画像問題:Who is she/he? No. 27

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今月は、映画ファンに大人気のこの男優。当ブログを訪れる映画ファンにもお好きな方がきっと多いでしょう。ですから既に出題しているはずと思ってリストに当たったところ、見当たらなかったので今回の出題と相成りました。

耽美的な作品が多い一方、軍人役もやったりします。
 それを合わせたような作品が50年前に評判になりましたね。淀川長治先生はお好きだろうとシネフィルが推測しましたが、見事外れて、その年のベスト10には選出しませんでした。後年【東京映画友の会】でお会いしましたが、ついぞ理由を訊くことはできず、未だに謎です。
 大分お老けになったなあと見える画像はアラン・レネ監督の1970年代の作品からです。僕には、映画館で観て実に面白いと思った記憶があります。

多分昭和20年代~30年代生まれの方は、新しい映画にめぼしいものが乏しいので、この人が出演したような作品が観たいと思っているはずですが、WOWOWもNHKもかつてとは打って変わって大衆向けに傾き、この手には目もくれません。

今月もイージーですよね?


この記事へのコメント

2024年03月05日 15:41
まず思い出すのはヴィスコンティの
「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」
そして、彼のお弟子さんが撮った
「愛の嵐」
ですね。
ジェーンバーキンと共演した
「ダディ・ノスタルジー」
もよかったです。

「唇からナイフ」
は、昔風にいうとキャンプなコメディになるんでしょうか、
そこではセルフパロディのように見える悪役を演じていました。
一方で、このスターは本も書く人で、早くからゲイであることを公表してましたね。

テレビで見た「愛と歌の日々」は、ジュディ・ガーランドの遺作になるんですか、ジュディの相手役で出ていましたが、テレビで見たときはジュディよりかなり若いんだなと思ってたのです。でも、調べてみると二人の年齢はほぼ同じ。ガーランドが老けて見えたということですね、アルコールや薬物のせいでしょう。

ダー〇・ボガー〇
vivajiji
2024年03月05日 16:20
「地獄に〜」
「ベニスに〜」
「愛の嵐」など
代表作を堪能させていただいた後に
J・ロージー監督作「召使」を
レンタルVHS(だったと思う)で
初めて観たとき、この男優の妖しい凄みの
ある佇まいに改めて惹かれたものです。

今頃の作品が束になっても到底敵うはずのない、
彼などが大いに用いられていた当時の映画たちが
本当に恋しいです。

 ○ーク・ボ○ードさん。
十瑠
2024年03月05日 18:23
映画ファンを公言していながら「地獄に堕ちた・・」も「愛の嵐」も「召使」も見ていない男が一人。
天邪鬼な僕は「できごと」とか「ダーリング」とかは観ています。
特異なシチュエーションに、より個性を発揮されるようですが、普通の男性役も良いですよね。

>軍人役もやったりします

わずかな記憶もないですが「遠すぎた橋」にも出てたんですねぇ。
モカ
2024年03月05日 19:10
こんにちは。

この方は中年になってからのほうが美貌に凄みが出てきましたね。
若い頃のお顔は若干モンチッチが入っているようにおもいますが… 多分眉毛が繋がり気味なのと角度によって鼻の穴がちょっと上向き気味に見えるからでしょうかね。
「ダーリング」に頃はまだジュリー・クリスティーに押され気味?

「召使」「銃殺」 このへんがいいのですが、「銃殺」の方ははDVDまで買ってしまいましたがトム・コートネイが可哀想すぎて辛くて最後まで観られません。

ダークアイが魅力のボガード様 🖤

オカピー
2024年03月05日 20:14
nesskoさん、こんにちは。

>「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」
>「愛の嵐」

彼の出演作において耽美的・退廃的作品の代表格ですね。
これは観ておくべき作品群。
「地獄」は最近なかなか出て来ない。

>「ダディ・ノスタルジー」

題名しか思い出せません。

>「唇からナイフ」
>そこではセルフパロディのように見える悪役を演じていました。

一連のジョゼフ・ロージー監督の唯一のコメディ作。ロージーとしてもセルフ・パロディを意識したのでしょう。
ロージー=ボガード作品は全部再鑑賞したい。

>早くからゲイであることを公表してましたね。

エイズが流行してから、アンソニー・パーキンズやロック・ハドスンがカミングアウトしましたけど、犯罪者扱いされるあの時代では珍しいです。

>「愛と歌の日々」
>ガーランドが老けて見えたということですね、アルコールや薬物のせいでしょう。

スター残酷物語の代表格ですよ、彼女は。
オカピー
2024年03月05日 20:19
vivajijiさん、こんにちは。

>J・ロージー監督作「召使」
>この男優の妖しい凄みのある佇まいに改めて惹かれたものです。

彼はその形容こそふさわしい!
ロージーとのコンビは、ヴィスコンティ以上と言っても過言ではないです。

>今頃の作品が束になっても到底敵うはずのない、
>彼などが大いに用いられていた当時の映画たちが
>本当に恋しいです。

正に!
NHKの映画好きは皆、退社したんだろうか?
オカピー
2024年03月05日 20:29
十瑠さん、こんにちは。

>映画ファンを公言していながら「地獄に堕ちた・・」も「愛の嵐」も「召使」も見ていない男が一人。

十瑠さんは僕と違って一本一本をきちんと見る方だから、観てすぐ忘れる僕より良いのかも。

>天邪鬼な僕は「できごと」とか「ダーリング」とかは観ています。

「リトル・ダーリング」はS-VHSで録って置いたような気がしますが、動くうちに再鑑賞しないとダメかな。

>特異なシチュエーションに、より個性を発揮されるよう

その言い方は素敵。いつか使わせて貰います^^

>軍人役もやったりします
>わずかな記憶もないですが「遠すぎた橋」にも出てたんですねぇ。

比較的最近観直したばかりですので、多少記憶はあります。これはストレートな軍人役でしたね。
ストレートではない軍人役では、かの「地獄に堕ちた勇者ども」「愛の嵐」があります。
その他、「将軍月光に消ゆ」「戦艦ディファント号の反乱」「銃殺」(これもロージー!)など。
オカピー
2024年03月05日 20:39
モカさん、こんにちは。

>この方は中年になってからのほうが美貌に凄みが出てきましたね。

正攻法のハンサムではないからでしょうね。

>「ダーリング」に頃はまだジュリー・クリスティーに押され気味?

彼女はご贔屓でしたので、そちらばかり見ていたかな(笑)

>「召使」「銃殺」 このへんがいいのですが、「銃殺」の方ははDVDまで買ってしまいましたがトム・コートネイが可哀想すぎて辛くて最後まで観られません。

どちらもジョゼフ・ロージー。
どちらにも参った気がしますが、殆ど忘れているので、また観たい。もう少し年を取ってお金に余裕があるようなら、DVDかブルーレイ(あれば)を買いましょう。この手は配信も(昔はよくやってくれた)TVも全く期待できない。