BORO「大阪で生まれた女」・・・僕拝借しちゃいました音楽シリーズその3
何と7年ぶりのシリーズ復活です。映画界も古いシリーズを復活させてお茶を濁していますから、それを真似した、というわけでもないのですが、ブログ・フレンドとコメントを交換するうちにそんな気分が盛り上がってきまして、不定期にアップしていこうかな、などと思っております。
さて、今回はBOROの「大阪で生まれた女」です。萩原健一も歌っていますが、編曲も含めてかの曲によく似ているなあと思われるのはコンポーザーBOROが歌ったバージョンですね。
かの曲? 洋楽好きの方ならこの類似関係をよく含めてご存知のはずのプロコル・ハルム「青い影」A Whiter Shade of Pale、これなり。イントロのオルガン、特徴的なドラムスのリフレイン、コード進行そっくりです。
同じく「青い影」に影響を受けた曲としては荒井由実(松任谷由実)の「ひこうき雲」その他があり、この曲は実に多く後世に影響を及ぼしている名曲ということになります。逆に「青い影」がバッハのカンタータや「G線上のアリア」から拝借しているという説もありますが、クラシックまで広げると話が複雑になるので、ここでは言及しません。
しかし、これで終わっては僕の名がすたる。というわけで、「大阪で生まれた女」に影響を与えたのではないかと思われる曲をもう一つ。パーシー・スレッジ「男が女を愛する時」When a Man Loves a Woman。最近キリン・ビバレッジがCMで使い始めた、あれです。この曲もイントロにキーボードを使っていて、ムード的に「大阪で生まれた女」と共通するところ多し、という感触を覚えます。
但し、BOROが意識したかどうかとなると判然としません。というのも、「青い影」自体が「男が女を愛する時」に相当影響を受けている(1967年5月に発表された「青い影」の1年位前の発表)と思われるからです。40年位前に僕が初めてそう思った何か月か後に、この曲をかけたピーター・バラカン氏が「『青い影』はこの曲に相当似ていると今更ながら思う」と追認するかのようにコメントをしたのを憶えています。
コード進行は3曲とも同じような感じ、ドラムスも凝ると「青い影」のようになるなと思わせます。BOROにとっては間接的影響となるのかもしれません。
流れとしては、以下の如くなります。
「男が女を愛する時」→「青い影」→「大阪で生まれた女」
→「ひこうき雲」等
ということで、YouTubeから曲を紹介しようと思いますが、「大阪で生まれた女」は編曲の違うライブ・バージョンしかなく大して意味がないので省略します。最初に「青い影」、次に「男が女を愛する時」を張っておきます。お楽しみください。
さて、今回はBOROの「大阪で生まれた女」です。萩原健一も歌っていますが、編曲も含めてかの曲によく似ているなあと思われるのはコンポーザーBOROが歌ったバージョンですね。
かの曲? 洋楽好きの方ならこの類似関係をよく含めてご存知のはずのプロコル・ハルム「青い影」A Whiter Shade of Pale、これなり。イントロのオルガン、特徴的なドラムスのリフレイン、コード進行そっくりです。
同じく「青い影」に影響を受けた曲としては荒井由実(松任谷由実)の「ひこうき雲」その他があり、この曲は実に多く後世に影響を及ぼしている名曲ということになります。逆に「青い影」がバッハのカンタータや「G線上のアリア」から拝借しているという説もありますが、クラシックまで広げると話が複雑になるので、ここでは言及しません。
しかし、これで終わっては僕の名がすたる。というわけで、「大阪で生まれた女」に影響を与えたのではないかと思われる曲をもう一つ。パーシー・スレッジ「男が女を愛する時」When a Man Loves a Woman。最近キリン・ビバレッジがCMで使い始めた、あれです。この曲もイントロにキーボードを使っていて、ムード的に「大阪で生まれた女」と共通するところ多し、という感触を覚えます。
但し、BOROが意識したかどうかとなると判然としません。というのも、「青い影」自体が「男が女を愛する時」に相当影響を受けている(1967年5月に発表された「青い影」の1年位前の発表)と思われるからです。40年位前に僕が初めてそう思った何か月か後に、この曲をかけたピーター・バラカン氏が「『青い影』はこの曲に相当似ていると今更ながら思う」と追認するかのようにコメントをしたのを憶えています。
コード進行は3曲とも同じような感じ、ドラムスも凝ると「青い影」のようになるなと思わせます。BOROにとっては間接的影響となるのかもしれません。
流れとしては、以下の如くなります。
「男が女を愛する時」→「青い影」→「大阪で生まれた女」
→「ひこうき雲」等
ということで、YouTubeから曲を紹介しようと思いますが、「大阪で生まれた女」は編曲の違うライブ・バージョンしかなく大して意味がないので省略します。最初に「青い影」、次に「男が女を愛する時」を張っておきます。お楽しみください。
この記事へのコメント
80年代までは、日本の音楽も聞いていたはずですが、この曲は演歌?みたいな認識があったせいか聞き流してしまったようです。
>ピーター・バラカン
僕は彼の音楽評論に一目置いてまして、毎週土曜日のNHK-FMの彼の放送を聞くのが楽しみですね。
荒井由実ファンだった僕は、彼女のアルバムを買ったときに、彼女自身の手によるライナーノーツで「ひこうき雲」が「青い影」にインスパイアされたことを知りました。
フォーク・クルセダーズの「何のために」北山修 作詞 はしだのりひこ作曲 は、アレンジがビートルズの「エリナー・リグビー」そっくりです。弦楽器によるストリングスからすべて・・。
ですが、曲そのものは全然違うので、若い人がネットであげつらうようなパクリとは一線を画したものだと思いますね・・。
編曲したトノバン加藤和彦による、れっきとしたビートルズのパロディでしょう・・。
大瀧詠一もナイアガラなどで、洋楽を自家薬籠中の物にしていますし、彼らに限らず、筒美京平ら昭和の作曲家たちも広義の意味で確信犯的にパクッていると思いますが、元ネタよりも出来が良ければ許されるのだ、という覚悟を感じさせます・・。
最近のJPOPは元ネタを知らずにどこかで聞いたメロディを自分で「曲が下りてきた」と勘違いしているから出来上がりも微妙。
前女に通う現役JK(笑)である、僕の姪お勧めのGReeeeNというグループの曲などは、デジャブ感が多すぎて、ぼくなどは評価に困りますね(笑)
浅野さんに刺激を受けて書いた記事ですので、コメント戴けて満足です^^
僕もリアル・タイムで聞いた大学時代ではなく、社会人になってCDで聴いてからですね。
まず、序盤のオルガンが似ていて、ドラムスが似ていて、全体の雰囲気も似ている。ということで、僕の頭にこびりつきました。それでは、「男が女を愛する時」にも似ているはずと聴いてみますと、やはり影響がありそうでした。
>何のために
これは知りませんでした。後で探して聴いてみます。
>大滝詠一
このシリーズの第一回は、彼の「さらばシベリア鉄道」でした。これがジョニー・レイトンの「霧の中のジョニー」に似ているということを知っている人は少なかったので、好評でしたね。今では僕の影響でか、これをあわせて紹介するYouTubeの記事まで出ていますよ。もう一曲ありますが、それは後日紹介したいと思いますので、伏せておきます。多分、気づかれていると思いますが・・・
>筒美京平
確信犯ですね。
僕の定義で言えば、彼は歌謡曲の作曲家なのでパクリです(笑)。少しも問題ではありませんが。
桑田佳祐、奥田民生辺りも盛大にやっています。彼らは好きな曲やアーティストに対するオマージュ(表敬)ですね。勿論、こちらも構いません。
>「曲が下りてきた」と勘違い
そうだ、そうだ(笑)
>GReeeeN
名前だけはよく知っていますが、真面目に聞いたことはありません。少し研究しましょう^^
次回も、よろしくお付き合いください<(_ _)>