏も批判してます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce8859a813e165fcce2e6464fa79372da058bf0
>今なら500万円くらいですね。とでも手が出ません。
数字で表すと大変説得力があります。ありがとうございました。
>仲本工事さん。長い間、お疲れ様でした。
志村けんのコロナに続いて、交通事故という不慮の事故。
まだ色々と頑張っていたようですので、残念です。
ドリフターズのボーカル一番手は誰だったんでしょうね?
>>大河内伝次郎の黄門様
>見た事がないです。ぜひ見たいです。
NHK-BS2(当時)で3本観ました。
昔はすごかったんですよ、BS2は。当時は一日に3本放映(多い時代には、つまり、週に20本くらい)していました。それも貴重な作品ばかり。当時は、HDDもないですから、録画したのは一部でしたが、今ならほぼ全て録画ですね。
>ドリフターズのボーカル一番手は誰だったんでしょうね?
ドリフのCD(ベストもの)を聴いていると一番手は加トちゃんと言った感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=mxlUhDbuea0
>志村けんのコロナに続いて、交通事故という不慮の事故。
仲本工事さんの最初の奥様。夫婦で旅行中に流感で亡くなったんですよね?
>昔はすごかったんですよ、BS2は。
水戸黄門や忠臣蔵は昔から大人気ですね。
>習近平続投
何とまあ・・・・。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a14e3878c5fdfccbacaaa208fcc6b112c1cfdb3f
>ドリフのCD(ベストもの)を聴いていると一番手は加トちゃんと言った感じです。
やはりそうですかね。
少なくとも5,6曲は知っていると思いますが、概ねその印象。
>仲本工事さんの最初の奥様。夫婦で旅行中に流感で亡くなったんですよね?
ちと解りません。
ウィキペディアには、心不全とありました。
>水戸黄門や忠臣蔵は昔から大人気ですね。
忠臣蔵には複雑な思いを抱きますよ。
日本人の血のせいか、浄瑠璃の台本を読んでじーんとさせられましたが、その一方で、理不尽な悲劇も起こす怒りも覚えることも多い。
>習近平続投
予想どおりでしたね。
しかし、毛沢東と並ぶ位置にまで高めるか、という一部予想は実現しませんでした。さすがにそれには反発があったようです。
どうなりますか?中国も世界も?心配です。
>少なくとも5,6曲は知っていると思いますが、概ねその印象。
「デイビー・クロケットのうた」は長さんがヴォーカルです。この歌、大好きです!
>理不尽な悲劇も起こす怒りも覚えることも多い。
やはり理不尽ですか?
>山際経済再生担当大臣
昨日理容店に行ったら、マスターが「山際さんも瀬戸際だね~!」と言ってました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca65ee0b9c5187dc9cd68a695a702f030b2a18b
>どうなりますか?中国も世界も?心配です。
中国やロシアは、アメリカこそ覇権主義と言いますが、今は違います。もうそんな体力はありません。
ウクライナ侵略は戦後体制を考えると余りにデタラメですので、世界の警察を止めたアメリカも口を挟まないわけには行かず、対立が激しくなれば本当に大きな問題に発展しかねないので、困りますよね。台湾問題も同様。
台湾有事があれば、沖縄の米軍基地が攻撃される可能性が極めて高くなるわけで、他人事ではなくなりますね。
>やはり理不尽ですか?
一番良くないのは、個人の罪が一族郎党にまで及ぶことですね。
僕が仮に犯罪を起こすと、従兄弟ぐらいまで処分される。現在では絶対にありえない。
日本の封建主義を支えた儒教は、家=父親が全て。新井白石の自伝で語られた次のような事件があります。
ある婦人が自分の夫を探してくれと当局に頼む。その前に父親といざこざがあったらしい。で、当局の取った処置は、婦人の死刑です。父親を悪く言うのは何事だというわけです。儒教に傾倒しつつも人権意識も高かかったので、当局に対し判断を覆らせたのです。白石が権力を持っていなければ、この婦人は死刑になったでしょう。恐らく父親が夫を殺した可能性が高いのにです。
>昨日理容店に行ったら、マスターが「山際さんも瀬戸際だね~!」と言ってました。
首相も政権運営が下手っぴすぎます。