映画評「サイレンサー/殺人部隊」
☆☆☆(6点/10点満点中)
1966年アメリカ映画 監督ヘンリー・レヴィン
ネタバレあり
シリーズ第2弾は、喜劇度がほんの少し下がり、歌による心情吐露も僅かに減った。全体として似たり寄ったりの内容、出来栄えと言うべし・・・だが、すっきりした印象があって見やすいかもしれない。残りの二作はアマゾンプライム無償枠では観られず、残念。
今回、陰謀組織 “ビッグO(オー)” の親分カール・マルデンは光線を使ってアメリカの首都ワシントンを攻撃しようと企む。その準備の為に世界のエージェントを次々と殺すものの、そのうちの一人マット・ヘルム(ディーン・マーティン)だけは爆弾にやられたはずなのに何故か助かる。
助かった仕組みが一切明らかにされないのが不満だが、とにかく、光線の開発者リチャード・イーサムを救う使命を受けて、一味が拠点を築くリヴィエラに赴く。
そこには彼の娘アン=マーグレットがいて知己となり、その様子を女性の相棒カミラ・スパーヴと眺めていたマルデン氏が色々とちょっかいを出す。
見せ場としては水陸両用のホバークラフトが町を横断する場面があり、前作同様ちょっとしたカーアクション(今回はフォードのサンダーバード)が程よく活躍する。後年の作品に比べればぐっと控え目なアクションだが、こういうほうが車がじっくり見られるので個人的には好きである。
「007」シリーズを意識した特殊装置では、10秒後に弾丸が発射される時間差カービン銃(?)が大活躍する。アン=マーグレットが知らずに有効に使ってしまうなど楽しいわけで、このシリーズでは「007」と違って色々な装置を駆使するというより一つの装置を大いに活用するのが特色となっていると言えそうだ(少なくとも第2作までは)。
今回も動きが鈍重なマーティンよりアン=マーグレットがお楽しみという感じで当時流行っていたディスコでの踊りがなかなか凄まじい。この時代のディスコの場面は幾つも見ているが、これほど体を動かすのは見たことがない。
今回もまたシナトラを使った楽屋落ちがある。さすがに苦笑。
僕らの世代ですと、ビッグOよりTVアニメ「ビッグX」のほうが懐かしい。歌もよく憶えている。
1966年アメリカ映画 監督ヘンリー・レヴィン
ネタバレあり
シリーズ第2弾は、喜劇度がほんの少し下がり、歌による心情吐露も僅かに減った。全体として似たり寄ったりの内容、出来栄えと言うべし・・・だが、すっきりした印象があって見やすいかもしれない。残りの二作はアマゾンプライム無償枠では観られず、残念。
今回、陰謀組織 “ビッグO(オー)” の親分カール・マルデンは光線を使ってアメリカの首都ワシントンを攻撃しようと企む。その準備の為に世界のエージェントを次々と殺すものの、そのうちの一人マット・ヘルム(ディーン・マーティン)だけは爆弾にやられたはずなのに何故か助かる。
助かった仕組みが一切明らかにされないのが不満だが、とにかく、光線の開発者リチャード・イーサムを救う使命を受けて、一味が拠点を築くリヴィエラに赴く。
そこには彼の娘アン=マーグレットがいて知己となり、その様子を女性の相棒カミラ・スパーヴと眺めていたマルデン氏が色々とちょっかいを出す。
見せ場としては水陸両用のホバークラフトが町を横断する場面があり、前作同様ちょっとしたカーアクション(今回はフォードのサンダーバード)が程よく活躍する。後年の作品に比べればぐっと控え目なアクションだが、こういうほうが車がじっくり見られるので個人的には好きである。
「007」シリーズを意識した特殊装置では、10秒後に弾丸が発射される時間差カービン銃(?)が大活躍する。アン=マーグレットが知らずに有効に使ってしまうなど楽しいわけで、このシリーズでは「007」と違って色々な装置を駆使するというより一つの装置を大いに活用するのが特色となっていると言えそうだ(少なくとも第2作までは)。
今回も動きが鈍重なマーティンよりアン=マーグレットがお楽しみという感じで当時流行っていたディスコでの踊りがなかなか凄まじい。この時代のディスコの場面は幾つも見ているが、これほど体を動かすのは見たことがない。
今回もまたシナトラを使った楽屋落ちがある。さすがに苦笑。
僕らの世代ですと、ビッグOよりTVアニメ「ビッグX」のほうが懐かしい。歌もよく憶えている。
この記事へのコメント
ゴーゴー踊りの激しさは私も思いました。
私が見たときは「待伏部隊」も無料でした。シャロン・テートさんの「破壊部隊」は有料でしたが、ここまで来たら、とお金を出して見ました。
>私が見たときは「待伏部隊」も無料でした。
>シャロン・テートさんの「破壊部隊」は有料でしたが、ここまで来たら、とお金を出して見ました。
現在「待伏部隊」は影も形もありません。「破壊部隊」は有料で見られます。今は見なくても良いかな。