映画評「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
☆☆★(5点/10点満点中)
2023年アメリカ=日本合作映画 監督アーロン・ホーバス、マイケル・イェレニック
ネタバレあり
遅くなったが2024年第一回鑑賞作品。言わずと知れた、日本製の有名アクション・ゲームの映画化である。
1993年に作られた実写版「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」を観たが、誠に詰まらなかった。この手を実写映画化するのは相当無理があるということを証明した。
今回は3DCG映画なので、本(脚本)がしっかりさえしていれば、見るに堪える映画にはなる。
ブルックリンの水道管絡みの事故が起き、新米配管業者マリオとルイージの兄弟が駆けつけるが、土管によって異次元に入り込み、弟ルイージがカメ王国の王様クッパの下に捕えられる。
兄のマリオは迷い込んだキノコ王国のピーチ姫を頼って、ゴリラ王国の軍隊を何とか味方につけるが、最終的に逆襲を喰らい、現実のブルックリンを舞台に大闘争を繰り広げることになる。
ゲーム的に観れば良いタイミングで見せ場が現れ、この手のゲームには欠かせないアイテムを得る小ハイライト群を楽しめば良いのだろうが、映画論的に観がちな僕には、血と肉を感じられず、ワクワクできない。お話の展開に真に人の生活感情が沈潜していないということである。
かつての格闘ゲームの映画化のように登場人物に感情らしい感情がないというわけではないが、無理にファンタジー的場面とそうした感情とをリンクしているように見せかけているだけで、血沸き肉躍るということにならないのである。宮崎駿や新海誠のファンタジーにおいて常に現実とファンタジー場面とが相互に関連し合っているのとは大違い。
大みそかに観た【紅白歌合戦】で大ヒットしたというのを聞き、観る作品を探していた僕は、プライム・ビデオに当たって追加料金なしに観られるのを知って急遽観たわけだが、意気消沈しないという程度の印象に終わった。
後で調べたら、WOWOWでも観られました orz
2023年アメリカ=日本合作映画 監督アーロン・ホーバス、マイケル・イェレニック
ネタバレあり
遅くなったが2024年第一回鑑賞作品。言わずと知れた、日本製の有名アクション・ゲームの映画化である。
1993年に作られた実写版「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」を観たが、誠に詰まらなかった。この手を実写映画化するのは相当無理があるということを証明した。
今回は3DCG映画なので、本(脚本)がしっかりさえしていれば、見るに堪える映画にはなる。
ブルックリンの水道管絡みの事故が起き、新米配管業者マリオとルイージの兄弟が駆けつけるが、土管によって異次元に入り込み、弟ルイージがカメ王国の王様クッパの下に捕えられる。
兄のマリオは迷い込んだキノコ王国のピーチ姫を頼って、ゴリラ王国の軍隊を何とか味方につけるが、最終的に逆襲を喰らい、現実のブルックリンを舞台に大闘争を繰り広げることになる。
ゲーム的に観れば良いタイミングで見せ場が現れ、この手のゲームには欠かせないアイテムを得る小ハイライト群を楽しめば良いのだろうが、映画論的に観がちな僕には、血と肉を感じられず、ワクワクできない。お話の展開に真に人の生活感情が沈潜していないということである。
かつての格闘ゲームの映画化のように登場人物に感情らしい感情がないというわけではないが、無理にファンタジー的場面とそうした感情とをリンクしているように見せかけているだけで、血沸き肉躍るということにならないのである。宮崎駿や新海誠のファンタジーにおいて常に現実とファンタジー場面とが相互に関連し合っているのとは大違い。
大みそかに観た【紅白歌合戦】で大ヒットしたというのを聞き、観る作品を探していた僕は、プライム・ビデオに当たって追加料金なしに観られるのを知って急遽観たわけだが、意気消沈しないという程度の印象に終わった。
後で調べたら、WOWOWでも観られました orz
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